公務員のなかでも、うつ病などのメンタル疾患で休職している人や休職・復職を繰り返している人が結構います。
そのなかには、過労というよりは、人間関係が原因でうまくいかなくなってしまう人が多いかと思います。
世の中には会社員として組織で働くことが苦手、あるいは適性がない人がいます。
公務員を退職してから分かりましたが、世の中には個人でできる仕事がたくさんあり、無理に会社員に固執する必要は全くありません。
うつ病を抱えながら働き、精神が疲弊しきっている人は、自分に適した働き方や職業を探し、その職業で稼いでいく生き方を選択したほういいと私は思います。
特にうつ病などのメンタル疾患は一度発症してしまうと、回復したとしても完治することはなく「寛解」状態になります。
(寛解:症状がおさまり穏やかな状態だけど再発の恐れがある)
これを一生背負って生きていくわけですから、少しでも再発リスクの少ない働き方を選ぶことが賢い方法だと思います。
今回は、民間企業や公務員以外の働き方として、組織に属さず「個人」でできる仕事を紹介します。
個人でできる仕事11選
それでは個人でできる仕事を11個ご紹介します。
ネット・パソコン系
ブログ(アフィリエイト)
今、私が最も力を注いでいる稼ぎ方です。
稼げるようになるまで早くて数ヶ月~半年~1年などと言われ、相当の時間がかかりますが、成功すればサラリーマンの月収を超える収入を得ることも可能です。
良質な情報を日々投稿し続けることが必要ですが、
- 文章を書くのが好き
- 人の役に立つ情報を発信したい
- 在宅で働きたい
- 不労所得を得たい
という人にはおすすめの仕事です。
【1ヶ月間の収入額】
- 「収入なしが全体の26.8%」
- 「1000円未満が約14.4%」
- 「1000円~5000円未満が8.3%」
- 「5000円~1万円未満が4.5%」
- 「1万円~3万円未満が9.2%」
- 「3万円~5万円未満が4.0%」
- 「5万円~10万円未満が6.6%」
- 「10万円~20万円未満が5.9%」
- 「20万円~50万円未満が5.6%」
- 「50万円~100万円未満が4.1%」
- 「100万円~500万円未満が5.6%」
- 「500万円以上が4.9%」
※データ元:特定非営利活動法人(NPO 法人)アフィリエイトマーケティング協会、「アフィリエイト・プログラムに関する意識調査 2023年」
月収100万円以上の方は、運営歴が長く、複数サイトを運営しているプロだと思うので、素人が同じ額を目指すのはハードですが、それでも夢がある職種ですね。
収入は毎月変動するため、決して安定しているとはいえない仕事ですので、「ブログ専業はおすすめしない」とプロブロガーさん達がアドバイスしています。
ブログを続けていると、ブログの収益以外にも、
- 企業から記事執筆を頼まれたり
- 書籍を販売したり
- セミナー講師をしたり
- Webマーケティングの仕事に転職したり
など他の仕事が入ってくるようになるそうです。
極力幅広い収入源を持つことが安定収入への第一歩だと思います。
ブログを立ち上げる際は、サーバーが必要になりますが、エックスサーバーが安くて高性能でおすすめ。私も利用しています↓
YouTube
YouTubeは今最も流行っていて、注目されている稼ぎ方ではないでしょうか。
投稿自体は無料で、編集にこだわらなければ、スマホ1台で動画がアップできます。
収益をあげるには条件があり、2023年11月4日現在は
- 「登録者数1,000人」
- 「総再生時間4,000時間以上orショート動画の過去90日間の視聴回数が1,000万回以上」
となっています。
(参照:YouTubeヘルプ)
YouTubeの仕事は大変で、しかも9割以上の方は収入ゼロと言われていて、専業でやれている人はほんの一握りという過酷な世界です。
ちょっと前までは市場は伸びているから、今から始めても十分稼げると言われていました。
しかし、芸能人や大手企業の参入が急激に増加していること、また人気YouTuberがさらにファンをどんどん増やしていることを考えると、SNSのフォロワーゼロの素人がいきなり始めてもかなりの苦戦になることは目に見えています。
それでも、
