元県職員が徹底解説!公務員試験「一般知識」独学の効率的な勉強法3選と得点アップ戦略

公務員試験を独学で目指している学生や社会人の方から、よくこんな声を耳にします。

「一般知識(一般教養)の範囲が広すぎて、どう勉強すればいいか分からない…」

確かに、公務員試験の一般知識は出題範囲が膨大で、すべての分野を完璧に網羅しようとすると途方に暮れてしまう方も多いでしょう。

しかし、安心してください。

実は一般知識は効率よく勉強すれば“得点源”にできる科目です。

この記事では、

  • 独学で公務員試験を目指している方

  • 効率的な一般知識の勉強法を知りたい方

に向けて、元県職員・首席合格者である筆者が実体験をもとに、“最短・最効率”で得点アップにつながる勉強法を徹底解説します。

【この記事で分かること】

  • 一般知識の「効率的な対策法」とは?

  • どの科目を重点的に勉強すべきか?

  • 捨て科目の決め方と参考書活用のコツ

  • 実際の勉強スケジュール例・体験談

  • 合格者おすすめの参考書・勉強サービス

独学受験生が「何から始めればいいか分からない」という悩みを解決し、最短距離で合格を目指せる内容になっています。ぜひ最後まで読んで、今すぐ実践に移してください。

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公務員試験「一般知識」とは?その特徴・ポイントを解説

まずは、公務員試験の「一般知識(一般教養)」について、押さえておきたいポイントを整理します。

一般知識の難易度は?

一般知識は範囲が広く、社会・人文・自然科学など多岐にわたる科目が出題されます。

しかし、実際の問題の難易度はそこまで高くありません。

イメージとしては、

  • 高卒程度の公務員試験なら「高校教科書の応用レベル

  • 大卒程度の公務員試験なら「大学入試センター試験よりもやや易しい

と感じる受験生が多いです。

伯爵さん
私自身もセンター試験経験者でしたが、公務員試験の一般知識は「全範囲が対象」という点を除けば、難易度としては得点源にしやすいと感じました。

全科目が試験範囲=戦略が必要!

一方で、すべての科目が試験範囲となるため、「何から手をつけていいか分からない」「苦手科目も出題される」ことに戸惑う受験生も多いはずです。

特に独学受験生は「どこまで対策すべきか?」「どの科目にどれくらい時間をかけるべきか?」と悩みがち。

配点はそこまで高くないが、油断禁物

一般知識は「配点が高い分野(出題数が一般知能に比べて多くない)」ではありませんが、足切り点の回避やボーダー突破のためには確実に得点したい科目です。

実際、合格者の多くは「一般知識でしっかり点を取れている」ことが共通点です。

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勉強の優先順位を間違えないことが合格のカギ

公務員試験(教養試験)では、「数的推理」「判断推理」「文章理解」など主要科目の配点が最も高く、一般知識ばかりに時間をかけすぎると合格が遠ざかります

勉強時間のイメージは「数的・判断:文章理解:一般知識=6:1:3」程度に配分するのが理想です。

伯爵さん
一般知識に力を入れすぎて“主要科目”をおろそかにしないよう注意!

公務員試験「一般知識」の効率的な独学勉強法3選

一般知識は出題範囲が広く、すべてを完璧に対策しようとすると非効率です。

合格者の多くは、「出題傾向を意識した効率的な勉強法」で得点アップを実現しています。

ここでは、独学で公務員試験に合格した筆者が実践した“コスパ最強”の勉強法を3つ紹介します。

1. 出題数が多い科目を重点的に勉強する

すべての科目を均等に勉強するのは非効率。

実際には「社会科学(政治・経済・社会)」の出題が多い傾向があり、「自然科学(数学・物理・化学・生物・地学)」の出題は少なめです。

【出題傾向データ例】

  • 国家公務員(一般職・大卒):一般知識6題/全30題(社会・人文・自然・時事・情報から出題)

  • 静岡県職員(大卒):一般知識15題/全40題(社会9・人文9・自然7から選択解答)

