今回の記事では、公務員の有給休暇(年次休暇)について、さくっと解説します。
この記事は、
- 公務員新人職員で有給休暇の取り方がよく分からない人
- 公務員の有給休暇(年次休暇)について知りたい人
などに役立つ記事となっています。
※公務員の有給休暇は、正式名称「年次休暇」です。この記事ではわかりやすく表現するため「有給休暇」に統一して解説します。
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【公務員】有給休暇(年次休暇)の取り方と取得理由
公務員の有給休暇について、以下の点を解説します。
- 有給休暇のとり方
- 有給休暇は何日間?
- 何日間くらい取得していいのか
- 休暇取得の理由は伝えなくていい
有給休暇の取り方
まずは有給休暇の取り方について紹介します。
- 遅くても前日までには伝えておく
- 仕事のサポートをお願いしておく
- 休み明けは感謝の気持ちを伝える
- 当日の場合は就業前に職場に連絡を入れる
遅くても前日までには伝えておく
休みたい日が決まったら早めに「係長」に申し出ましょう。
係長に伝えたあとに、さらに係員達にも「○月○日にお休みいただたきますのでよろしくお願いします」と伝えておきましょう。
遅くても前日までには申し出るようにしましょう。
休暇申請は、何日間前に申し出なさいということはありませんが、事前に管理職の許可を取っておくことが基本となります。
仕事のサポートをお願いしておく
もし休むことで他の職員に影響が出る場合や対応してほしいことがある場合は、事前に伝えておきましょう。
休み明けは感謝の気持ちを伝える
休んだ次の日は、係長や係員に「昨日はありがとうございました」と朝一で伝えるとGoodです!
当日の場合は就業前に電話を入れる
もし当日どうしても休まなければならなくなった場合は、就業前までに職場へ電話をしましょう。
この場合もできれば係長、いなければ電話に出た同じ係の係員に、休むことを伝えてください。
公務員の年有給休暇は何日間?
公務員の有給休暇の日数ですが、
- 一般職員は1月~12月で20日間
- 新規採用者は15日間
となっています。
有給休暇は最大20日間次の年へ繰越することができ、最大で40日間有給休暇を付与されます。
また、有給休暇は時間単位でも取得可能(1時間単位)となっています。
何日間ぐらい休みを取っていいの?
有給休暇の取得日数はよく気にされるポイントですが、仕事に影響さえ出なければ積極的に取得して構いません。
ただし、突然有給休暇が必要になる不測の事態もありますので、全部を使い切ることは止めておいたほうがいいでしょう。
アドバイスとしては、「他の係員の仕事状況にも配慮する」と空気読める奴だなと思われます。
他の係員が毎日残業をして多忙を極める中で、自分だけ有給休暇をたくさん取得していては、その係員はあなたのことをあまり良くは思いません。
サポートできる面はサポートしてあげておくと、今度自分が困ったときに助けてくれることでしょう。
国家公務員の年次休暇の使用実態についてデータがありますので紹介します。
令和5年 年次休暇 平均使用日数 16.2日(令和4年は15.5日)
(本府省:14.4日、本府省以外:16.6日)
(参考:人事院「国家公務員の年次休暇の使用実態(令和5年)」)
有給休暇の取得理由は伝えなくていい
これは大切なポイントですが、「有給休暇の取得理由は伝えなくてもいい」です。
もし理由を聞いてくる係長だったら、テキトーに「私用のため」「体調がすぐれず」「役所への用事」「家族との用事」などと言っておけば大丈夫です。
ズル休みをしたくなったら、、、
毎日一生懸命働いていると、疲れが溜まってきてふと休みが欲しくなることがあります。
そんなときは、思い切って有給休暇で休みをとってリフレッシュするのも一つの手です。
ただし、ズル休みのやりすぎは禁物ですし、業務は忙しいときは避けましょう。
やるにしても、年に数回程度にしておきましょうね。
まとめ
ここまで公務員の有給休暇についてさくっと解説してきました。
公務員には有給休暇以外にも様々な休暇制度があります。
- 療養休暇
- 夏季休暇
- 結婚休暇
- 育児休暇
- 介護休暇
- 忌引休暇
【参考記事】
- 地方公務員の手厚い休暇制度一覧。有給は何日?うつ病は何日休める?特別休暇とは?
- 公務員の夏季休暇の日数は3日間?5日間?6日間?あとお盆休みはある?
- 公務員の結婚休暇の日数は?いつまでに取らないといけない?(自治体によって異なる)
- 国家公務員・地方公務員の忌引休暇の取得できる日数は?(自治体によって日数が異なる)
休暇や福利厚生の手厚さはさすが公務員といったところです。
あなたも積極的に有給休暇を取得して、楽しい公務員ライフを謳歌しましょう☆