今回の記事では、フリーターや無職の方は公務員試験で不利になるか?について、元公務員がさくっと解説します。
この記事を読むことで、
- 「フリーターや無職や主婦でも、面接でどうすれば不利にならないか」
- 「面接時の想定質問」
などを知ることができます。
この記事を書いた人
フリーターや無職や主婦は公務員試験で不利になる?
結論、面接官を納得させられることができれば不利にはなりません。
公務員試験は学歴や経歴で差別することはありません。
公正公平第一の試験です、筆記試験も面接試験も。
ただそうはいっても、フリーターや無職の人や主婦などは、面接で不利になるかどうか不安だと思います。
たしかに面接官側からすると、
- 「なんで正社員として働いてないの?」
- 「民間企業を経験してきた人と比べると差があるのでは?」
- 「公務員になってもすぐ辞めてしまうのでは?」
という疑念を抱くのは無理もありません。
面接官は、
- あなたがなぜ公務員になりたいのか
- あなたがフリーターや無職中にどうして公務員になりたくなって、どう努力してきたか
- 自分があなたと一緒に働きたいと思えるか
に着目しています。
そこで重要になってくるのが、「志望動機」や「自己PR」です。
志望動機や自己PRが重要
面接の際に重要になってくる「志望動機」や「自己PR」ですが、とにかく面接官が納得する内容を練り上げましょう。
この志望動機などが他の受験生と差別化できていない薄っぺらい内容だと、正直フリーターや無職や主婦での合格は厳しいです。
志望動機と自己PRを作成するコツは以下のとおりです。
【志望動機】
- 3段階論法
- オリジナルエピソード
- 自治体独自の施策・目標
【自己PR】
- 自分という商品を売り込む営業マンになる
- 自治体研究
- エピソード選定(自己分析)
それぞれについて、詳細な記事を用意してありますので、よかったら参考にしてください。
【参考記事】
面接時の想定質問
フリーターや無職や主婦で公務員を受験する人には、面接で「志望動機」「自己PR」や「学校を卒業してから何をしてきた?」などの質問の深堀りをされると思います。
例えば、以下のような質問が想定されますので、しっかりと想定問答を作り込んでいきましょう。
- なぜ公務員になろうと思ったの?
- 大学を卒業してからなぜ正社員ではなくフリーター(あるいは無職)をしていたの?
- なぜうちの自治体を選んだの?
- フリーターの仕事のなかで一番大変だったことは?
- うちを不合格になったらどうする?
- 無職中、頑張ってきたことはありますか?
- 昨年度は公務員試験を受験した?
【参考記事↓】
【公務員面接試験】想定質問リスト150選!合格には想定問答集作りが必須!
30歳代以上のフリーターや無職なら就職氷河期世代枠での受験を検討
現在フリーターや無職や主婦で30歳以上の場合は、公務員試験の「就職氷河期世代枠」での受験を検討してみましょう。
この就職氷河期世代枠では、学歴・職歴一切関係なしの試験となります。
むしろ、フリーター、無職、非正規雇用など方たちを対象としている試験枠です。
2020年から始まり、今のところ2025年までの限定的な試験ですので、ぜひ興味がある方は検討してみてはいかがでしょうか。
就職氷河期世代枠については、以下の記事で詳しく解説していますのでよければご覧ください。
【参考記事↓】
まとめ
ここまで、フリーターや無職の方は公務員試験で不利になるかについて、さくっと解説してきました。
重要なポイントは「志望動機」と「自己PR」。
いかにこの2つを作り込み、面接官に納得してもらえる問答が準備できるかが大切です。
しっかりと準備できれば、本番でも自信をもってポジティブ回答できるので、好感度が高くなります。
ぜひ、フリーターや無職の方は、その経歴を引け目に感じず、徹底的に準備をして、逆にプラスに変えて面接時の武器として使ってください。
そうすれば、面接で不利になるどころか、有利にもなってきますので。