「公務員の面接試験ではどんなことを聞かれるの?」
「想定外の質問が来たらどうしよう……」
「面接でよく聞かれる質問や回答例を事前に知っておきたい!」
公務員試験の面接を控えている方の中には、このような不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
実は、公務員面接で聞かれる質問には、ある程度共通した傾向があります。
志望動機、自己PR、長所・短所、学生時代や仕事で頑張ったこと、自治体の政策などは、特に優先して準備しておきたいテーマです。
私は県職員として約9年間、学校事務職員として約1年間勤務していた元公務員です。県職員採用試験では面接試験1位で最終合格し、その後も公務員試験を受験して学校事務職員に合格しました。
この記事では、私自身の受験経験や公務員試験を受験した知人の経験、面接対策の参考書などをもとに、公務員面接で想定される質問150選を紹介します。
さらに、よく聞かれる質問への回答のポイントや、想定問答集の効果的な作り方についても解説します。
これから面接対策を始める方も、面接直前の最終確認をしたい方も、ぜひ参考にしてください。
- 私自身が面接で聞かれた質問(県庁、国家公務員、学校事務)
- 公務員試験を受験した大学の同級生・県庁同期が受けた質問
- 公務員面接対策参考書
- 過去に作成した私の想定問答集

- 1 公務員面接でよく聞かれる質問10選!回答例と答え方のポイント
- 2 公務員面接は質問の傾向を知れば対策しやすい!元県職員が解説
- 3 公務員面接試験の想定質問リスト150選!(共通・学生・社会人別)
- 4 公務員面接の想定問答集の作り方|150問すべて準備する必要はない
- 5 面接合格ポイント:面接カード、想定問答集、面接のコツ、場数
- 6 【必読】公務員面接対策におすすめの本3選|元県職員が厳選
公務員面接でよく聞かれる質問10選!回答例と答え方のポイント

公務員面接では、実にさまざまな質問が飛んできます。
しかし、すべての質問を同じように対策する必要はありません。
私はこれまで、県職員、国家公務員、学校事務職員などの採用試験を受験してきました。県職員採用試験では面接試験1位で最終合格しています。
こうした受験経験から、特に大切だと考えていることがあります。
それは、面接官が知りたいのは「きれいにまとめられた回答」ではなく、「その人が公務員として働く姿を具体的にイメージできるかどうか」だということです。
例えば、「地域に貢献したいです」と答える受験生は珍しくありません。
しかし、それだけでは、なぜ公務員になりたいのか、どのような仕事に取り組みたいのかが伝わりません。
一方、華々しい実績がなくても、自分なりに考えて行動した経験を具体的に説明できれば、十分に説得力のある回答になります。
まずは、公務員面接で特に準備しておきたい10個の質問を紹介します。
※以下の回答例は、答え方を理解するために作成した架空の受験生の例です。丸暗記するのではなく、自分自身の経験や志望先に合わせてアレンジしてください。
① 志望動機を教えてください
公務員面接において、志望動機は最も重要な質問の一つです。
ただし、「地域のために働きたい」「人の役に立ちたい」という回答だけでは、ほかの受験生との差別化は難しいでしょう。
私がおすすめするのは、自分が問題意識を持った経験から、志望先の具体的な仕事につなげることです。
例えば、県職員を志望する場合には、次のような回答が考えられます。
【回答例】
「私は、地域によって生じる暮らしやすさの違いを少しでも減らしたいと考え、県職員を志望しました。大学時代、地域の防災について調査した際、同じ県内でも、避難場所へのアクセスや防災情報の入手しやすさに違いがあることに気づきました。こうした課題は、一つの市町村だけでは解決が難しい場合もあると感じています。そこで、複数の市町村や関係機関と連携できる県の立場から、地域ごとの実情に応じた防災対策に携わりたいと考えています。」
【伯爵のアドバイス】
この回答のポイントは、単に「防災に関わりたい」と言っているのではなく、「なぜ県職員なのか」まで説明していることです。
県・市町村・国では、それぞれ担う役割が異なります。
自分のやりたい仕事が、なぜその志望先でなければならないのか。
ここを考えておくと、志望動機に説得力が生まれます。
想定される深掘り質問
- 具体的にどのような防災対策に取り組みたいですか?
- その仕事は市町村でもできるのではありませんか?
- 防災以外の部署に配属されても問題ありませんか?
志望動機の回答を作成するときは、こうした追加質問もセットで考えておきましょう。
② なぜ民間企業ではなく、公務員なのですか?
この質問で注意したいのは、民間企業と公務員を無理に対立させないことです。
例えば、「民間企業は利益を追求しますが、公務員は住民のために働けるからです」という回答。
一見すると正しそうですが、少々単純すぎます。
民間企業にも地域課題の解決に取り組んでいる企業は数多くありますし、行政にも費用対効果や効率性が求められます。
大切なのは、公務員ならではの役割を理解していることです。
【回答例】
「民間企業にも地域の暮らしを支える重要な役割があると考えています。そのうえで、私は、採算性だけでは判断できない課題にも継続して取り組む仕事がしたいと考え、公務員を志望しました。例えば、利用者の少ない地域の公共交通や、人口の少ない集落の生活環境についても、行政には住民の生活を守る観点から対応を考える役割があります。限られた予算の中で優先順位を考える難しさもあると思いますが、さまざまな立場の人と協力しながら、地域全体の暮らしを支えていきたいと考えています。」
【伯爵のアドバイス】
私が特に評価したいのは、最後の「限られた予算の中で優先順位を考える」という部分です。
行政は、住民から要望されたことを何でも実現できるわけではありません。
予算、人員、法律、関係者との調整など、さまざまな制約があります。
そうした現実も理解したうえで公務員を志望していることが伝わると、回答に深みが出ます。
なお、「安定しているから」という気持ちがあること自体は自然です。しかし、面接では待遇面だけでなく、仕事内容に対する志望理由をしっかり説明できるようにしましょう。
③ なぜこの自治体を志望したのですか?
