今回の記事では、私が実践した一般知識の効率的な勉強法(独学)について、サクッと解説します。
この記事は、
- 独学で一般知識を勉強している受験生
- 効率的な勉強方法を探している受験生
などに役立つ記事となっています。
この記事を書いた人
教養試験の一般知識のポイント
まずは公務員教養試験の一般知識のポイントについて触れておきます。
一般知識の難易度はそこまで高くない
一般知識は範囲が広く対策がしづらいですが、問題の難易度は正直高くありません。
イメージとしては、
- 高卒程度の公務員試験の一般知識 → 教科書の応用問題レベル
- 大卒程度の公務員試験の一般知識 → センター試験よりも簡単
です。
一般知識にはあまり勉強時間をかけない
公務員試験の勉強の中心は、あくまで配点の高い(出題数の多い)数的推理&判断推理と文章理解です。
教養試験の勉強割合のイメージとしては、
「文章理解:数的推理&判断推理:一般知識=1:6:3」
が理想的だと私は思います。
一般知識の効率的な勉強法3選
それでは、下記の私が実践した文章理解の効率的な勉強法3つをご紹介します。
- 配点の高い科目を中心に勉強する
- 捨て科目を選ぶ
- 1冊の参考書を3回以上繰り返す
配点の高い(出題数の多い)科目を中心に勉強する
一般知識は全ての科目が同じ数だけ出題されるわけではありません。
下記のとおり、社会科学(政治・経済、社会)の出題が多い傾向があり、自然科学(数学、物理、化学、地学、生物)が少ない傾向があります。
【一般知識の出題数】
2023年度静岡県職員採用試験(大卒程度) 一般知識15題/総問題数40題
(一般知識の内訳:社会科学9題、人文科学9題、自然科学7題のなかから15題を選択解答)
2023年度長野県職員採用試験(大卒程度) 一般知識20題/総問題数40題
(一般知識の内訳:社会科学14題、人文科学9題、自然科学7題のなかから20題を選択解答)
そのため、勉強するにあたりコストパフォーマンスを考え、社会科学の勉強を多めにすると良いです。
捨て科目を選ぶ
一般知識を勉強するにあたり、一番の課題となるのは、その科目数の多さです。
全科目を全て勉強することは到底できないので、思い切って「捨て科目」を作ることをおすすめします。
捨て科目は、
- 配点が多くない科目(出題数が多くない科目)
- 苦手な科目
- センター試験で受験しなかった科目
などを根拠に、2~3つほど捨て科目を選ぶと良いと思います。
【参考記事↓】
1冊の参考書を3回以上繰り返す
これが最も大切なことですが、同じ参考書を最低でも3回は繰り返し解いてください。
3回やれば全てとまではいきませんが、参考書の大部分の問題の解法や知識が暗記できている状態になります。
逆に3回やってもまだ解法や知識が身についていない場合は、勉強法を見直すべきです。
- 勉強時間が足りない
- 勉強中に集中できていない
- 繰り返していない
- 繰り返しているけど、間隔が空きすぎて完全に忘れている
- すぐ新しい問題集に移る
など、どこかに原因があるはずです。
まとめ
ここまで、公務員試験一般知識の勉強法について紹介してきました。
一般知識は科目数が多すぎて、対策しづらいと思います。
しかし、難易度自体は高くないので、効率的に対策ができれば、得点源になる分野になります。
ぜひ、科目数に臆することなく、地道に対策をしていってもらえればと思います。
使用する参考書は「受かる勉強法・落ちる勉強法」(編著 合格への道研究会、洋泉社)で紹介されている参考書を購入すればOKです。
私は実際にこの本で紹介されている参考書のみを購入し、それだけを繰り返し解くことで、公務員試験に合格することができました。