- 「関心事項」
- 「最近、関心をもった事柄」
今回の記事では、公務員の面接カードの「関心事項」の書き方について、元公務員がさくっと解説します。
- 私的な内容は書かない
- 最新のテーマを選ぶ
- 受験職種に合ったものを選ぶ
- 独自性が大切
- 行政批判はNG
- 関心事項の理想的な書き方
関心事項に私的な内容は書かない
最初に結論ですが、面接カードの関心事項に「私的な内容」(自分が今ハマっていること、興味があること)を書くことは避けましょう。
「私的な内容を書いたから不合格」、ということではありません。
しかし、これは公務員の面接試験です。
そこで、私的な内容を書いてあると、なんとなく幼稚に見えてしまいます(個人的な意見ですが)。
私的な内容よりも「時事問題・社会問題」を書くのが鉄板です。
時事問題や社会問題を書くとなると、他の受験生と被ってしまい差別化が図れないと考える受験生もいるかもしれません。
たしかにそのとおりです。
そこで大切になってくるのは、「あなただけのオリジナルな主張」です。
これで差別化を図るとともに、面接官にアピールをしていきましょう。
関心事項は極力最新のものを
関心事項のテーマは極力最新の旬のネタがいいです。
例えば、面接カードを書いている当日の新聞やニュースで盛り上がっている話題をチョイスするとかですね。
こうすることで面接官に「この受験生はしっかり日々新聞やニュースを見ているんだな」と思わせることができます。
職種にあった関心事項を
関心事項は、あなたが受験する職種にあったものを選ぶようにしたほうがいいと思います。
例えば、
- 警察官なら犯罪など
- 消防官なら災害など
- 環境省・林野庁職員なら環境問題など
- 県職員や市職員の行政職なら地域活性化など
- 国家公務員なら国全体に関わる問題や国際問題など
など。
絶対ではありませんが、極力職種に合わせた関心事のほうが面接官の食いつきがよく、盛り上がる可能性も高くなります。
面接官に興味を抱かせる内容に(独自性が大事)
面接官が大勢の受験生を面接していると、関心事項のテーマが受験生間で被ってくることが予想されます。
そのなかで、面接官にあなたの印象を強く残すには、関心事項のテーマに対してどう考えているのかが大切になってきます。
世間一般的なありきたりな考え方を書くのではなく、あなた独自のオリジナリティあふれる考え方・主張を書くことが重要です。
そうすれば、面接官の興味もわき、面接の時に質問したりして、強く印象に残るかもしれません。
自分の主張もほどほどに(行政批判はNG)
オリジナリティな考え方・主張が大切といいましたが、行政批判は避けましょう。
批判ではなく、「行政として現在こういうことが行われているが、さらにこうしたほうがもっとよくなる」という提案という形で書いたほうが良いです。
いくら主張の内容が素晴らしいものであっても、行政批判されれば、面接官も良い印象は持たないでしょう。
「少しでもマイナスな印象となるようなことは口走らない・書かない」ようにしましょう。
関心事項の理想の書き方
最後に、関心事項の理想的な書き方を紹介します。
「関心事項のテーマ」
- 関心事項の説明(現状の説明)
- 自分の感想
- 主張・提案
これがベストな形だと思います。
大切なことは、主張・提案に比重をおいて書くことです。
説明は極力短くしましょう。(面接官側も分かりきっていることなので)
まとめ
ここまで、公務員面接カードの関心事項の書き方について、さくっと解説してきました。
関心事項については、面接で深堀りされる可能性もあるので、自分が書いたテーマについてはしっかり勉強しておきましょう。
あと、想定問答を作成しておくことも大切です。
ちなみにですが、私は3回面接試験を受験しましたが、一度も関心事項について質問がくることはありませんでした。
とはいっても面接官によっては質問してくるかもしれないので、しっかり準備はしておきましょう。
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