今回の記事では、就職氷河期世代枠を受験する社会人の公務員予備校選びについてご紹介します。
- 独学か公務員予備校、どっちの勉強方法でいくか迷っている受験生
- 予備校選びで迷っている受験生
に役立つ記事となっています。
- 教養試験のレベルは「高卒程度」を選ぶ
- 面接対策(面接カード添削、模擬面接)・作文対策が充実しているかを基準に選ぶ
- 「web通信」か「通信教育」、自分の適性に合わせて選ぶ
就職氷河期世代枠受験生の公務員予備校選びの重要ポイント!
就職氷河期世代枠の受験生が公務員予備校を選ぶポイントは3つです。
- 教養試験のレベルは「高卒程度」を選ぶ
- 面接対策(面接カード添削、模擬面接)・作文対策が充実しているか
- 「web通信」か「通信教育」、自分の適性に合わせて選ぶ
これらのポイントを把握したうえで、慎重に予備校を検討しましょう。
教養試験のレベルは「高卒程度」を選ぶ
教養試験のレベル(区分)には大きく「大卒程度」と「高卒程度」があります。
就職氷河期世代枠の教養試験は「高卒程度」となっています。
公務員予備校を利用する際は「高卒程度」を選ぶようにしてください。
面接対策(面接カード添削、模擬面接)・作文対策が充実しているか
筆記試験対策だけでなく、面接対策と作文対策が充実しているかも公務員予備校を選ぶ際の重要なポイントです。
特に、
- 面接対策では「面接カードの添削」と「模擬面接」
- 作文対策では「作文添削」
がしてもらえるのか、してもらえる場合は回数も必ず確認しましょう。
添削や模擬面接は独学にはない予備校だけのメリットです。
「web通信」か「通信教育」、自分の適性に合わせて選ぶ
公務員予備校を選ぶなかで、
- 「web通信タイプ」
- 「通信教育タイプ」
どちらかを選ぶことになります。
(通学タイプもありますが、社会人には難しいので本記事では省いています)
「web通信」と「通信教育」の違いですが、
- 「web通信」・・・講義をPCやスマホで視聴しつつ、教材で勉強を進めていくタイプ
- 「通信教育」・・・最初に教材が一気に送られてきて、あとはその教材を自分のペースで取り組むタイプ
となります。
どちらにもメリット・デメリットがありますので、適性・性格から判断してもらえればと思います。
独学 | 予備校(web通信) | 予備校(通信教育) | |
---|---|---|---|
メリット |
|
|
|
デメリット |
|
費用が高い |
独学より費用は高い |
【比較】就職氷河期世代枠におすすめの予備校5選!
公務員予備校9社を調べ、高卒程度のコースがある予備校5社を比較しました。
たのまな |
クレアール |
LEC |
東京アカデミー |
実務教育出版 |
|
---|---|---|---|---|---|
タイプ |
(web通信) |
(web通信) |
(web通信) |
(通信教育) |
(通信教育) |
費用 |
公務員初級(安心合格)講座 127,300円 |
2021年合格目標 1年合格 地方初級・国家高卒併願コース 125,000円(1月割引106,250円) |
2021年合格目標 高卒程度公務員合格コース(高卒程度) 148,000円 |
2021年度 公務員試験対策(高卒程度) 通信講座 65,000円 |
2021年度試験対応 高卒・短大卒程度公務員セット 35,200円 |
作文添削 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
模試・模擬 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
面接カード添削 | ○ | ○ | △(リアル面接シミュレーション分析編のみ可能) | ー | ー |
模擬面接 | ○ | ○ | ○ | ○ | ー |
質問サポート | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
HP・資料請求 | ヒューマンの通信講座*たのまな『公務員講座』 ![]() ![]() |
クレアール 公務員サイト ![]() |
公務員サイトはこちら ![]() |
東京アカデミー | 実務教育出版 |
(2021年1月12日時点の情報です。)
費用は「web通信タイプ」か「通信教育タイプ」で大きく異なります。
通信教育のほうが断然安いですが、その代わり面接対策の充実さは手薄さを感じました。
独学がある程度得意で面接対策はあまり必要ない人は、通信教育タイプで十分でしょう。
面接対策まで手厚さを求める場合は、web通信がおすすめです。
参考ですが、独学の場合、自分で必要な参考書を全て揃えると1~2万円程度はかかります。
費用の目安としてください。
まとめ
ここまで、公務員予備校を選ぶポイントと予備校を紹介しました。
就職氷河期世代枠の受験生は、公務員試験初学生の方が多い、また、働きながらの受験勉強となる人も多いかと思います。
そのなかで、効率的に勉強したい人は予備校を利用するのがおすすめです。
しかし、予備校はやはり費用の高さが最大のデメリットです。
独学が得意な人は、無理と予備校を利用しなくても、市販の参考書などを利用しての独学で十分合格は可能です。
ただし、面接対策がのちのち困るので、どう対応するか前もって考えておきましょう。
ココナラなどを利用するのも一つの手です。
【参考記事】【公務員試験】面接カード(ES)添削や面接練習は「ココナラ」がおすすめ!(独学受験生向け)
ただ、
- 独学が苦手
- 独学で公務員試験に失敗したことがある
という人は、予備校の利用を前向きに検討してみることをおすすめします。
- 「質問ができる」
- 「担任がフォロー」
- 「作文や面接対策」
これらの予備校のメリットは独学にはない非常に魅力的な部分です。
私は独学だったので、面接対策には非常に苦労しました^^;
同じような苦労をしてほしくないので、ぜひ筆記試験勉強の段階から面接対策も考慮してください。
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