県庁職員の給料実態。思っている以上に給料は安い。(激務薄給)

県庁職員はクビがないし、社会的信用度が高いし、民間より楽で、なんやかんやいって給料がまあま良い!

とか思っている公務員志望の学生さん、それ大間違いですよ。

実態は、、、「激務薄給」の世界です。

 

今回は元県庁職員の私が、県庁職員の給料実態について解説します。

県庁職員は決して待遇が良いわけでないことを多くの人にしってもらえたら幸いです。

 

 
ねこ伯爵
お前初任給マジやばかったよなw
 
 
となりの伯爵さん
学生の頃は、給料を全く意識してませんでした。とにかく公務員になりたいという一心で。それが入ってみたらこんなにシンドイのにこんなに安いとは、、、という状況に。
 
  • 初任給「191,200円」
  • 平均月給「337,900円」
  • ボーナス「1,736,000円」
  • 退職金「22,046,000円」
  • 年間残業代「320,000円」
  • 県庁職員「激務薄給」

 

なお、今回の給料データは、「長野県の給与・定員管理等について(令和元年度)」を参考にしています。

総務省発表の地方公務員の年収データ(2019年)で、長野県は平均年収ランキング30位だったので、だいたい都道府県の平均的なデータとみなして良いと思います。

 

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県庁職員の給料実態~思っている以上に給料は安い~

それでは県庁職員の給料実態について、さくっとご紹介していきます。

 

初任給

長野県の平成31年度の初任給は、大卒一般行政職で191,200円」です。

 

ちなみに国の一般行政職は180,700円となっています。

 

これ、大卒の給料ですからね、、。

ちなみに大学の同級会に行った時、みんなで初任給を発表する機会がありましたが、私が初任給を言ったら引かれました^^;(大学は国立大学です)

 

 
となりの伯爵さん
私が入庁した県の平成21年度は大卒一般行政職で17万2000円でした。安すぎ。。。
 
 
ねこ伯爵
親に「大学まで出てたったのそれだけか?」ってツッコまれてたなw

 

ちなみに、他の職種の初任給ですが、学校の先生は213,600円、警察は222,500円となっていて、行政職が一番安いです。。。

 

平均給料月額

平成31年度の平均給料月額は下記のようになっています。

区分 平均給料月額 平均年齢
長野県 337,900 45.4歳
329,433円 43.4歳
都道府県平均 325,365円 42.9歳

 

どうでしょうか、45歳でたったの33万円代です。

 

きっと民間で働いている人達は驚いているかもしれません。

 

あくまで給料ですので、給与(諸手当含むにすると月額「401,437円」になりますがそれにしても安いと思います。

 

長野県の職員数(一般行政職)は5060人ですので、

同じ規模の民間と比較してみると、

従業員5000人以上の事業所の平均年間給料+手当は、「523万円」(男性、43.1歳)、月「約44万円」です。(国税庁平成30年分民間給与実態統計調査結果より)

 

 
伯爵さん
毎月約4万円も少ないって、これ結構大きいですよ(;´Д`)

 

【給料と給与の違い】(長野県の場合)
給料月額・・・職員の基本給
給与月額・・・給料月額+毎月支払われる扶養手当、住居手当、時間外勤務手当などの全ての諸手当の額を合計したもの(ボーナスは含まれていない)

 

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部長まで上り詰めても・・・

県庁職員といっても、下は主事・技師から、上は部長までいます。

 

一番トップの「部長クラス※」は、5060人いる職員の中で25人、割合にして0.5%のほんの一握りの選ばれし者です。
 
ただし、この最高位でも給料月額は「468,200円~538,800円」給与だと60万ぐらいです。
 
会社で言えば、社長、役員、部長、支社長クラスの人々になるかと思います。
 
その給料が60万円じゃ安すぎませんか?
 