公務員面接で意外と苦労するのが、この質問です。
「地元だから」「住みやすいから」「自然が豊かだから」という回答は決して悪くありません。
ただし、それだけでは「住む場所として好きなのか、働く場所として志望しているのか」が分かりません。
重要なのは、自治体の魅力を語るだけで終わらせず、課題や行政の取り組みにも目を向けることです。
【回答例】
「私がこの自治体を志望したのは、地域の魅力を守りながら、人口減少に伴う課題にも取り組んでいきたいと考えたからです。私はこの地域で生活する中で、自然環境や地域のつながりに魅力を感じてきました。一方で、商店の閉店や地域行事の担い手不足など、以前とは違う地域の姿を目にする機会も増えました。こうした変化に対して、行政の立場から住民や事業者の皆さんと協力しながら、地域の暮らしを支える仕事に携わりたいと考えています。特に、貴自治体が取り組んでいる〇〇事業に関心があり、その推進に携わりたいと考えています。」
【伯爵のアドバイス】
ここで注意したいのは、自治体のホームページを調べただけの回答にならないことです。
自治体の施策を知っている受験生はたくさんいます。
しかし、「その施策に自分がなぜ関心を持ったのか」を説明できる受験生は、それほど多くないのではないでしょうか。
地域の魅力、身近な課題、自分自身の経験を結びつけて回答を考えることをおすすめします。
なお、回答例にある事業名は、実際に志望する自治体の施策に置き換えてください。実施内容や進捗について、必ず公式資料で確認しておきましょう。
④ 自己PRをしてください
自己PRでは、立派な実績を紹介しなければいけないと思っていませんか?
実は、必ずしもそうではありません。
全国大会への出場、学生団体の代表、売上実績などがなくても問題ありません。
公務員の仕事では、目立つ成果を上げることだけでなく、日々の業務を正確に進めたり、周囲と協力したりすることも重要です。
そのため、普段の行動から自分の強みを伝えることも有効です。
【回答例】
「私の強みは、相手の立場に合わせて説明の仕方を工夫できることです。大学時代、スーパーのアルバイトで新人指導を担当しました。最初は、自分が教わったとおりに説明していましたが、作業を覚えるのに時間がかかる人もいました。そこで、一度に説明する内容を減らし、実際に作業してもらいながら確認するようにしました。また、間違えやすい作業については、手順を簡単にまとめたメモを作成しました。この経験から、同じ内容でも相手によって伝わりやすい説明方法が違うことを学びました。公務員になってからも、住民の方や職場の同僚に対して、相手が理解しやすい説明を心がけたいと考えています。」
【伯爵のアドバイス】
この回答の強みは、単に「コミュニケーション能力があります」と言っていないことです。
何に困って、どう考え、どんな工夫をしたのかが分かります。
私自身、県職員として働いていた経験がありますが、公務員の仕事では説明や調整が必要になる場面が数多くあります。
上司への説明、関係機関との打ち合わせ、住民への制度説明などです。
ですから、「話すことが得意」というだけでなく、「相手に伝わるように工夫できる」という強みは、行政の仕事とも結びつけやすいでしょう。
⑤ あなたの長所と短所を教えてください
長所と短所を答える際に重要なのは、自分を必要以上によく見せようとしないことです。
特に短所については、「短所はありません」と回答したり、無理やり長所に言い換えたりするのはおすすめしません。
面接官が知りたいのは、受験生が自分の特徴を理解し、課題に対してどのように対応しているかという点だと考えられます。
【回答例】
「私の長所は、物事を丁寧に確認して進められることです。一方で、慎重になりすぎて、作業に時間をかけてしまうところが短所だと考えています。大学のゼミ活動でも、資料の細かな部分が気になり、ほかのメンバーより作業が遅くなってしまったことがありました。その経験から、現在は作業を始める前に優先順位を決め、特に重要な部分と、時間をかけすぎなくてもよい部分を区別するようにしています。公務員の仕事でも正確さは大切だと思いますが、それと同時に効率性も意識して取り組みたいと考えています。」
【伯爵のアドバイス】
公務員の仕事では、正確性が重要になります。
しかし、すべての業務に必要以上の時間をかけてしまえば、仕事が滞ってしまいます。
私は、短所を答えるときには、その短所が仕事にどのような影響を与えそうか、本人が理解していることが大切だと考えています。
単に「慎重すぎるので改善したいです」ではなく、具体的にどのような工夫をしているのかまで説明しましょう。
⑥ これまでに最も力を入れて取り組んだことは何ですか?
