公務員試験の「論文」と「作文」の違いを解説!(勘違いしてると落ちる)

公務員試験では、「論文試験」と「作文試験」のどちらかが課される場合が多いです。
 
基本的に、
  • 大卒・上級レベルの試験→「論文」試験
  • 高卒・初級レベルの試験→「作文」試験
を受けることになります。
 
ところが、この論文と作文の違いをよく理解しないまま受験をして、大失敗してしまう人がいます
 
論文・作文試験は配点がそこまで高くありませんが、一定の基準以上得点できないと不合格となります。
 
今回は論文・作文試験の両方を受験し合格した私が論文と作文の違いについて、シンプルにご紹介します。
 
 
ねこ伯爵
論文と作文の違い、分かりそうで分かりづらい、、、
 
 
となりの伯爵さん
あとで解説しますが違いはすごく簡単です!簡単ですがしっかりマスターしておかないと不合格になる可能性があります。要注意!
 

大学4年時に「県庁」と滑り止めで「国」を、また県庁を退職してから「学校事務」と「社会人枠」で再受験し、全て一発合格しています。

  • ○県職員採用試験(大学卒業程度)(2008年)最終合格、採用 ←論文試験あり
  • 国家公務員採用試験(一般職)(2008年)最終合格、官庁訪問(林野庁)、最終内定辞退
  • ○県小中学校事務職員採用試験(2018年)最終合格、採用 ←作文試験あり
  • ○県職員採用候補者試験(社会人枠)(2018年)一次試験合格、二次試験辞退

 

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公務員試験の論文試験と作文試験の違い

論文と作文は全く違う種類の文章です。

 

 
伯爵さん
本質を理解すれば、簡単に見分けられます。

 

論文試験

論文は、テーマに対して、自分の意見を論理だてて説明し、採点者を説得・納得させる文章です

 

 
伯爵さん
イメージで言えば、大学で書くレポートのようなものです。

 

基本的な文体は「である調」「私は~だから~と考える」。

 

テーマにもよりますが、基本的には以下のとおりの作業となります。

  1. まずは論理構成を考える
  2. テーマの背景(序論)を書く
  3. 課題点をいくつか書き出す
  4. 対応策を書き出す
  5. まとめ(今後の方針)を書く
  6. 見直し

 

作文試験

作文は、テーマに対して、自分の体験や感想を書いた文章です。

 

論文とは違い、採点者を説得・納得させる必要はなく、自由に自分の思いを書けます。

 

 
伯爵さん
イメージとしては、小学校~高校生までの読書感想文などの作文です。

 

基本的な文体は「ですます調」「私は~だと思う」

 

作業としては、以下のとおりです。

  1. 構成を考える(文章の流れを決める)
  2. 自分の思った感想を表現力・発想力豊かに書く
  3. 見直し

 

 

論文と作文の見分けポイントは「採点者を説得・納得させる必要があるかないか」

 

  • 論文試験→「採点者」を説得・納得させる必要がある。
  • 作文試験→「採点者」を説得する必要はなく、好きに書いていい。

 

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そもそも論文と作文ではテーマが全く違う

上述したように、論文と作文では全く種類が異なります。

 

そもそも問われる「テーマ」が全然違います

 

論文であれば「対策を述べよ」、作文なら「あなたの感想・思っていることを書きなさい」という形式になっています。

 

 
伯爵さん
百聞は一見にしかず、とにかく実例をみてみましょう。

 

