今回は公務員試験面接での想定問答シリーズ第4弾として「併願状況」について考え方・答え方について紹介します。
- 併願状況ってどう答えればいいのか分からない
- 第2志望だけど、そのまま答えていいの?
- どのような答え方をすれば評価が高くなるの?
- 併願先は素直に答えてしまっていいの?
このような疑問を持つ受験生に役立つ情報となっています!
- 嘘でも受験自治体を「第一志望」という言う
- 理由は簡略した志望動機を答える
- 深堀質問に対する想定問答を必ず準備しておく
【執筆者↓】
公務員試験面接での併願状況の考え方・答え方
面接官は第一志望を確認している
「併願状況を教えてください」
この質問は面接官が「うちの自治体は第一志望なのか」を確認するために行われます。
まず、基本的に面接を受けている自治体の志望順位は「第一志望」とするのがベターです。
例えば、、、
かなり優秀な受験生で筆記も面接もばっちり。最後の最後で併願先を確認したところ、「こちらの県は第二志望で、第一志望は面接試験がすでに終わっていて合否待ちです」とバカ正直に答えられたら、どうでしょうか?
あなたが面接官だったら、そのような受験生を採用したいと思いますか?
面接官の立場とすれば、
「せっかく採用したのに、うちの自治体は第二希望で、本命に逃げられてしまった」
ということだけは絶対に避けたいと考えています。
つまり、どんなに面接で優秀な回答をしても、本命を第二志望とするなら面接官を納得させられる併願の理由を答えられないと合格は厳しいです。
オススメの回答は「志望動機」をあらためて答える!
このように、簡略した志望動機をあらためて伝えるのが一番楽です。
そして、一貫性があるので面接官も納得をしやすいです。
注意点としては、簡略した志望動機でOKです。
長々と志望動機を語ることは避けましょう。
面接カードと矛盾していないか注意!
面接カードには必ず併願状況を書く欄があります。
ここで書いたものと当日聞かれたものがバラバラであると、面接官は不信に思います。
隠し事がないよう、面接カードには全ての併願先を書くようにしましょう。
併願先・進捗状況は素直に答える
併願先と合否の結果はしっかりと正確に答えるべきです。
また、民間も受験している場合はそのことも素直に伝えてOKです。
うまく理由を伝えることができれば、逆にプラスにも働く可能性があります。
ただし、私の知り合いに日程的に併願ができるといって、行政職と警察事務職を受験した人がいました。
さすがに面接でかなり突っつかれ、不合格となりました。
絶対に駄目というわけではありませんが、
- 業種が全く違う仕事
- 志望動機の内容と全く噛み合わない仕事
を受験する際は、きちんとした理由を答えられるようにしておきましょう。
深堀り質問にはしっかり回答を準備しておく
併願状況を答えると深堀りの質問や圧迫質問が来ることがあります。
私の実例をあげますと、
また、「国に合格しても、うちにほんとうに来るの?」みないな確認を求めるような質問もありました。
併願状況の深堀質問は十分想定可能ですので、想定問答を準備しておきましょう。
〔併願状況に関する想定質問〕
- 「併願先に志望順位をつけて」
- 「この併願先のなかだと他の自治体のほうがやりたいことができるよね?」
- 「なぜ○市よりうちの市のほうが優先順位が高いの?」
- 「両方合格したらどちらに行くの?その理由は?」
- 「その併願先の合格発表はいつ?」
- 「なぜ民間も受験したの?」
- 「なぜ他の自治体を受験したの?」
- 「なぜ国も受験したの?」
- 「合格したら他のところは断って絶対にうちに来る?」
まとめ ~併願状況の想定問答はしっかり準備しておく~
ここまで公務員の面接試験での併願状況の考え方・答え方について、ご紹介してきました。
深堀りされる併願状況に関する質問を想定して、回答をしっかり準備しておきましょう!
とにかく、併願状況はよく聞かれる質問ですので、対策するコスパは非常に高いです。