いわゆる「ガクチカ」や職務経験に関する質問です。
ここでは、経験の華やかさよりも、その経験に対して本人がどう関わったのかを説明することをおすすめします。
特に重要なのは、成果よりも「自分で考えて行動した部分」です。
【回答例】
「私が学生時代に力を入れたことは、大学のゼミで行った地域イベントの運営です。初めてイベントを開催した際、参加者から『会場が分かりにくかった』『案内が不足していた』という意見をいただきました。そこで、次回は案内表示を増やすだけでなく、初めて参加する人の目線で会場を歩き、迷いやすい場所を事前に確認しました。また、ほかのメンバーにも協力してもらい、受付での説明方法を統一しました。その結果、次のイベントでは会場案内についての苦情が減りました。この経験から、自分たちが分かっていることでも、初めて利用する人には分かりにくい場合があると学びました。」
【伯爵のアドバイス】
このエピソードには、特別な受賞歴も大きな実績もありません。
しかし、行政の仕事に通じる要素があります。
それは、サービスを提供する側の都合だけでなく、利用する人の立場から改善点を探していることです。
公務員の仕事でも、職員にとって当たり前の手続きが、住民にとっては複雑で分かりにくいことがあります。
そうした問題に気づき、改善しようとする姿勢を伝えられれば、十分に魅力的な自己PRになるでしょう。
⑦ 採用されたら、どのような仕事をしたいですか?
この質問では、志望先の仕事内容を理解しているかが問われます。
「地域活性化に取り組みたい」「福祉に携わりたい」といった回答だけで終わらないようにしましょう。
さらに、希望する仕事に配属されなかった場合についても考えておく必要があります。
公務員には人事異動があり、必ずしも希望する部署に配属されるとは限りません。
【回答例】
「私は、住民が行政サービスを利用しやすくする仕事に携わりたいと考えています。特に、各種申請手続きの分かりやすさを改善することに関心があります。例えば、行政の手続きには、初めて利用する人にとって必要書類や申請方法が分かりにくいものもあると思います。まずは現場で住民の方がどのような点に困っているのかを把握し、案内文の見直しや手続きの改善など、身近なところから取り組んでみたいです。もちろん、希望する部署以外に配属された場合も、担当する仕事の目的を理解し、住民にとってよりよいサービスを提供できるよう努力したいと考えています。」
【伯爵のアドバイス】
私がおすすめしたいのは、実現が難しそうな壮大な政策だけを語らないことです。
「人口を増やしたい」「地域経済を活性化したい」という目標は立派ですが、実際の行政の仕事は、資料作成、予算管理、関係者との調整、住民対応など、地道な業務の積み重ねでもあります。
例えば、申請書の説明を分かりやすくすることも、立派な行政サービスの改善です。
公務員として働く姿を具体的に想像できる回答を目指しましょう。
⑧ 上司と意見が食い違ったらどうしますか?
公務員は組織で仕事を進めるため、上司や同僚との連携が欠かせません。
この質問では、協調性や仕事に対する姿勢を確認しようとしていると考えられます。
ただし、「上司の意見には必ず従います」と回答すればよいわけではありません。
反対に、「自分が正しいと思えば意見を曲げません」という回答も、組織で働くうえでは不安を与える可能性があります。
【回答例】
「まずは、上司がなぜそのように判断したのか、理由を確認したいと思います。自分とは異なる立場から、業務全体を考えた判断をしている可能性があるからです。そのうえで、自分の意見にも根拠があると考えた場合には、感情的にならず、必要な資料や具体的な理由を示して相談したいと思います。最終的には、法令や組織の方針を踏まえ、適切な手続きを確認しながら仕事を進めたいと考えています。」
【伯爵のアドバイス】
この質問で私が重視したいのは、「自分が正しいか、相手が正しいか」という勝ち負けの発想になっていないことです。
行政の仕事には、唯一の正解がない場面もあります。
例えば、予算をどの事業に優先して配分するかについては、担当者によって意見が異なることもあるでしょう。
そのようなときに、相手の判断理由を理解し、自分の意見も根拠をもって説明できることが大切です。
なお、明らかな法令違反や不適切な指示が疑われる場合には、単に上司に従うのではなく、必要に応じて適切な相談・報告を行う姿勢も必要です。
⑨ 最近気になったニュースは何ですか?
時事問題は、公務員面接の定番質問の一つです。
ただし、ニュースの内容を詳しく暗記することが目的ではありません。
私がおすすめするのは、ニュースを読んで「自分ならどう考えるか」「行政にはどのような役割があるか」まで整理することです。
例えば、地域の公共交通に関するニュースを取り上げる場合には、次のような回答が考えられます。
【回答例】
「私が最近関心を持ったのは、人口減少地域における路線バスの維持に関するニュースです。利用者が減少する一方で、高齢者など車を運転できない方にとって、公共交通は日常生活に欠かせない存在だと感じました。ただ、利用者が少ない路線をすべて維持することも、財政面や運転手不足などの問題から難しいと思います。そのため、単純に路線を残すか廃止するかだけでなく、予約型交通や地域の実情に合った移動手段を検討することが大切ではないかと考えました。行政には、住民の生活と事業の持続可能性の両方を考えながら、関係者と調整していく役割があると思います。」
【伯爵のアドバイス】
ここで注目してほしいのは、一方的に「バスを廃止すべきではない」と主張していないことです。
住民の利便性を守ることも大切ですが、予算や人手にも限りがあります。
行政に関する問題では、複数の立場から考える姿勢が重要です。
そして、もう一つ大切なのが、自分の興味や経験と関係のあるニュースを選ぶことです。
私自身は大学で生態学を学び、県職員として林業行政に携わっていたので、森林管理、自然環境、防災などのテーマであれば、自分の知識や経験と関連づけて考えやすいと思います。
皆さんも、得意分野やこれまでの経験を活かせるニュースを選んでみてください。
※この回答は構成例です。実際の面接では、直近に報道された具体的なニュースを一つ選び、報道内容と自分の意見を区別して説明しましょう。
⑩ 最後に何か質問はありますか?