論文試験の過去問

  • 「(1)別添の資料から、東京の成長に欠かせない中小企業の支援のために、あなたが重要であると考える課題を200字程度で簡潔に述べよ」「(1)で述べた課題に対して、都はどのような取組を進めるべきか、あなたの考えを述べよ。」(東京都職員採用試験・Ⅰ類B)
  • 「外国人労働者の受入れについて、あなたの考える課題は何か。また、県として何をなすべきか。」(2019年愛知県職員採用試験)
  • 「先日、観光庁が発表した 2018 年の宿泊旅行統計調査によると、本県の宿泊施設に泊まった外国人の延べ人数は初めて 40 万人を超え、過去最多となった。前年から約3割の増加となり、全国順位も 29 位から 26 位となったところである。インバウンド(訪日外国人旅行)の拡大が見込まれる中、今後、県としてどのような取組を進めるべきか、あなたの考えを述べなさい。」(2019年新潟県職員採用試験・大卒程度)
  • 「今、長野県が最優先で解決すべき課題を1つ挙げ、その解決に向けてどのような取組を進めていくべきか、あなたの考えを具体的に述べなさい。」(2019年長野県職員採用試験・大卒程度)

 

作文試験の過去問

  • 「東京都職員として私がチャレンジしたいこと。」(2019年東京都職員採用試験・Ⅲ類)
  • 「興味、関心を持っていることについて述べよ。」(2019年愛知県市町村立小中学校職員採用試験)
  • 「あなたが考える新潟県の誇れるところ、好きなところについて。」(2019年新潟県職員採用試験・高卒程度、学校事務等)
  • 「あなたがもっとも人に感謝した経験を踏まえて、採用された後どのような心構えで仕事に取り組んでいきたいか述べなさい。」(2019年長野県職員採用試験・高卒程度、小中事務)

 

 
ねこ伯爵
こうやって見比べると論文と作文では、かなり違いがはっきりしてるな。あきらかに論文は小難しいそう。
 
 
となりの伯爵さん
作文には答えがないので、のびのび自由に書けるね!でも、答えがない分、何を書こうか迷ってしまうため、私は作文のほうが苦手でした。

 

論作文試験の受かる書き方・減点しない書き方

論文試験の「受かる書き方・減点しない書き方」については、下記の記事でしっかりまとめましたのでよろしければご覧ください。

 

公務員試験(論文試験)には「受かる書き方」がある!(対策はほぼ不要です)

 

基本的に論文について書いてありますが、作文にも同様に使える内容となっています。

 

論文・作文試験はあまり対策をしなくても良いので、受かる書き方・減点しない書き方をマスターし、あとは少しだけ論文・作文用参考書の解答例を読みイメージを掴んでおけば大丈夫です

 

ちなみに私は「1週間で書ける!! 公務員合格作文 第6版」という公務員試験受験者の中で人気が高い参考書を一冊だけ購入しました。

 

分厚い論文用の参考書を買っても結局手が回らないことが多いので、この薄い本を本番直前に一気に読めばそれで論文・作文対策は十分です。

 

 
となりの伯爵さん
特に大学生は普段講義でレポートを書いているので、わざわざ対策をしなくても、すでに十分論述する力はついています。なので、受かる書き方・減点しない書き方だけマスターしておけば問題なしです。

 

まとめ~論文・作文試験の採点は減点方式と心得る~

論文試験でも作文試験でも書く内容は確かに大切ですが、書く内容よりも体裁の部分でいかにミスがないかが合否の分かれ目となります。

 

採点者側としては、

  • 字数(8割以上書けているか、文字数制限をオーバーしていないか)
  • 誤字脱字
  • 句読点や改行など基本的な作文のルール
  • 問いに対して的を得た解答をしているか
  • 論理展開はちゃんとできているか

など、採点基準が明確な部分をチェックしていくはずです。

 

内容については、採点者の考え方によって点数にばらつきが生じる可能性があり、公平性に欠けるので、あまり内容では点差はつけない」と考えられます。

 

論文・作文試験はあくまで成績全体の補完的位置づけで、やはり合格に重要なのは教養試験・専門試験・面接試験です。

 

試験対策の配分にはくれぐれも留意してください。

 

 
伯爵さん
ここまでお読みいただき本当にありがとうございます☆

 

【私が利用した参考書】

対策はこの本で十分です、私はこれだけで合格しました。

(クリックするとAmazon商品紹介ページに進みますので、良かったらご利用ください。)

「1週間で書ける!! 公務員合格作文 第6版」著 中村一樹、三修社

 

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