「転職理由」はどう答えるのがいいんだろ。本音で答えていいのかな?
不用意な本音は命とり!ネガティブな理由もNG!だよ
今回は公務員試験の想定問答シリーズとして「転職理由は?」について実践的な内容を取り上げます。
- 転職理由を本音で答えようとしている
- 志望動機との整合を考えていない
- ネガティブな理由を言おうとしている
このような受験生に役立つ情報となっています!
- 本音で回答しない
- ネガティブ理由ではなく、ポジティブ理由で答える
- 志望動機=転職理由
- 「課題」+「身につけたスキル」+「自治体独自の施策」を関連づけて転職理由を練る
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公務員試験面接での「転職理由は?」の考え方・答え方
本音は避ける
まずは、以下の面接のやりとりをみてください。
転職理由を教えてください
今の会社はサービス残業が多く、その上給料が安く、この先非常に不安でした
あと上司とウマが合わなかったし、パワハラまがいなこともされました。体調も崩しました。もううんざりでした
そのため、安定していて福利厚生がしっかりしていて残業がほとんどない公務員に転職しようと思いました
、、、、、ヽ(`Д´)ノ
「転職理由は?」と聞かれて、不用意に本音を暴露してしまう受験生がいます。
ですが、これはNG!
面接官は、
- 人間性に問題があって辞めたのでは?
- 同じように公務員もすぐに辞めてしまうのでは?
- 楽なほう楽なほうに逃げているだけでは?
と疑問を抱くことになります。
面接官に疑問点が生じないよう、十分注意して転職理由を回答をするよう心掛けて下さい。
ネガティブ理由も避ける
転職理由では「ネガティブ理由」も避けてください。
現職の不平不満をぶちまける受験生に対して、果たして面接官は好印象を抱くでしょうか。
- 給料が安い
- 残業が多い
- 人間関係が良好でない
- 職場の雰囲気が悪い
- ボーナスがでない
- 成長できない
- やりがいがない
- ブラック、、、
全部該当している、、、
面接官側もこういう理由が背景にあることは百も承知です。そのうえでポジティブな回答ができるか、受験生に問題特性がないかなどを見ています
様々な理由があるにせよ、現職のことについては、感謝やお礼を言っておいたほうが無難だと思います。
そして、転職理由はあくまで「ポジティブな理由」にしましょう!
- 現職を通じて課題点がみつかり、それを改善するにはこの自治体の職員になるしかない
- 現職を通じてやりがいのある仕事が見つかったが、公務員になればより大きな視点でその仕事に携われる
- 公務員と一緒に仕事をする機会があり、現職では味わえないやりがいを得て仕事をしている職員を知り、自分もその仕事に携わりたいと思った
など
正解は「志望動機」
本音を言えない、ネガティブ理由も駄目、じゃあ何を言えばいいのか。
正解はズバリ「志望動機」です。
志望動機中にはその自治体を選んだ理由を挙げているはずです。
その自治体を選んだ理由をそのまま転職理由として扱えばいいのです。
逆に「志望動機」=「転職理由」となっていなければ、矛盾が生じていることになり、筋の通った回答になりませんので注意してください。
志望動機を教えてください
福祉行政に興味があり、困っている人々の支えになりたいと思ったからです!
転職理由を教えてください
現職で旅行会社に勤めていますが、公益的な目線でインバウンドのための観光PR活動をしたかったからです!
、、、何がしたいんだろ、この受験生は?
このように筋が通っていない回答は避けましょう。
あれやこれや取り組みたいことが本当にたくさんあるかもしれませんが、全部言っていたら志望動機が薄れてしまいます。
「本当にやりたいことは何?」と深堀りが始まりかねません。
志望動機と転職理由の回答のコツは、
- 「現職を通じてみえてきた課題・やりたいこと、前から挑戦したかった公務員や自治体の仕事・業務など」
- 「これまでの実務経験で得たスキルなど」
- 「その自治体での具体的な施策・業務内容」
上記3点を結びつけることです。
シンプルですが、結びつけるには、
- 過去のエピソードなどの洗い出しなどの自己分析
- 自治体研究
が必要になるので、意外と時間がかかります。
時間がかかりますが、面接においてかなり重要な部分ですし、合否にも関わってきます。
志望動機と転職理由はしっかりと腰を据えて、面接対策の序盤で早めに想定問答を練り上げましょう
まとめ~自己分析・自治体研究が大切~
ここまで「転職理由は?」の考え方・答え方について、ご紹介してきました。
社会人受験生には面接官からよく聞かれる質問ですので、しっかり「自己分析」・「自治体研究」をし、あらかじめ想定問答を作成するなど準備をしておきましょう。
また、転職理由を尋ねる質問の切り口は色々とあるので、最終的な答えは一緒、「筋を通してブレない回答」になるよう心がけましよう。
ここまでお読みいただき本当にありがとうございます!他にも面接記事などを書いておりますので、よければお読みください
- 【公務員面接試験想定問答・まとめ】よくある質問への回答のコツ
- 【問答のコツ・志望動機編】3段階論法、オリジナルエピソード、自治体独自の施策で差別化!
- 【問答のコツ・自己PR編】営業マンになって自分を自治体に売り込むべし!(自治体研究・自己分析が大切)
- 【問答のコツ・圧迫質問編】沈黙は絶対にダメ!とにかく回答することが大事
- 【回答のコツ・併願状況編】志望順位は必ず第一志望とし、理由は志望動機を簡略して回答すべし。(嘘も方便)
- 【回答のコツ・質問はありますか編】本気度・人間性を見ています。良質な質問を準備しよう!
- 【公務員面接試験】想定質問リスト150選!合格には想定問答集作りが必須!
また、社会人の公務員受験に関する情報(無料ハンドブック)については以下の記事でご紹介していますので良ければご覧ください。