面接の終盤で聞かれることがある質問です。
いわゆる「逆質問」ですが、何を聞けばよいのか迷う受験生も多いでしょう。
私がおすすめするのは、待遇や福利厚生だけに注目するのではなく、入庁後の仕事をイメージした質問を準備しておくことです。
例えば、次のような質問が考えられます。
【逆質問の例】
「私は、住民の方の声を丁寧に聞きながら仕事を進められる職員になりたいと考えています。そこでお伺いしたいのですが、若手職員が住民対応や関係機関との調整を行う際に、特に意識しておくべきことがあれば教えていただきたいです。」
【伯爵のアドバイス】
この質問のポイントは、単に「何か聞かなければいけない」という発想ではなく、自分が目指す公務員像と結びつけていることです。
ただし、逆質問をしただけで評価が高くなるとは限りません。
また、面接官が採用後の配属先や具体的な業務について詳しく答えられない場合もあります。
そのため、誰にでも答えやすく、仕事への関心が伝わる質問を考えておくのがおすすめです。
自治体のホームページに明記されている内容を、そのまま質問することは避けたほうがよいでしょう。
なお、面接官から「最後に何か言いたいことはありますか?」と聞かれた場合は、逆質問ではなく、志望意欲や自分の強みを簡潔に伝える方法もあります。
元県職員が考える、面接で差がつく回答の共通点
ここまで10個の頻出質問と回答例を紹介しました。
いかがでしたでしょうか。
最後に、私が公務員面接の対策で特に意識してほしいことを3つ紹介します。
1.立派な言葉よりも、具体的な経験を伝える
「協調性があります」「責任感があります」「地域に貢献したいです」
どれも悪い言葉ではありません。
しかし、その言葉だけでは、受験生の人物像はなかなか伝わりません。
例えば、「責任感があります」と伝えるのであれば、責任をもって仕事を進めるために、どのような工夫をしてきたのかまで説明することが大切です。
2.公務員の仕事の現実を理解しておく
公務員を志望する受験生の中には、政策立案や地域活性化といった華やかな仕事をイメージしている方もいるでしょう。
もちろん、そうした仕事も行政の重要な役割です。
しかし、実際には書類の確認、予算の執行管理、関係者との調整、住民への説明など、地道な業務が数多くあります。
私は県職員として約9年間勤務しましたが、行政の仕事は、こうした一つひとつの業務によって成り立っていると感じています。
だからこそ、「何を実現したいか」だけでなく「どのような姿勢で日々の業務に取り組みたいか」まで考えておくことをおすすめします。
3.回答の完成度より、深掘りに対応できることを目指す
面接では、最初に準備した回答だけで終わるとは限りません。
例えば、「地域活性化に取り組みたい」と答えれば、
- なぜ地域活性化に興味を持ったのですか?
- その地域にはどのような課題があると思いますか?
- 具体的にどのような施策が必要ですか?
- その施策に反対する住民がいたらどうしますか?
といった質問が続く可能性があります。
私は、こうした深掘り質問に備えることが、面接対策では非常に重要だと考えています。
最初の回答を完璧に暗記するよりも、「なぜそう考えるのか」を自分の言葉で説明できる状態を目指しましょう。
ここまで紹介した10個の質問を準備できたら、次はさらに幅広い質問に目を通しておくのがおすすめです。
以下では、私自身が受験した公務員試験での質問や、大学の同級生・県庁同期の受験経験、面接対策の参考書、過去に作成した想定問答集などを参考に、公務員面接の想定質問150選を紹介します。
学生・社会人に分けた質問も掲載していますので、自分の受験区分に合わせて活用してください。
公務員面接は質問の傾向を知れば対策しやすい!元県職員が解説

公務員面接は、民間企業の採用面接と比べて必ずしも簡単とは限りません。
しかし、公務員面接には志望動機、自己PR、自治体の政策、希望する仕事内容など、事前に準備しやすい質問も多くあります。
私自身、複数の公務員試験を受験し、県職員採用試験では面接1位で最終合格しています。
その経験から、公務員面接は質問の傾向を理解し、適切な準備を重ねることが重要だと考えています。
その理由は以下の4つです。
- 公務員試験の面接官はプロではなく、「一職員が担当」することが多いです。職員は数年ごとに異動していて、畑違いの部署から来た職員が担当することだって十分あり得ます。
- 公務員の採用試験であるため、「公平性・透明性」が求められます。そのため「評定基準」「チェック項目」「マニュアル」がしっかりと定まっていて、面接官同士で評価が大きく異なることが起きないようになっています。
- 質問はほぼ「面接カード」から聞かれます。そのため、質問内容もある程度推測が可能です。
- 面接時間が15分~20分と短いし、面接回数も1回か2回、多くて3回です。(民間経験者枠では面接時間が長いこともあります)
それでは、ここから面接で想定される質問150個をご紹介します。
これらの質問を参考に「自分オリジナルの想定問答集」を作成すれば合格も近づいてきます。
公務員面接試験の想定質問リスト150選!(共通・学生・社会人別)

公務員面接試験の想定質問リストを150個用意しました。
共通・学生・社会人別にわけて紹介します。
共通質問

- 「今日はどのような交通手段で来られましたか?」