私の親戚に資生堂の支社長がいますが、給料100万超え、通勤は運転手付きの車など、超高待遇です。
差は歴然ですよね。
 

※部長クラスは正式には下記のとおりの人達を指します。

給料表9級に該当する職員
・「複雑かつ困難な業務を行う本庁の部長の職務」
・「極めて複雑かつ特に困難な業務をつかさどる現地機関の長の職務」
 
ある程度県職員をやっていると嫌でも出世する人、出世から外れた人が分かってきます。
主に、その異動先で判断できます。
 
  • 出世する人・・・総務省や民間などへの出向、部長付き、議会担当、財務担当、花形の課など、県庁内でも要所の部署を異動していき、同期よりも数年早く係長・課長に上がっていきます。
  • 仕事できる人・・・本庁(県庁)内を異動し続けます。ただ、出世する人とはあきらかに異動先が違います。
  • 普通・・・本庁や出先機関を交互に異動します。
  • 仕事できない人コース・・・出先機関を異動し続けます。基本、本庁には異動してきません。

 

あと、残念ながら学歴が影響しているのは事実です。部長達は、有名大学卒(東大・京大レベル)の人が多いです。

 

ボーナス(期末手当、勤勉手当)

ボーナスの支給額ですが、1人当たり平均支給額は、

「1,736,000円」となっています。

 

支給日は年2回で、6月30日と12月10日に支給されます。

 

支給割合は期末手当2.6月分+勤勉手当1.85月分、合わせて「4.45月分」となっています。

 

【関連記事】

【公務員のボーナス】支給日、計算方法、新規採用者や休職中はどうなる?

 

退職手当(退職金)

退職金は、勤続年数などで変わってきますが、1人当たり平均支給額は、

定年まで働いて「22,046,000円」です。

 

【関連記事】

国家公務員・地方公務員の退職金ってどのくらい?(定年退職・自己都合の場合)

 

時間外勤務手当(残業代)

残業代は、職員1人あたり平均支給年額「320,000円」です。

 

残業代については、完全にブラック化しています。

 

32万円は全くもって実態が反映されていない額だと思ってください。

 

残業代を申請する人は申請するし、申請しない人は一切しません。

 

その職員の考え方や職場・管理職の雰囲気も影響しています。

 

県庁職員は激務薄給。

ここまで県庁職員の給料実態について見てきました。

どうでしょうか?思っているよりも安かったのではないでしょうか。

 

部署によっては本当に激務なところがあります。(午前様があたりまえ)

 

私も一時期ハードな部署にいましたが、始発のバス出勤、残業当たり前、タクシー帰り、持ち帰り残業もしたうえに、もちろん土日もサービス残業です。

 

それだけ忙しいにもかかわらず、お酒好きの上司とのお付き合い、接待が否応なしに入ってきます。

 

この間、残業代はほぼ申請しませんでした、というかかなり申請しづらい雰囲気がありました。

 

公務員の場合、どんなに忙しい部署にいても、どんなに定時上がりの楽な部署にいても、給料は全く同じです。

 

基本的に年齢できまっていて、完璧な年功序列です。

 

どんなに仕事ができない人でも給料は上がっていきます。(出世はできないですが)

 

 
伯爵さん
こういう風土が嫌な人は、公務員はやめといたほうがいいです。入ってからかなり幻滅すると思います。

 

公務員になりたい人は、

  • 安定している
  • 社会的信用度が高い
  • 仕事が民間よりも楽
  • ノルマがない

などという上っ面の良い部分だけ期待して入ると、年々シンドくなっていきますよ。

 

当然、恵まれた部署もありますので、運の要素も強いですが、思っている以上に「激務薄給」を覚悟してください。

 

ちなみに、薄給だからといって副業をしようにも、許可制(基本的に制限・禁止)となっています。

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【公務員副業】兼業は許可制。ただし、具体的な許可基準がない。

 

 
ねこ伯爵
えらく辛口だな
 
 
となりの伯爵さん
現実を知ってもらった上で、それでも県民のために頑張りたいという志高い人にぜひ入庁してもらいたいのでちょっと辛口気味に言いました。
 

ここまでお読みいただき本当にありがとうございます☆

 

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