おすすめの公務員「学校事務」の試験の特徴!高倍率だけど専門試験がない。

地方公務員試験のなかで「小中学校事務」という区分があります。

 

小中学校事務とは、簡単に言えば県内の公立小中学校で総務や経理をする仕事です。

 

地方公務員行政職受験者の併願先として知られていますが、そもそも学校事務という職種を知らない人も結構います。

 

実は学校事務は公務員の中でも大変人気があり、高校生・大学生に限らず社会人も多く受験します。

 

その人気の理由はズバリ、公務員の中でも特にホワイトな職業だからです。

 

実際、私は県庁職員から学校事務へと転職をしましたが、はっきり言って「学校事務」ほどホワイトな職業はないと言い切れるくらい良い職業です。

 

学校事務の魅力や仕事内容については、また別記事をご覧ください。

 

この記事では、元学校事務職員の私が、学校事務の試験の「特徴」について、簡単にご紹介します。

 

 
ねこ伯爵
学校事務ってそんなに人気なの?
 
 
となりの伯爵さん
私が受験した年の学校事務の最終倍率は「13.9倍」、20名程度募集のところ264名が受験するという人気ぶりでした
 

大学4年時に「県庁」と滑り止めで「国」を、また県庁を退職してから「学校事務」と「社会人枠」で再受験し、全て一発合格しています。

  • ○県職員採用試験(大学卒業程度)(2008年)最終合格、採用
  • 国家公務員採用試験(一般職)(2008年)最終合格、官庁訪問(林野庁)、最終内定辞退
  • ○県小中学校事務職員採用試験(2018年)最終合格、採用
  • ○県職員採用候補者試験(社会人枠)(2018年)一次試験合格、二次試験辞退

 

スポンサーリンク

学校事務の試験の特徴(他の公務員試験との違い)

競争倍率が非常に高い

なんと言っても、学校事務は競争倍率が高いことが特徴です。

 

県によって多少違いますが、行政職よりも競争倍率が高いことが多いです。

 

【2019年試験実施状況例】

  • 神奈川県小中学校等事務職員採用試験(採用予定 1種5名、3種5名) 最終倍率 1種8.7倍、3種12.3倍(1種は大卒レベル、3種は高卒レベル)
  • 埼玉県小中学校事務職員採用試験(採用予定 上級18人、初級14人) 最終倍率 上級6.9倍、初級6.2倍
  • 愛知県小中学校事務職員採用試験(採用予定 約40人) 最終倍率6.2倍
  • 新潟県小中学校事務職員採用試験 最終倍率14.2倍
  • 長野県小中学校職員採用試験(採用予定 15名程度) 最終倍率12.6倍
  • 群馬県小中学校事務職員採用試験(採用予定 2類約8人、3類5人)最終倍率 2類24.5倍、3類11.3倍(2類は短大卒業レベル、3類は高卒レベル)

※学校事務は都道府県によって、受験区分を大卒程度と高卒程度と分けている場合があります。

 

 
となりの伯爵さん
大きな都市(政令指定都市など)では、県で採用するのではなく、その都市ごとで学校事務職員の採用試験を行っています。受験日が異なれば、県を受けて、さらに都市を併願することも可能です。
 

教養試験で高得点を取る必要がある(専門試験がない)

基本的に学校事務の筆記試験は教養試験のみで専門試験がありません

 

そのため、教養試験だけの得点で一次試験の合否が決められしまうため、合格基準ラインは高めです。

 

【2019年長野県小中学校事務職員第1次試験(教養試験)の平均点・合格ライン(満点400点)】

平均点は232点(得点率58%)、1次合格ラインは280点(得点率70%)

 

このように、長野県では一次試験通過者の最低得点率が70%となっていて、ハイレベルな試験となっています。

 

スポンサーリンク

高卒程度の区分になっていても、受験者には大学生や社会人が混じっている

試験レベルが高卒程度となっていても、実は大学生や社会人が多く受験してきます

 

なので、必然的に競争は激化します。

 

私の受験した県では、学校事務は高卒程度となっていて、受験者の大半は高校生らしき人達(制服で判断)でしたが、1~2割程度は大学生・社会人と思われる人達が受験していました(試験会場を見渡した感じで判断)。

 

そして、驚愕の真実ですが、実際合格した人は社会人・大卒・予備校生だけ、高校生は1人もいませんでした

 

【合格者内訳】

  • 県庁職員
  • 他県の学校事務職員
  • 市の学校事務職員
  • 銀行員×3人
  • スクールサポートスタッフ
  • 学生(法学部)
  • 公務員受験予備校生×7人程度

 

 
ねこ伯爵
高卒程度レベルに大学生や社会人が受験してもいいのかよ?
 
