今回の記事では、試験勉強のやる気が起きない人の対処法を10個厳選して元公務員が紹介します。
おもに、
に役立つ内容となっています。
【執筆者↓】
試験勉強のやる気が起きないときの対処法10選!
試験勉強のやる気が起きないときの対処法として、
- 「私が受験生のときに実際やって役立ったこと」
- 「社会人になってから自己啓発本などで知った役立つモチベ向上スキル」
を10個ご紹介します。
- 思いきって勉強せずに遊ぶ
- 勉強仲間をつくる
- 勉強する場所を変える
- 民間の就職活動をしてみる
- 勉強する仕組みを作る
- 誰かに宣言する
- 午前中に集中して終わらせてしまう(早起きをする)
- スモールステップ
- 25日程度で習慣化できる
- とにかく1問だけ解く
思いきって勉強せずに遊ぶ
私は5ヶ月間の公務員試験勉強の間、どうしても勉強が手につかなかった日は、思い切って勉強せずに現実逃避して友人と遊んでいました。
これ、実は効果バツグンです!
遊びまくった帰り道に、
「私こんなことしてていいの?このままじゃまずいでしょ」
という「罪悪感」「後悔」で心の中が一杯になり、その気持ちから勉強へのモチベーションが復活します。
ただし、数日間も勉強から離れるのはダメ!です。
遊ぶにしても1日にしましょう。
勉強仲間をつくる
切磋琢磨できる「勉強仲間」を作ることは非常に大切です。
【勉強仲間を作るメリット】
- 仲間が勉強している姿をみると自分もやらなきゃと思える
- 分からない問題を質問することができる
- 試験情報を交換しあえる
- モチベが下がっているときに相談でき、公務員になりたいという初心を思い出させてくれる
- 自分がリフレッシュしたいときに、良い息抜き相手になってくれる
勉強する場所を変える
勉強環境を変えるのはかなり効果的です!
私も集中できないときはよく場所を移動しました。
大学生のときは、
- 大学の図書館(メイン)
- 教室
- 研究室
社会人のときは、
- 公立図書館(メイン)
- 自習室
- 自動車の中
- 家
- 寝る前の布団の中
などで勉強しました。
一つ忠告ですが、家ではあまりやらないほうが良いです。
自制心のある人なら良いですが、家にいるとパソコン、スマホ、ゲーム、テレビ、模様替え、掃除など他のことを始めてしまうのがオチです。
民間の就職活動をしてみる
私の場合、最初は民間企業と公務員両方を視野に就職活動をしていました。
しかし、就活をした結果、自分は民間よりも公務員に向いていると痛感し、それからは公務員試験勉強に集中できるようになりました。
就活をしたことで、
- 「利益を追求せずに人の役に立ちたい」
- 「リクルートスーツを来てゾロゾロと集団で面接活動したくない」
などの思いが生じ、公務員試験勉強へのモチベが格段に上がりました。
さらに就活をすることで、「働きたい企業が見つかる」かもしれませんし、面接試験を受ければすごく「公務員試験の個別面接や集団討論の練習の場」となります。
就活はメリットが多いので、一度はやってみることをオススメします。
勉強する仕組みを作る
気持ちのコントロールが不要になるよう、「勉強する時間帯」と「勉強場所」をあらかじめ決めてしまうのもモチベ維持のコツです。
私は「朝イチで図書館に行き、いつものお気に入りの席で勉強を開始する」ということを事前に決め、それを続けました。
「勉強面倒くせー」「今日は遊びたいな」と思いながらも、自然とカラダが朝イチで図書館へ行き、いつもの席を確保しようとする習慣になっていました。
誰かに宣言する
家族や友達、同僚、彼氏・彼女などに
「私は毎日必ず図書館に行って半日勉強してくる」
と宣言すれば、言った手前、周囲の目が気になり自然と図書館に足が向きます。
午前中に集中して終わらせてしまう(早起きをする)
早起きして、早朝から勉強をするとかなりはかどります。
頑張って起きて5時とか6時に勉強を始めれば、午前中だけで5時間程度勉強をすることができます。