- 「今緊張していますか?」
- 「昨日はよく寝られましたか?」
- 「一次試験の出来はどうでしたか?」
- 「志望動機を教えて下さい」
- 「どうして民間ではなく、公務員なのですか?」
- 「どうして国ではなく、地方なのですか?」
- 「どうして市町村ではなく、県なのですか?」
- 「どうして他県ではなく、うちの県なのですか?」
- 「なぜ地元に戻って働こうと思ったのですか?」
- 「なぜ公務員が向いていると思われたのですか?」
- 「縁もゆかりもなさそうですが、なぜうちの自治体を受験しようと思われたのですか?」
- 「うちの公務員説明会には来ましたか?」
- 「うちの県の魅力を教えて下さい」
- 「うちの県の良いと思う施策にはどんなものがありますか?」
- 「今のうちの自治体の職員に足りていないものはありますか?」
- 「あなたの志望動機だと、市のほうが向いているのでは?」(国や県を受験の場合)
- 「〇〇という理由なら他にもそのことができる仕事・職種があると思いますが。なぜ公務員を選んだの?」
- 「自己PRをしてください」
- 「あなたを採用することで、当自治体にはどのようなメリットがあると思いますか?」
- 「採用されたらどのような部署に配属されたいですか?」
- 「具体的にやりたい業務を教えて下さい」
- 「なぜ〇〇の業務をしたいと思うようになったのですか?」
- 「うちの自治体でそれができると思う?」
- 「〇〇の業務に携われないかもしれないけど大丈夫ですか?」
- 「〇〇に対する業務に興味があるようだが、具体的に考えている施策・対策などがあれば教えて下さい」
- 「面接カードにうちの自治体で推進されている〇〇事業について書かれていますがどの程度知っていますか?なにか課題点はありますか?」
- 「住民説明会で事業の説明をする際、あなたならどんなことに気をつけますか?」
- 「どのような部署があるか知っていますか?」
- 「公務員の仕事内容はよく把握している?」
- 「あなたの失敗談を教えて下さい。またそこから何を学びましたか?学んだことをどのようにいかせますか?」
- 「これまでに力を入れて取り組んだことを教えて下さい。その経験をどのようにいかすことができますか?」
- 「これまでに最も苦労したことは何ですか?」
- 「本県(市)の行政課題は何だと思いますか?」
- 「地方が今後成長していくためにはどんなプラン・計画が必要だと思いますか?」
- 「最近関心(ニュース、新聞など)・感動したことはありますか?」
- 「最近読んだ本を教えて下さい」
- 「面接カードに記載した以外の時事問題で興味のあるものは何かありますか?」
- 「昨今の公務員批判についてどう思いますか?」
- 「公務員は上司への連絡相談報告、調整、折衝、説明など高いコミュニケーション能力が求められますが、あなたはご自身のコミュニケーション能力はある方だと思いますか?また、それを垣間見られるエピソードを教えて下さい。」
- 「上司と意見が食い違ったときはどうしますか?」
- 「どのようなタイプの上司が苦手ですか?」
- 「人間関係でトラブルになったときにどのように対処してきましたか?」
- 「親友と呼べる人はいますか?またその人と意見が食い違った時はどうしますか?」
- 「住民からクレームを受けたときはどのように対応しますか?」
- 「どのようなタイプの人が苦手ですか?」
- 「短所(長所)を教えて下さい。またその短所(長所)は業務に差し支えありませんか(どのようにいかすことができますか)?」
- 「あなたの弱みを教えて下さい」
- 「公務員に対するイメージを教えて下さい。またどんな公務員になりたいですか?」
- 「あなたは友達や家族からどんな人だと言われますか?」
- 「自分の性格を一言でいうと?」
- 「挫折経験を教えて下さい」
- 「周囲の人とうまくやっていけるほうですか?」
- 「集団活動で腹が立ったことはありますか?そのときの対処法は?」
- 「ストレスが溜まった時、疲れが溜まったときなどはどうしますか?ストレス解消法はなんですか?」
- 「公務員は思っている以上に激務だし、プレッシャーもかかりますし、給料もそれほど高くなく、ものすごく大変です。大丈夫ですか?」
- 「身近に公務員はいますか?またその人のイメージは?」
- 「これからの時代、公務員に求められるもの(資質)は何だと考えますか?」
- 「公務員の働き方改革についてどう思いますか?」
- 「公務員も在宅勤務が必要だと思いますか?」
- 「全く分からない課題への対処法は?」
- 「高齢化対策として行うべきことは何ですか?」
- 「道州制についてどう思う?」
- 「今後の年金制度についてどう思いますか?」
- 「女性の社会進出についてどう思いますか?」
- 「道路建設やダム工事、庁舎新築などの公共事業に際し、地元住民が揉めているとき、あなたならどうする?」
- 「ワークバランスについて、どう考えていますか?」
- 「行政サービスのデジタル化が進む中で、高齢者やデジタル機器が苦手な住民への対応について、どのように考えますか?」
- 「今後、公務員の給料は下がる、あるいは公務員もリストラがある時代が来るといわれていますが、それでも公務員として働きたいと思いますか?」
- 「去年の自分と今年の自分、どこが変わったと思いますか?」
