2022年12月23日に国家公務員(就職氷河期世代枠)の合格者発表がありました。
うまくいった人もいれば、実力を発揮できなかった人もいることでしょう。
今回は就職氷河期世代枠試験の来年度以降の実施について、さくっとご紹介します。
- 就職氷河期世代枠試験はいつまで(何年まで)実施されるのか
- 今年は不合格だったけど来年も受験できるのか
このようなことを知りたい受験生に役立つ記事となっています。
記事の信頼性:この記事は元県庁職員(約9年間勤務)の公務員試験アドバイザーが書いています。
【公務員試験】就職氷河期世代枠試験はいつまで実施される?
さて、就職氷河期世代枠の試験はいつまで実施されるのでしょうか。
国家公務員の就職氷河期世代試験
結論として、
国家公務員の就職氷河期世代枠試験は「2024年度」まで実施
とされています。
2020年度から2022年度の3年間で「毎年150人以上」採用することを目標としていましたが、2024年度までも引き続き「毎年150人以上」採用する方針が決まっています。
就職氷河期世代試験を令和5年度及び6年度も継続して実施することとし、同試験により政府全体で毎年150名以上採用することを目標とする。
引用:就職氷河期世代の国家公務員中途採用の方針及び国家公務員中途採用者選考試験(就職氷河期世代)の実施の依頼等について(令和4年7月13日人事管理運営協議会幹事会申合せ)
また、受験資格(年齢)については、「令和6年4月1日時点で、38歳~57歳」の方が含まれるようにとの方針がでています。
都道府県や市町村の就職氷河期世代試験
都道府県や市町村でも就職氷河期世代枠試験は実施されています。
基本的には国家公務員に準じて2024年度までは実施する自治体があると推察されます。
(一応、総務省から各自治体に就職氷河期世代試験の継続に関する通知がでています。)
しかし、各自治体によって異なるので、受験したい自治体の採用情報を随時確認するようにしましょう。
令和5年1月25日時点での各自治体の令和5・6年度就職氷河期世代枠試験(就職氷河期世代に限定した中途採用試験)の実施予定の状況は、
- 都道府県 13自治体 (検討中 14自治体)
- 指定都市 4自治体 (検討中 12自治体)
- 市区町村等 21自治体 (検討中 108自治体)
となっています。
(参考:総務省「就職氷河期世代支援の第二ステージに向けた地方公共団体における取組の検討について」)
就職氷河期世代試験は何度も受験してもいい?
公務員試験に落ちてしまったけど、来年も受験していいのかと困っている受験生もいるかもしれません。
答えは、
年齢要件などを満たしてさえいれば、「何度でも受験することは可能」です。
注意事項として、受験したという記録は残りますので、もし面接カードなどを提出した場合は、その内容に矛盾が出ないように注意しましょう。
また、「不合格してから一年間何をしてきましたか」という質問も想定されますので問答を準備しておきましょう。
就職氷河期世代枠試験は職歴が一切関係ない試験なので、
非正規雇用、フリーター、ニートなどにとっては公務員になって安定した人生を手に入れる大チャンスです。
半年程度筆記試験対策をみっちりできれば、筆記試験突破できる可能性は飛躍的にアップするでしょう!
就職氷河期世代試験を受験しようかどうか迷っている人は、まずは無料のガイドブックで公務員試験について調べてみるのも良いと思います。
【参考記事】【就職氷河期世代枠】公務員試験の不安・悩み・疑問はこの本で解決!(完全無料)
また、筆記試験について、どうやって勉強していいか全く分からない場合は「通信教育」に任せてしまうのも効率的で良いです。
【参考記事】【公務員転職】社会人コースがある予備校「通信講座」6社比較!(面接対策を重要視)
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