午後は調子が良ければ勉強を続けてもいいし、気分が乗らなければ午後は息抜きして、夜また数時間やる。
これなら日々の勉強に対する精神的に負担が少なくなると思います。
朝の時間帯に勉強や自己啓発するメリットについては「神・時間術」著 樺沢紫苑、大和書房でも以下のように紹介されています。
【脳のゴールデンタイム】
人間の脳というのは、起きてから2、3時間は、脳が疲れておらず、さらに脳内が非常に整理された状態にあるため、脳のパフォーマンスが1日で最も高いのです。朝の1時間は、夜の1時間の4倍の価値があるのです。しかし、それに気づいている人は、非常に少ない。
スモールステップ
「よし、試験勉強を始めるぞ!」と言って、いきなり8時間や10時間も勉強するのはなかなか大変です。
一週間くらいは継続できたとしても、その後が息切れしてしまう人が多いと思います。
勉強がはかどらないことにストレスを感じ、継続できない自分に嫌気がさし、どんどん勉強へのモチベが下がっていってしまいます。
そのため、徐々に勉強量を増やしていくことが重要です。
試験勉強を始めた頃は1日1時間や2時間程度から始め、習慣化により勉強のストレスが減ってきたら徐々に勉強量を増やし、試験直前期には10時間くらい勉強しているイメージが理想的です。
25日程度で習慣化できる
メンタリストDaiGoさんの著書「超習慣術」で、
簡単な行為であれば25日を超えたあたりで習慣化でき、難しい行為は50~60日続けられると習慣化しやすい。
とロンドン大学の研究結果を紹介されています。
そして、習慣化をしていく過程では、
1日や2日さぼったとしても、習慣の形成において悪影響はない。
習慣づくりをするうえでは完璧主義になってはいけません。
と述べています。
勉強においても、最初は大変だけれども、25日間程度経過し、習慣化が進めばそこまで苦でなくなってくるということです。
ぜひ、最初の25日間を乗り切ってもらいたいと思います。
とにかく1問だけ解く
脳科学に基づくやる気や集中力を高める方法が世の中にはいくつも存在します。
例えば、精神科医の樺沢紫苑さんの「ストレスフリー超大全」では「やる気スイッチ」について紹介されています。
脳の「やる気のスイッチ」は、「側坐核」という部分にあります。「側坐核」に「ある程度の強さ」の刺激を与えると活動をはじめ、「やる気物質」であるドーパミンの分泌が促され、そこから「やる気」が湧いてきます。では、「側坐核」を興奮させるにはどうしたらいいでしょう。それは、勉強をはじめることです。何か簡単な作業でいいので、脳を使いはじめて軽く興奮させると、自動車の暖機運転のように、脳が少しずつ温まってきて、5分ほどすると、ようやく「本気」を出しはじめるのです。
このように「とりあえず始めてしまう」ことがポイントです。
やる気がでない時は、とにかく問題集を広げ、問題を1問だけ解いてみましょう!
「やる気が出たから勉強をする」ではなく「勉強するからやる気が出てくる」
というイメージをもつことが大切です。
この他にも習慣力や継続力、モチベを維持するためのスキルなどは多くの自己啓発本で紹介されているので、自分に合いそうな本を一冊でいいので読むと効果的です。
まとめ ~合否はやるかやらないかの差~
公務員試験でも大学入試でも学校のテストでも、ようは「勉強をやるかやらないかの差」です。
頭が良い悪いではないのです、天才を除いて暗記力に大きな差があるわけではありません。
「どうやって勉強に取り組む気持ちを起こさせるか」
そして
「いかに勉強を習慣化できるか、モチベを維持できるか」
が合否の分かれ目です。
公務員試験で合格に必要な勉強時間の目安は「600時間」だと言われています。
(「公務員試験受かる勉強法落ちる勉強法」著 合格への道研究会)
逆に言えば、これだけの時間、勉強することができれば合格の可能性が高まるということです。
この記事で紹介したことも踏まえて、自分に合ったオリジナルな方法を習得して、ぜひ試験勉強を頑張っていってほしいと思います。