今回の記事では公務員試験の合格体験記について、元公務員が紹介します。
この記事は、
- 勉強のモチベーションが下がっている受験生
- 合格した人の勉強方法を知りたい受験生
- 合格体験記をどこで見ればいいのか困っている受験生
に役立つ内容となっています。
【この記事を書いた人↓】
合格体験記を読むメリット
合格体験記を読むことには様々なメリットがあります。
例えば、
- 志望動機を考えるうえで参考になる
- 合格者の勉強方法が分かる
- 合格者の苦労した点、つまずいた点が分かる
- 苦労した点をどう乗り越えたかが分かる
- 試験勉強のモチベーションが上がる
など。
合格体験記の見れるサイト(無料)
「合格体験記を読みたいんだけど、どこで見れるの?」と困っている受験生も多いと思いますが、全く問題ありません。
私がもっともおすすめする合格体験記を読む場所としては、通信教育で有名なクレアール のHP↓がベストだと思います。
(2023年度実績でクレアールの通信教育で313名(実人数)が合格しています)
その理由として、クレアールのHPにはなんと約650人の合格体験記(2013年度~2023年合格分)が無料で公開されているからです。
合格体験記の内容
気になるクレアールの合格体験記の内容は以下のとおりです。
- 最終合格先
- 公務員を志望した理由
- クレアールを選んだ理由
- クレアールのよかったところ
- 学習するうえで苦労したことと、その克服法
- 面接対策で心がけたことや工夫したこと、大変だったこと
- これから公務員を目指す方にメッセージ
私が特に有益な情報を思ったのが、「学習するうえで苦労したことと、その克服法」です。
実際に合格された方のリアルな克服法が分かるので、すぐに実践できます。
例えば、
苦労したことは社会科目と理科科目のような暗記科目です。数的処理や判断処理はコツを掴めばスムーズに勉強を進めていくことが出来たのですが、暗記科目はなかなか頭に入らず、かなり時間がかかりました。科目数もとにかく多いので要点を絞って勉強し、問題をたくさん解くことで知識を定着させました。重要なポイントを確実に押さえることが大切だと思います。
(M.Tさん 2022年東京都合格)
論文試験では自分の考えや言いたいことを中心に記述すると、書いている最中は心地よいのですが後から全体を通して読み返すと必ずしも筋道が通っていなかったり、論理が飛躍し偏っていることに気づくことがあります。逆に筋道を考えて論文を書いていると、自分の書きたい内容が書けないことに気づいて内容に困ってしまうことが最初はありました。どうすれば論理的に、でも自分が納得できる文章や表現にできるかを考えること、それに慣れていくことが大変でした。
(H.Kさん 2022年高知県庁・社会人経験者枠合格)
働きながらの受験勉強のため、時間の確保に苦労しました。11、12月や年度はじめの繁忙期、平日は22時まで仕事、土日は出張で、満足な勉強時間が確保できているとは言い難かったです。クレアールから配布される勉強の計画表の予定からもどんどん離れていき、本年の合格は難しいと内心思うことも多かったです。しかし完全に諦めることもできず、できる範囲でがんばろうと思って取組みました。毎日最低1時間。まったく勉強しない日をつくらずに、細々と継続だけはさせるようにしました。結果として合格となりましたが、筆記試験はぎりぎりの点数で、勉強が足りていたかというとそうではありません。私が合格できたのは「諦めなかった」というその一点につきると思います。
(Y.Iさん 2019年埼玉県庁合格)
私は社会人経験者枠での受験だったので、朝晩の通勤電車の中で動画を2倍速で視聴し、帰宅後問題を解く、を繰り返しました。自宅での学習時間を確保するため、日々の業務についてのタスク管理を徹底し残業を減らすことを心がけました。
また、初期段階での「いつまでにどれをどこまでやるのか」といった学習計画は非常に重要です。出題数の多い数的処理、文章理解、法律、経済を一通り学習した後、出題数が1問程度の人文・自然科学は足りない部分を補う程度で科目を絞って覚えられるものを学習しました。しかし歴史については、私の受験した自治体は2問ずつ出題されるため短期集中で過去問フォーカスを中心に学習しました。
法律については、歳をとり記憶力が衰えていたので単語ではなく判例で覚えるようにすることで克服しました。動画とテキストの学習後、法律と同時に経済、政治の過去問フォーカスの学習に入ったのですが、それぞれで似たような問題が多かったので、非常に効率的に復習ができるツールでした。(特に法律と政治)
苦手な数的処理は、テーマ毎に、まずは高卒程度のテキストを学習し、その後大卒程度のテキストを学習していました。重要な公式は手書きでノートにまとめ、それを基に繰り返し問題を解くことで習得しました。
小論文は試験の2か月前から本腰を入れて始めたのですが、少し遅かったなと反省しておりますので早めに1回目の添削をしていただくことをおすすめします。(K.Yさん 2019年横浜市合格)
など、かなり具体的な内容が書かれています。
まとめ
ここまで公務員試験の合格体験記について紹介してきました。
合格体験記には、具体的な克服法が分かるだけでなく、試験勉強のモチベーション向上のメリットもあります。
試験勉強のやる気が起きないときは、ぜひ合格体験記を読んでみてください、効果抜群です。