今回は公務員試験の想定問答シリーズとして、「どんな仕事をしてみたいですか」についての考え方・答え方を紹介します。
- 当たり障りのないことを言えばいいと思っている
- 面接の参考書に書いてある回答例をそのまま言おうとしている
- 面接官がこの質問で何をチェックしているのか分かっていない
このような受験生に役立つ情報となっています!
- その自治体独自の施策などを盛り込んで回答する
- 志望動機などと矛盾がないよう注意する
- 最後に「他の部署に配属になっても全力で仕事に従事したい」などとアピールもする
【執筆者↓】
「どんな仕事をしてみたいですか」の考え方・答え方
その自治体でなければできないことを選ぶ
「どんな仕事をしたいですか」
この質問のチェックポイントは、
- 受験生がいかに自治体のことを調べてきているか
- 当自治体が本命で、どうしてもここで働きたいと思っているか
です。
当たり障りのない回答やオリジナリティのない回答をすると、深堀り質問でボロがでます。
さらに、「それって他の自治体でもできることだよね?うちでじゃなくてもいいじゃん」と思われてしまいます。
回答作成手順(ポイントは具体的施策などを盛り込むこと)
では具体的に回答手順をご紹介します。
まずは、自治体のHPで総合計画、白書、パンフレットなどを調べて
- 具体的な施策
- 数値目標
- 具体的業務内容
- 部署名
を把握しましょう。
その中から、その自治体が喫緊の課題として
- 特に力を入れている分野・施策
をピックアップします。
最後に
- 自分の興味があること
- 経験・スキルがいかせること
とマッチしている分野・施策を選んで完成です。
注意点として、具体的な施策を挙げると、「その施策の内容は理解してる?」などの質問が来る場合もあります。
そのため、回答で使用する施策はざっとで良いので
- 具体的業務内容
- どこの部署が担当しているのか
- 数値目標
などを勉強しておきましょう。
志望動機や自己PRとの矛盾に注意
具体的なやりたいことを言う際に、気をつけたいのが「志望動機」や「自己PR」などとの矛盾です。
志望動機などで、
と言っておきながら、
と回答すると、志望動機と矛盾してないか?と思われ、深堀り質問が始まってしまいます。
そこで、しっかり回答できれば問題ないですが、シドロモドロになり、
「この受験生、とにかく公務員になれればいいと思ってるぞ」と面接官に思われるとマズいです。
最後に「どこの部署でも全力で働きたい」と伝える
具体的な施策や部署名などを入れて答えると、聞こえが良いです。
しかし、公務員は数年ごとに異動があり、全く違う部署を経験し続けていきます。
そのため、あまりにも具体的な回答をすると、面接官は
- 「異動があることを分かっているのかな」
- 「希望の職種につけないこともあることを分かっているのかな」
- 「他の仕事に配属されてしまったら、やる気をなくしてしまうのではないだろうか」
と心配になります。
なので、あらかじめ回答の最後に、
「~をしたいです。ですが、どこの部署に異動になっても全力で業務にあたり、広い知見を育てていきたいと考えています」
などと、どこの部署でも全力で働きますアピールをすると良いです。
まとめ~自治体のことをよく勉強する~
ここまで面接時に質問される「どんな仕事をしてみたいですか」の考え方・答え方について、ご紹介してきました。
よく聞かれる質問ですので、しっかり想定問答を作成し、準備しておきましょう!
総合計画や白書を読むのは時間がかかり、めんどくさいと思われがちです。
しかし、ここをしっかり勉強しておくことで、他の突っ込んだ質問がきたときも筋の通った回答がしやすくなります。