- キャラクターが濃い人
- イケメン・美女
- すごい知識・技術を持っている人
- 面白い人
- 企画力がある人
- かわいい・珍しいペットを飼っている人
など、オリジナリティを見いだし、他者と差別化できれば、これから始めても十分稼げると思います。
ただし、稼げるようになるまでには、ブログと同様で早くて数ヶ月~半年程度の時間がかかります。
クラウドソーシング(クラウドワークス、ランサーズなど)
クラウドソーシングを利用すれば、家にいながらパソコンを用いて様々な仕事を受注することができます。
- ライティング
- データ入力
- 動画編集
- ロゴ作成
- アプリ開発
- ホームページ作成
など幅広い仕事があります。
金融系の記事を書いていましたが、コスパが本当に悪く、「アルバイトのほうがよっぽど稼げる」と思いました。
ただ、経験を積み、信頼度をあげ、単価の高い仕事をどんどん受注していけば、家にいながらそれなりの収入を得ることは可能です。
しかし、クラウドソーシングだけで生活をしていくのは厳しいと思います。
気になる方は↓から一度HPをチェックしてみましょう。
ココナラ
「ココナラ」は、自分の持っている知識・スキル・経験をサービスとして提供できるネット上でのスキルマーケットです。
他の人より秀でた技術や知識や経験がある人は、詳しく調べる価値ありです。
ちなみに私は元公務員の経験を活かし、公務員試験アドバイザーとして活動しています。
自分で全て設定できるので、自分が教えられることだけを好きな時間に好きな単価で受注できるので、ありがたいです。
気になる方はこちらからどんなサービスが行われているか一度を見てみましょう↓
プログラマー
プログラマーは、2030年頃にはかなりの人手不足になることが予想されている職種ですので需要は高いといえます。
フリーランスになれば、在宅で1人で仕事ができますし、スキルが高ければかなりの収入を得ることができます。
プログラミングの知識がない人でも、
- 専門学校
- 通信教育
- オンラインのスクール
- ハローワークで受け付けている職業訓練校
など学べる環境が整っています。
プログラマーは向き不向きが大きい職種だと言われますが、適性があれば、将来安泰でしょう。
ただし、プログラマーになってからも次から次へと新しい知識を勉強し吸収し続けていかなくてはなりません。
動画編集
動画編集は、副業で注目されている稼ぎ方です。
YouTuberが増えていますが、その中で「編集が面倒とか編集している時間がない」という人が、代わりに編集をやってくれる人を探すわけです。
動画編集と言っても、思っているほど難しくありません。
初心者でも、動画編集ソフトを購入して、1ヶ月くらい操作していれば、それなりのクオリティの編集ができるようになります。
webデザイナー
「webデザイナー」は全くの未経験でも、専門学校やオンラインスクールなどに通い、知識を身につけて、そのままフリーランスになることも可能です。
需要はこれからもあり、30代から、そして在宅でできる点が魅力です。
私は以下の本で、webデザイナーの働き方を勉強しました。
【関連記事】
【公務員から転職】知識や経験なしでも1人で稼げる在宅Webデザイナー起業という働き方
webライター
「webライター」は在宅でできる仕事の定番です。
最初は単価が安い仕事になると思いますが、実績を積み上げていけば単価の高い仕事が受注できるようになります。
まずは、さきほど紹介したクラウドソーシングなどを利用して、Webライターとしての力を磨いていくのが堅実的です。
webライターという仕事に興味がある方は以下の本がおすすめです。
「不登校だった私が売れっ子Webライターになれた仕事術」著 山口恵理香、自由国民社
自然系・農業
米作りづくり・野菜作りなど農業も良いのですが、収益をあげようと大規模にやると1人では手が回らなくなります。
小規模(1人)でも稼げる農業としては、
- 珍しい作物を栽培したり
- ジャムなどに加工品をつくったり
- ブランド化を目指したり
- 宿泊型農業体験を企画したり
などが一工夫が求められます。
ネットを利用して販路を拡大できれば、高収入も不可能ではありません。
