- 「時間がなくぶっつけ本番で面接に挑もうとしている人」
- 「独学者で面接対策をどうやったらいいか分からない人」
- 「初めて公務員試験の面接を受ける人」
面接対策は1週間前からでも間に合うか?
筆記試験の合格発表が終わってから面接対策を始める受験生は多いです。
特に仕事で多忙な社会人は、その傾向が高いと思われます。
しかし、思っている以上に筆記試験合格発表日から面接日までは時間がありません。
【2023年度公務員試験日程例】
一次試験日 | 一次試験合格発表 | 二次試験日(面接) | |
---|---|---|---|
国家公務員(経験者枠) | 9月3日 | 10月5日 | 10月11日から20日 |
東京都(キャリア活用枠) | 8月13日 | 9月21日 | 10月14、15、28、29日 |
愛知県(社会人枠) | 9月17日 | 10月6日 | 10月17日から20日 |
長野県(社会人) | 4月14日 | 5月17日 | 6月3、4日 |
自治体により大きく異なりますが、2週間もないところが多くあります。
もし、これが面接の不慣れな学生の場合、直前期(1週間前程度)から対策を始めるとなると、模擬面接などもしなくてはならず明らかに時間不足です。
しかし、社会人の場合、過去に就活を経験し、面接も場数を踏んでいて、面接の基本的なノウハウはあるはずです。
また、社会人経験を積み、経験を踏まえた回答ができるため、学生と比べて回答に説得力がありますし、経験談を語れば良いので回答しやすいというメリットもあります。
1週間前からの面接対策の方法
今回の方法は模擬面接ができない社会人向けの一週間前からの面接対策の方法を、私の経験をもとにご紹介します。
なお、可能な受験生は必ず模擬面接や併願をして、面接の場数を増やすことを強くおすすめします。
数回でも行うことでコツをつかめ、飛躍的に面接は上手になります。
【6~7日前】公務員試験の面接対策本を読む
【3~5日前】想定問答集の作成
公務員試験の面接は、基本的に事前に提出してある「面接カード」をもとに進められます。
面接官は面接カードの内容から「質問する項目」・「深堀りしたい項目」を決めています。
(面接カード以外からの質問も多少あります)
そのため、自分が面接官の立場に立って質問を考え、さらに回答まで作成しましょう。
とても面倒な作業で多少時間もかかりますが、ここがもっとも重要、合否の分かれ目です!
しっかり時間をかけて作成しましょう。
【参考記事↓】
【公務員面接試験】想定質問リスト150選!合格には想定問答集作りが必須!
朗報ですが、学生に比べて社会人は質問される部分・深堀りされる部分がおおよそ決まっています。
- 「なぜ退職したいのか」
- 「なぜ民間ではなく公務員を志望したのか」
- 「今の会社でどんなスキルを習得し、それを公務員としてどう生かせるか」
- 「現職でもっとも失敗した体験談を教えて下さい」
など、ほぼ仕事がらみになります。
【1~2日前】セルフディベートの繰り返し
あとは作成した想定問答集を利用してひたすら自分一人でセルフディベートを繰り返します。
一字一句すべてを覚えるのではなく、キーワードを覚えて本番ですらすらと答えられる程度になっていればOKです。
暗記して答えると、試験本番で思い出せなくなったときに詰まって沈黙してしまいます。
沈黙は致命的なミスになるので、丸暗記は避けましょう。
ただし、ほぼ必ず聞かれるであろう「志望動機」などについては完璧に暗記して、スムーズに答えられるようにしておきましょう。
まとめ
私の経験からして、上記の方法で面接対策を行えば、一週間前からでも十分合格圏内に入る対策が可能です。
ただし、
- 「そもそも面接カードの内容がよくない、矛盾だらけ、ありきたりすぎる」
- 「受験生から見て取れる人間性、態度、表情などがよくない」
この場合はいくら想定問答集を作って練習しても合格の可能性は低くなります。
それほど面接カードや人間性は重要ということです。
なお、面接のコツや想定質問などについて、以下の記事でまとめていますので、よければご覧ください。
公務員試験(面接試験)に合格するコツ!面接カードと場数が重要!
【公務員試験】面接カード添削や面接練習は「ココナラ」がおすすめ!(独学受験生向け)