- 「10年後どんな公務員になっていたいですか?」
- 「あなたの志望動機ではうちでないほうがいいですが、どうしてもうちでなきゃだめな理由はありますか?」
- 「自分を色に例えると何色ですか?またその理由を教えてください」
- 「1回目の面接時の質問はどうでしたか?どういったことを聞かれましたか?」(個別面接が2回以上ある場合)
- 「集団討論はどうでしたか?反省点はありますか?」
- 「〇〇という資格(免許)をお持ちですが、どうして取得しようと思われたのですか?」
- 「あなたの趣味は何ですか?」
- 「体力に自信はありますか?」
- 「民間も就職活動はされていますか?」
- 「併願先はどちらですか?またどこまで選考が進んでいますか?」
- 「なぜその併願先が合格・不合格になったと思いますか?」
- 「志望動機からすると〇〇のほうが、優先順位が高いのでは?」
- 「勤務地が希望にそえない場合がありますが大丈夫ですか?」
- 「県内中を数年ごとに異動し続けることになりますが問題ありませんか?」
- 「希望の職場に配属されない場合はどうしますか?」
- 「自動車免許はいつ取る予定ですか?」(免許もっていない人)
- 「健康状態で何か不安なことはありますか?」
- 「うちの県に採用されない場合もあるけど、その時はどうするの?」
- 「最後になにか質問はありますか?」
- 「最後になにかアピールすることはありますか?」
「なにか質問はありますか?」「アピールしたいことはありますか」など、こちらが自由に発言できる機会がある場合は必ず発言しましょう。
しっかりその自治体のことを勉強してきていることをアピールするために、あらかじめ練りに練った質問や回答を準備しとおくのがベストです。
あまり、難しすぎる質問は面接官が困るので、的を得た質問を心がけましょう。
学生への質問

- 「なぜ〇〇大学を選びましたか?なぜ〇〇学部を選びましたか?」
- 「今学んでいることを教えて下さい」
- 「勉強したことを公務員なったらどういかしますか?」
- 「学生時代、達成感のあったことは?」
- 「卒論のテーマについて説明してください」
- 「学業以外に力を注いだことはありますか?」
- 「学生時代に打ち込んだことは何ですか?」
- 「得意な科目・不得意な科目を教えて下さい」
- 「英語などの語学力はありますか?」
- 「リーダーシップを発揮した経験を教えて下さい」
- 「部活動(サークル活動)ではどのような役割を担っていましたか?」
- 「学生時代にもっとこうしておけばよかったなという経験はありますか?」
- 「長期間で挑戦してきたことはありますか?」
- 「ボランティアの経験はありますか?」
- 「授業の単位は取り終わっている?」
- 「アルバイトでの失敗談を教えて下さい」
- 「自動車免許はもっていますか?もってないと公務員では仕事にならないけど、取得予定はいつ?」
- 「お酒はよく飲みますか?」
- 「アルバイトの際、年上の人と仕事をするとき、どう接していましたか?何か気をつけたり、工夫していたりしたことはありますか?」
- 「なんでサークル(部活・サークル・ボランティア・アルバイトなど)をしていないの?」
- 「学生時代に一番感動した体験を教えて下さい」
- 「なぜそのアルバイト(部活・サークル)をしようと思いましたか?」
- 「アルバイトで〇〇という仕事をしているとありますが、具体的な仕事内容を教えて下さい」
- 「アルバイト(部活・サークル)で一番の得たものは?」
- 「今のアルバイトを辞めたいと思ったことはありますか?」
- 「アルバイトがコロコロ変わっているようですが、理由は?」
- 「友達は多いほうですか?」
- 「この一年間何をしてきましたか?」(就職浪人の場合)
- 「インターンシップはどこにいきましたか?なぜそこを選びましたか?」
- 「なぜ理系の学部なのに、行政職を受験したの?」
社会人への質問

- 「なぜ今の仕事を辞めようと思ったの?」
- 「なぜ前職を志望したの?」
- 「前職は楽しかったですか?」
- 「前職では具体的にどのような業務に携わっていましたか?」
- 「なぜ民間ではなく公務員に転職しようと考えたの?」
- 「これまでで一番大変だった仕事を教えて下さい。またそれをどう乗り越えましたか?」
- 「特に印象に残っている仕事を教えて下さい」
- 「自己PRの欄の最後の方に〇〇改革をしたいと書いてありますが、具体的にどう〇〇改革を実行しますか?具体案を教えて下さい」
- 「公務員の業務を行う際、前職で培った力でどんな工夫ができますか?」
- 「前職では異動や畑違いの業務に従事することはありましたか?」
- 「公務員になりたいということですが、これまでに公務員試験を受験したことはありますか?また、なぜ落とされたと思いますか?」
- 「あなたはこれまでに事務職を一切経験したことがありませんが、公務員は事務仕事がメインです。なぜ畑違いの事務系の仕事を希望されたのですか?」
- 「転職が多いですか、なぜ長続きしないと思いますか?」
- 「転職のたびに全く違う職種の仕事についていますがなぜですか?」
- 「公務員の仕事はパソコンが使えないと仕事になりませんが、wordやexcelは使用できますか?」
- 「公務員と一緒に仕事をしたことがありますか?そのときの印象は?」
- 「今の仕事で身につけた能力は何ですか?その能力をどのような形で公務員にいかせますか?」
