今回の記事では、就職氷河期世代枠の給料(初任給)について、サクッとご紹介します。
この記事はおもに、
公務員の就職氷河期世代枠に興味がある人
などに役立つ記事となっています。
【この記事を書いた人】
就職氷河期世代枠試験とは?
学歴、職歴が一切なくても受験できる公務員試験のひとつです。
年齢要件さえ満たせば、非正規雇用、フリーターやニートでも受験可能です。
年齢要件はだいたい37歳以上から52歳ぐらいとしている自治体が多くあります。
もちろん合格すれば正規の公務員として採用され、安定した身分・給料が約束されます。
【参考記事↓】
氷河期世代採用試験とは?30代以上のフリーターやニートが公務員なる大チャンス!(職務経験不問)
【2023年度】公務員試験(就職氷河期世代枠)の年齢制限、受験者数、競争倍率(全都道府県調査)
給料はどのくらい?給料参考例(初任給)
では実際に、就職氷河期世代採用者の初任給はいくらぐらいなのか、実例をご紹介します。
なお、初任給については、年齢や経歴に応じて決定されるため、個人差があります。
今回紹介する初任給はあくまで一例としますので、ご自身の条件に近いものを参考としてください。
ちなみに、初任給は受験案内に必ず掲載されていますので、確認したい方は各自治体の受験案内をご覧ください。
【国家公務員】
【東京都】
大卒(Ⅰ類B)で約225,400円
高卒(Ⅲ類)で約182,600円
38歳大卒(Ⅰ類B)で244,400円~282,700円(地域手当20%を含む)
38歳高卒(Ⅲ類)で244,400円~259,900円(地域手当20%を含む)
【神奈川県】
【千葉県】
【新潟県】
31歳大卒(卒業後職歴のない方)で199,000円(地域手当含む)
31歳高卒(卒業後職歴のない方)で177,800円(地域手当含む)
【名古屋市】
37歳大卒(職務経験5年)で237,245円(地域手当含む)
40歳大卒(職務経験10年)で249,550円(地域手当含む)
45歳大卒(職務経験15年)で262,315円(地域手当含む)
上限は276,115円
各自治体の受験案内に掲載されている様々な条件での初任給を紹介しました。
これでおおよその額が分かるかと思います。
給料は他の同世代公務員よりも安い
就職氷河期世代枠採用者の給料は、同年代の一般行政職職員の給料と比べると安くなっています。
ある程度、年齢や職歴によって加算はあるものの、加算を加えても安いですし、上限も設けられています。
手当や福利厚生、昇給などは他の公務員と変わらない
初任給は安いですが、手当や福利厚生は他の公務員と変わりません。
通勤手当、住居手当、扶養手当、時間外勤務手当(残業代)、期末・勤勉手当(ボーナス)等の手当や年次休暇年間20日はしっかりともらえます。
また、昇給についても、入庁後は他の職員と変わらずに原則毎年上がっていきます。
まとめ
就職氷河期世代は大変人気で、他の公務員試験に比べて競争倍率は非常に高くなっています。
そして、公務員になってからも決して楽ではありません。
そのうえ給料は他の職員よりも安月給。
そのあたりをしっかりと理解したうえで、受験するかどうかを決めることをおすすめします。
その代わり、公務員になれれば「人生大逆転」です。
安定した給料や充実した福利厚生がありますし、リストラがなく社会的に相当高いステータスを得ることができます。
ちなみに、就職氷河期世代枠採用試験(国家公務員)は2024年度(令和6年度)までの期間限定の試験となっています。
国、都道府県、市町村でも試験が実施されています。
受験することを決めたら、一刻も早く試験対策を開始しましょう。
少しでも早くから対策した人が有利です!
対策方法については、下の記事が参考になると思います。
【参考記事】
【まとめ】「公務員就職氷河期世代枠」大全(試験内容・教養対策・面接対策)
【公務員就職氷河期世代枠】もう迷わない!教養試験の勉強方法の選び方(独学と予備校通信講座)
【就職氷河期世代枠】公務員予備校選びの重要ポイント!(予備校比較あり)
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