  • 長野県職員(大卒):一般知識20題/全40題(社会14・人文9・自然7から選択解答)

まずは社会科学分野を重点的に学ぶのが最も効率的です。

伯爵さん
私は得点源となりやすい「社会科学」を集中的に対策しました。苦手な自然科学は最低限の対策に留めましたが、全体の点数はしっかり安定しました。

2. 「捨て科目」を決めてメリハリをつける

一般知識は科目数がとにかく多いので、「すべて勉強する」ことは現実的ではありません。

苦手科目や出題数の少ない科目は“思い切って捨てる”のも有効な戦略です。

【捨て科目の選び方例】

  • 出題数が少ない科目

  • 苦手で時間がかかる科目

  • センター試験等で履修していない科目

→自分の得意・不得意や出題傾向を見極めて2~3科目ほど“捨て”を決断しましょう。

伯爵さん
私自身、化学・世界史・日本史は全く手をつけませんでした。しかし選択問題方式なので、ノー勉でも数問正解できました。

3. 「1冊の参考書を3回以上繰り返す」のが最強

複数の参考書に手を広げるよりも、「1冊の信頼できる参考書」を繰り返し解くことが最も効率的です。

3周を目標に反復してください。

【反復学習の効果】

  • 1周目:概要をつかむ/苦手分野を把握

  • 2周目:知識を定着させる

  • 3周目以降:曖昧な知識を補強し、確実に暗記

→繰り返すことで「記憶の定着率」が圧倒的に上がります。

3回やれば全てとまではいきませんが、参考書の大部分の問題の解法や知識が暗記できている状態になります。

逆に3回やってもまだ解法や知識が身についていない場合は、勉強法を見直すべきです。

伯爵さん
私は買ってきた参考書を3周やり込みました。最初は半分も分からない状態でしたが、3周目にはほとんどの問題で迷わず答えられるようになりました。

逆に、いろいろな参考書に浮気してしまい、知識が定着しないまま試験日を迎える受験生も多いです。

「新しい問題集に移る前に、今の1冊を“極める”」が合格への近道です。

独学で一般知識の勉強がうまく進まないときは?

どれだけ戦略を立てても、「なかなか成績が伸びない」「勉強内容が頭に残らない」と感じることは誰しもあります。

そんなときは、下記のチェックリストで自分の勉強法を見直しましょう。

勉強がうまくいかない原因チェックリスト

  • 勉強時間が十分に確保できているか?

  • 勉強中、集中力が続いているか?(スマホやテレビを遠ざける工夫)

  • 同じ参考書をしっかり繰り返しているか?

  • 繰り返し学習の間隔が空きすぎていないか?

  • 新しい問題集や参考書に手を出しすぎていないか?

伯爵さん
私も一時期「勉強しているのに全然覚えられない」と悩んだことがあります。原因は、“1冊の参考書をやり切る前に次の教材に浮気していたこと”でした。意識的に「同じ問題を短いサイクルで反復する」ことで、定着率がぐっと上がりました。

独学受験生へのメッセージとアドバイス

公務員試験の一般知識は、正直「範囲の広さ」に圧倒されがちです。しかし、

  • 出題傾向を把握する

  • 捨て科目を明確にする

  • 1冊を繰り返す学習を徹底する

これを守ることで、短期間でも着実に得点源へと変わります。

「全部やろう」と思わず、「取れるところでしっかり取る」「無理な科目は思い切って捨てる」勇気も、合格への大事な戦略です。

まとめ

今回は、公務員試験の一般知識対策について、独学で合格を目指す方のために「効率的な勉強法」「捨て科目の選び方」「参考書の活用術」などを具体的に解説しました。

  • 一般知識は広く浅くでOK

  • 社会科学(政治・経済・社会)を重点的に対策

  • 苦手科目・出題数が少ない科目は思い切って捨てる

  • 1冊の参考書を最低3周以上繰り返す

これらを実践すれば、独学でも十分に合格点を狙えます。

今日から早速、「1冊を繰り返す」「捨て科目を決める」を始めてください。

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