- 「転職を何回かされていますが、仕事に就いていなかった期間は何をされていましたか?」
- 「卒業されてからこれまで何をされていましたか?」
- 「公務員を受けることは今の職場に伝えてありますか?」
- 「これまでに全く知識がない部署に異動されられた経験はありますか?そのときどうやって乗り越えましたか?」
- 「仕事上のトラブルについて、どう解決してきましたか?具体例があれば教えて下さい」
- 「仕事におけるチームワークについて、これまでの職務経験上の具体例をあげて、その重要性を説明してください」
- 「仕事のスケジュール管理について、何か工夫してきたことはありますか?」
- 「会社都合で辞めた経緯を教えて下さい」
- 「仕事以外で何か自主的に勉強してきたことはありますか?」
- 「大学で〇〇を勉強されてきたのに、どうしてそれをいかせる道に進まなかったのですか?」
- 「子供の預け先はどうしますか?」(小さな子供がいる場合)
- 「部下を指導する際に気をつけてきたことはありますか?」
- 「今までで一番大きな仕事の成果を教えて下さい」
全ての質問に対して、きちんとした回答を準備しなくて良いです。
特に面接カードの項目以外の質問については、質問されたときに、ぱっと「回答のキーワード」が思いつくようにしておけば基本的に十分です。
公務員面接の想定問答集の作り方|150問すべて準備する必要はない
ここまで150個の想定質問を紹介しましたが、すべての質問に対して完璧な回答を準備する必要はありません。
私自身、県職員採用試験などを受験した際には、想定問答集を作成して面接に備えていました。
ただし、大切なのは質問数を増やすことではなく、自分の志望動機や経験について深く理解することです。
まずは重要な質問を15〜20個程度選ぶ
最初に、志望動機、自己PR、長所・短所、希望する仕事内容、これまで頑張ったことなど、優先度の高い質問を選びます。
次に、それぞれの質問に対して自分なりの回答を考えてみてください。
回答を考える際は「結論→具体的な経験→公務員としてどう活かすか」という流れを意識すると、説明がまとまりやすくなります。
深掘り質問を自分で考える
想定問答を作成したら、それぞれの回答に対して「なぜ?」「具体的には?」「その経験から何を学んだ?」と問いかけてみましょう。
例えば「地域活性化に携わりたい」と回答する場合には、「なぜ地域活性化なのか」「その自治体にはどのような課題があるのか」「具体的にどのような仕事をしたいのか」といった追加質問が考えられます。
こうした深掘りへの準備をしておくことで、面接本番でも自分の考えを説明しやすくなります。
回答を丸暗記するのはおすすめしない
想定問答集を作ったからといって、すべての文章を一字一句暗記する必要はありません。
むしろ、文章を覚えることばかりに集中すると、予定していなかった質問が来たときに対応しにくくなることがあります。
大切なのは、回答の要点となるキーワードと、自分が伝えたい考えを整理しておくことです。
実際に声に出して回答し、不自然な言い回しになっていないか確認してみましょう。
想定問答集を作成したら、第三者にチェックしてもらうのもおすすめ
「想定問答集を作ってみたけれど、回答内容に自信がない」
「志望動機や自己PRが、面接官に伝わる内容になっているか不安」
「独学なので、回答を添削してくれる人がいない」
このような方に向けて、私は公務員面接の想定問答添削サービスを提供しています。
県職員として約9年間勤務し、県職員採用試験では面接試験1位で合格した経験を活かし、受験生が作成した想定問答集を個別に添削しています。
回答の説得力や具体性、伝わりやすさなどを確認し、一人ひとりの経験や志望先に合わせてアドバイスします。
すべてオンラインで完結するため、全国どこからでもご利用いただけます。
独学で面接対策を進めている方は、ぜひご検討ください。
面接合格ポイント:面接カード、想定問答集、面接のコツ、場数

公務員試験の面接に合格するには、テクニックやポイントを掴むことが大切です。
私が何度も公務員面接試験を受けてきたなかで、分かったポイントをご紹介します。
公務員面接の対策は面接カードの完成度を高めることから始めよう
面接カードは、公務員面接対策の重要な土台となります。
なぜなら、多くの公務員面接では、提出した面接カードの内容をもとに質問されるためです。
私自身も公務員試験を受験する際には、面接カードの作成に十分な時間をかけ、志望動機や自己PRを何度も見直していました。
ただし、面接カードを完成させるだけで合格できるわけではありません。書いた内容について、具体的な経験や考えを自分の言葉で説明できることが大切です。
【関連記事】
- 【志望動機編】公務員試験に合格するための面接カードの書き方・コツ(例文あり)
- 【まとめ】公務員試験「面接カード」大全(合格する書き方&必ず添削)
- 【公務員試験】独学受験生の面接カード添削や面接練習は「ココナラ」がおすすめ!
想定問答集は必ず作成すべし!
想定問答集は絶対に作成すべきものです。
問答を考えるのは面倒ですし、時間がかかります。
しかし、この作業をすることで、自己分析が進み、仮に想定外の質問が来てもうまく切り抜けることが可能となります。
腰を据えてぜひしっかり取り組んでください!