【参考図書↓】
「農で1200万円!日本一小さい農家が明かす脱サラ農業はじめの一歩」著 西田栄喜
親戚に、自分で栽培し加工した黒にんにくを近くの道の駅や直売所などで販売して収益をあげている人もいます。
全くの未経験者で知識をつけてから農業を始めたい人は、県が運営している「農業大学校」に通うのも良いかと思います。
士業系
資格を取得し、独立開業ができる士業系も1人で働ける仕事の代表格です。
下の2つはそこまで難易度が高くありませんし、学歴は不要です。
安定収入をあげるのは大変ですが、自分の裁量でできる仕事なので、会社員が駄目でも行政書士や独立系FPなら向いている人もいらっしゃると思います。
行政書士
行政書士になれば、独立開業も夢ではありません。
仕事内容も公務員時代の経験がそのまま生かせるので、仕事への適性も高いと思います。
そしてなんと、公務員で行政事務の経験年数が17年以上あれば、行政書士試験を受けることなく行政書士として登録できます。
もし17年以上勤めている方は行政書士も選択肢の中の一つにぜひ加えてみてはいかがでしょうか。
ファイナンシャルプランナー(FP)
お金の専門家であるファイナンシャルプランナーも1人で仕事をすることが可能です。
今はオンライン上で、家計の相談業務をされている方もいらっしゃいます。
資格取得の方法は、独学、通信教育、専門予備校などがあります。
もちろん、独学で合格できるにこしたことはありませんが、お金に余裕があるなら、通信教育や予備校で効率的に合格を目指してみるのもオススメです。
通信教育のユーキャンなら無料で資料請求できるので、資料を見てFPに適性があるか決めるのも良いですね。
FP3級なら独学で数ヶ月勉強すれば余裕で取得できます。
公務員試験を突破されたみなさんなら余裕です。
【参考】資産運用(株式投資)
働き方ではありませんが、お金に多少余裕がある人はなるべく若年層のうちから資産運用(株式投資)を始め、経験を積んでおくことをおすすめします。
株式投資は、うまくいけば100万円ぐらいの元手で、億り人になることも不可能ではありません。
が、時間・勉強・経験・そして運や先見性も必要になってきます。
当然、資産がマイナスになるリスクもあります。
難易度は非常に高いです。
他の仕事をしながら、その収益から余剰資金(なくなっても困らないお金)を株式投資にまわし、中長期投資をしていくのが一般的かと思います。
ただ、あまりにも少額な資金の場合は、余剰資金では中々資産が増えていかないまま、退場する可能性もあります。
お金持ちになるには、時には勝負をしなければならない時もあると思っていますし、資金が1,000万円を超えるまではがっつり集中投資したほうが良いというプロもいます。
そこらへんはよく勉強して、知見を増やし、自分自身で判断していきましょう。
株式投資は完全に自己責任で行うものですので。
友人に株式投資のアドバイスをする時は、「たくさんの投資の方法があるから、働きながら勉強し、実際投資をして経験を積み、そして自分に見合った方法を模索していくのが良いよ」とアドバイスしています。
ローリスクで資産を増やしていきたい人は、投資信託やNISA、確定拠出年金(iDeCo・イデコ)などをおすすめします。
イデコは私も運用しています。(約5年程度運用していますが、プラスになっています)
イデコに興味がある方はまずは資料請求してイデコの概要などを理解すると良いと思います↓
私はそれなりのリスクを取り、高いリターンを狙って個別株にも投資しています。
【関連記事】
まとめ
ここまで、1人で稼ぐ働き方をいくつか挙げてきました。
仕事によっては安定収入ではなかったり、専業で生きていけるほど稼げない場合もあるので、仕事を一つに絞らず、「複業」という働き方もあります。
メンタル疾患をお持ちの方は、幅広い収入源・働き方をもち、自分の体調に合わせて、仕事の配分を調整していくことも大切だと思います。
今回の記事で、「働き方の選択肢は思っている以上にたくさんあるんだ、そして自分に合った働き方を選んで良いんだ」と思ってもらえたら嬉しいです。
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