2020年11月29日に国家公務員(就職氷河期世代枠)の1次試験が実施されました。
うまくいった人もいれば、実力を発揮できなかった人もいることでしょう。
いずれにしても、1次試験の結果は2020年12月25日に発表となります。
今回は就職氷河期世代枠試験の来年度以降の実施について、さくっとご紹介します。
- 就職氷河期世代枠試験はいつまで(何年まで)実施されるのか
- 今年は不合格だったけど来年も受験できるのか
このようなことを知りたい受験生に役立つ記事となっています。
記事の信頼性:この記事は元県庁職員(約9年間勤務)の公務員試験アドバイザーが書いています。
【公務員】就職氷河期世代枠試験はいつまで実施される?
さて、就職氷河期世代枠の試験はいつまで実施されるのでしょうか。
国家公務員の場合
結論として、
国家公務員の就職氷河期世代枠試験は「2022年」まで実施
とされています。
採用人数としては、2020年度から2022年度の3年間で
「毎年150人以上」採用
することを目標としています。
令和2年2月26日付け人事管理運営協議会幹事会申合せに基づき、令和2年度から新たに実施される国家公務員中途採用者選考試験(就職氷河期世代)を活用し、令和2年度から4年度の3年間の取組において、政府全体で毎年150名以上(3年間で450名以上)採用することを目標とする。
引用:政府における就職氷河期世代の国家公務員中途採用の方針について(令和5月27日人事管理運営協議会幹事会申合せ)
都道府県や市町村の場合
都道府県や市町村でも就職氷河期世代枠試験は実施されています。
基本的には国家公務員に準じて3年間は実施する自治体が多いと推察されます。
しかし、各自治体によって異なるので、受験したい自治体の採用情報を随時確認するようにしましょう。
令和2年6月1日時点での各自治体の就職氷河期世代枠試験の実施予定は、
- 令和2年度 71自治体 (検討中 229自治体)
- 令和3年度 82自治体 (検討中 568自治体)
- 令和4年度 35自治体 (検討中 644自治体)
となっています。
(出典:総務省「地方公共団体における就職氷河期世代等の採用予定に関する調査結果」)
公務員試験は何度も受験してもいい?
公務員試験に落ちてしまったけど、来年も受験していいのかと困っている受験生もいるかもしれません。
答えは、
年齢要件などを満たしてさえいれば、「何度でも受験することは可能」です。
注意事項として、受験したという記録は残りますので、もし面接カードなどを提出した場合は、その内容に矛盾が出ないように注意しましょう。
また、「不合格してから一年間何をしてきましたか」という質問も想定されますので問答を準備しておきましょう。
就職氷河期世代枠試験は職歴が一切関係ない試験なので、
非正規雇用、フリーター、ニートなどにとっては公務員になって安定した人生を手に入れる大チャンスです。
半年程度筆記試験対策をみっちりできれば、筆記試験突破できる可能性は飛躍的にアップするでしょう!
筆記試験については、どうやって勉強していいか全く分からない場合は「通信教育」に任せてしまうのも効率的で良いです。
【参考記事】公務員試験初学者の社会人は独学よりも通信教育がおすすめ!(通信教育3社比較)
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