(しっかりとしたものを作るとなると、数日はかかります)
面接のコツを習得し、あとは面接の場数を増やす
「想定問答集」を作成したら、あとは「面接試験のコツ」を覚えて、さらに「模擬面接」を受けるなど本命の面接試験まで「場数を増やし続ける」のみです。
これらのことは他の記事でまとめていますので、よければご覧ください。
【必読】公務員面接対策におすすめの本3選|元県職員が厳選

ここまで、公務員面接で想定される質問150選や、合格するための対策方法を紹介してきました。
最後に、面接対策に役立つおすすめの本を3冊紹介します。
私は県職員採用試験の面接試験で1位合格し、そのほかにも国家公務員や学校事務職員など、複数の公務員試験に合格してきました。
もちろん、最初から面接が得意だったわけではありません。
私自身も受験生の頃は、想定問答集を作成したり、面接対策本を読み込んだりしながら、試行錯誤を繰り返していました。
そんな経験から、私が強く感じていることがあります。
それは、公務員面接では「どんな質問が来るか」を知るだけでなく、「面接官が何を評価しようとしているのか」を理解することが重要だということです。
面接対策本は、そのヒントを得るために役立ちます。
ただし、たくさんの本を買う必要はありません。自分に合った1冊を選び、実際に想定問答を作成したり、声に出して練習したりすることのほうが大切です。
① 現職人事が書いた「面接試験・官庁訪問」の本|面接官の視点を知りたい人におすすめ
著者:大賀英徳/出版社:実務教育出版
私が公務員試験を受験していた頃に、大変参考になった一冊です。
この本の大きな特徴は、採用人事の経験を踏まえ、面接試験で重視されるポイントや質問への対応方法を解説していることです。
受験生はどうしても「自分が何を話すか」に意識が向きがちです。
しかし、面接官の立場から考えてみると、同じ回答でも印象が変わることがあります。
例えば、「私は責任感があります」と答えたとしても、それだけでは本当に責任感のある人なのか判断できません。
では、どんな経験をどのように説明すれば、相手に説得力を持って伝わるのでしょうか。
こうした点を考えるうえで、採用する側の視点を知ることは非常に有効です。
また、本書は官庁訪問にも触れているため、国家公務員を志望する方にもおすすめです。
【こんな人におすすめ】
- 面接官が何を重視しているのか知りたい
- 自分の回答がなぜ評価されるのか理解したい
- 国家公務員の官庁訪問にも備えたい
▶ 「現職人事が書いた面接試験・官庁訪問の本」をAmazonで確認する
② 採点官はココで決める!合格面接術|回答の作り方を学びたい人におすすめ
著者:春日文生/出版社:実務教育出版
こちらも、私が受験生時代に参考にしたおすすめの面接対策本です。
本書では、面接官が見るポイントに加えて、面接カードの作成方法、典型的な質問への回答例、応用質問への対応方法などが解説されています。
特に参考にしてほしいのが、回答の考え方です。
例えば、志望動機について「地域に貢献したい」と回答したとします。
決して間違った回答ではありませんが、面接官から「具体的には?」「なぜ当自治体なのですか?」と深掘りされる可能性があります。
そこで重要になるのが、回答に具体性を持たせることです。
本書は、そうした面接試験の実践的な対策を考える際に役立ちます。
また、想定外の質問や面接中の困った場面への対応についても扱っています。
【こんな人におすすめ】
- 志望動機や自己PRの回答をうまく作れない
- 面接カードの書き方も学びたい
- 深掘り質問や想定外の質問が不安
- 面接本番の対応方法を身につけたい
▶ 「採点官はココで決める!合格面接術」をAmazonで確認する
③ 首席合格の元県職員が書いた公務員試験「面接対策」大全|元公務員の実体験から学びたい人におすすめ

最後に、私自身が執筆した面接対策本も紹介させてください。
『首席合格の元県職員が書いた公務員試験「面接対策」大全』
私は県職員として約9年間、学校事務職員として約1年間、公務員の仕事に携わってきました。
また、県職員採用試験では筆記試験2位・面接試験1位で最終合格したほか、国家公務員試験にも合格した経験があります。
こうした受験経験や公務員として働いてきた経験をもとに、面接対策についてまとめたのが本書です。
私がこの本で伝えたいのは、単なる面接テクニックだけではありません。
「公務員として実際に働くこと」を意識した面接対策の大切さです。
例えば、公務員の仕事には、住民対応、予算管理、関係者との調整、資料作成など、地道な業務が数多くあります。
採用後には、希望していなかった部署に配属されることもあるでしょう。
そうした公務員の仕事の実情も理解したうえで、志望動機や自己PRを考えることが重要だと私は考えています。
本書では、私自身の受験経験や元公務員としての視点を活かしながら、具体例を交えて面接対策の考え方を解説しています。
特に、独学で面接対策を進めている方や、志望動機・自己PRに自信がない方に手に取っていただけたら嬉しいです。
【こんな人におすすめ】
- 元公務員の受験経験や実体験を参考にしたい
- 志望動機や自己PRの説得力を高めたい
- 公務員の仕事内容を踏まえて面接対策をしたい
- 独学で面接試験の準備を進めている
▶ 伯爵さんの著書「公務員試験『面接対策』大全」の詳細・購入はこちら
面接対策本は読むだけで終わらせないことが大切!
ここまで3冊の面接対策本を紹介してきました。
どの本にもそれぞれの特徴がありますが、大切なのは、読んだ内容を実際の面接対策に活かすことです。
私がおすすめする活用方法は、次の3ステップです。
- 面接対策本で、面接官の評価ポイントや回答のコツを理解する
- この記事の想定質問150選を参考に、自分だけの想定問答集を作成する
- 作成した回答を声に出して練習し、必要に応じて第三者に添削してもらう
面接対策本に載っている模範回答を、そのまま暗記することはおすすめしません。
面接官が知りたいのは、参考書に書かれている立派な言葉ではなく、受験生自身の経験や考え方だからです。
どんなに優れた模範回答でも、自分の経験に基づいていなければ、深掘り質問に対応することは難しくなります。
本で学んだ知識と自分の経験を結びつけ、自分だけの回答を作り上げていきましょう。
なお、年度版が出版されている書籍については、購入前に最新の版や内容を確認してください。
独学で面接対策をしている方へ|元県職員が想定問答・面接カードを添削します
「参考書を読んで想定問答集を作ったけれど、この回答で本当に大丈夫なのか不安……」
「志望動機や自己PRに説得力があるか、第三者に確認してもらいたい」
「公務員予備校に通うほどではないけれど、面接対策だけは専門的なアドバイスがほしい」
このような方に向けて、私は面接カードや想定問答の個別添削サービスを提供しています。
県職員採用試験で面接1位合格、約10年間の公務員勤務経験を活かし、受験生一人ひとりの回答について、具体性や説得力、伝わりやすさなどを確認します。
予備校に通っていない独学受験生の方も、お気軽にご相談ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事が、皆さんの公務員試験合格に少しでも役立てば嬉しいです。
面接本番では、自分の言葉で、自信を持って思いを伝えてきてください!