 
となりの伯爵さん
年齢制限はありますが、学校事務の場合、高校生3年生から30歳あるいは35歳まで受験できる都道府県が多いです。なので、ホワイトな学校事務に転職したい社会人が集まります。
 

学校事務の教養試験の勉強法

他の公務員試験(教養試験)と同じ対策でOK

基本的に他の公務員試験と同じ試験範囲となりますので、対策は他と同様で大丈夫です。

 

上述したように学校事務には専門試験がないので、教養試験の勉強に集中することができます

 

具体的な「勉強法のコツ」や「試験本番のテクニック」については、下記の記事でしっかり紹介していますので良かったら参考にしてみてください。

関連記事

公務員になるためには、当然ながら公務員試験をパスしなければなりません。   その公務員試験(筆記)には、「教養試験」と「専門試験」があります。   範囲は膨大になるため、大学3年生の早い時期から勉強を始める人が多[…]

 

ただし、参考書は受験する都道府県の受験区分のレベルに合わせてください

 

同じ学校事務でも、都道府県ごとに

  • 「高卒程度・初級試験レベル」
  • 「短大卒程度・中級試験レベル」
  • 「大卒程度・上級試験レベル」

と分かれていますので、事前に受験要項でしっかり自分がどの区分で受験するのか確認してください。

 

 
伯爵さん
高卒程度の試験レベルなのに、間違って大卒程度レベルの参考書を買わないようにしてください。

 

なお、基本的に学校事務用の参考書はないので、公務員試験初級や上級の参考書で対応してください。

 

勉強期間

都道府県の学校事務の教養試験は9月下旬となっています。

 

私が試験勉強を始めたのは6月下旬頃だったので、実質3ヶ月間で合格できました

 

教養試験の得点率は75%超あたりで、約250人の受験者のうち28位でした。(面接でかなり挽回し、最終的に4位で合格しました。)

 

ちなみにトップで合格した学校事務の同期は、教養試験は9割程度取れたと言っていました。

 

私が学校事務を受験した時は、大学4年時に県庁を受験してからすでに10年以上経過している30代前半でしたので、かなりのブランクがあり、受験勉強にはだいぶ手こずりました。

 

しかも中々モチベーションがあがらず、日によっては勉強時間ゼロ、あるいは1時間程度しかしないという日もチラホラありました。

 

正直、十分対策が出来ていたわけではなく、合格は厳しいかなという状態で本番を迎えました。

 

試験本番もイマイチの出来で私自身はほぼ落ちたなと思っていましたが、なんとか通過することができました。

 

 
ねこ伯爵
多分落ちた~って凹んでたもんなw
 
 
となりの伯爵さん
一次通過するためには7割以上の得点が必要だったので、運もかなり必要な試験だと思いました
 
【学校事務の併願について】
都道府県の学校事務職員採用試験は試験日が全国で基本的に統一されています。
学校事務の併願をしたい場合は、多少試験日がずれている大きな都市(政令指定都市など)の学校事務職員採用試験を併願するようにしてください。
大きな都市(政令指定都市など)では、県の採用試験ではなく、その市独自で学校事務職員の採用試験を行っています。

 

最後に

最後に、学校事務は倍率が高めですが、実質倍率はそれよりも低いと思います。

 

というのも、実際しっかり勉強をしてきている人は、そう多くはないと思います。

 

どの試験にもいますが、記念受験って人もいるので^^;

 

ですが、学校事務は他の公務員試験に比べると、専門試験がない分、教養試験で高得点をマークする必要があります

 

倍率が高いので、1問や2問の正答の差で合否が分かれていると思います。

 

なので、本番の最後の最後まで粘れる人が勝者になります、貪欲に一点を取りに行ってください。

 

 
伯爵さん
ここまでお読みいただき本当にありがとうございます☆この記事が学校事務を受験する方々のお役に少しでも立てば嬉しいです。

 

教養試験の勉強法を知りたい方は、こちらの記事もよかったらお読みくださいね☆

関連記事

公務員になるためには、当然ながら公務員試験をパスしなければなりません。   その公務員試験(筆記)には、「教養試験」と「専門試験」があります。   範囲は膨大になるため、大学3年生の早い時期から勉強を始める人が多[…]