公務員を退職した理由は?後悔はしてる?(元県庁職員の本音)

公務員は離職率が非常に低く、民間の離職率約14%に対し、地方公務員は約1.6%10分の1程度になっています。

※データ元↓

 

それでも様々な理由で公務員を退職する人は一定数います。

 

ねこさん
伯爵はなんで辞めたんだっけ?
伯爵さん
色々事情はありますが、「公務員という働き方・生き方が合わなかった」が本音です

 

今回の記事では、私が公務員を退職した理由などについて、サクッとご紹介します。

  • これから公務員を目指す人
  • 公務員を辞めたいと思っている人

に役立つ記事となっています。

 

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公務員を退職した理由は?(元県庁職員の本音)

それでは公務員の退職理由についてご紹介していきます。

 

公務員の退職理由(実態)

まずは私が県庁時代に実際に退職した知り合い達の退職理由をご紹介します。

 

  • メンタル疾患
  • 引き抜き
  • 結婚・離婚
  • 地元に戻る
  • 仕事に嫌気がさした(人間関係、組織、待遇)
  • 起業

 

私が勤めていた約9年間で実際に退職した知り合いはごくわずかでした。

 

公務員の退職は非常にレアなケースなので、噂が一瞬で広まります。

 

伯爵さん
一番多かった退職理由は女性職員の結婚に伴う退職で、旦那さんの住んでいる都道府県に移住するケースです

 

私の退職理由(県職員)

私の退職理由は、いくつかの理由が重なりあっています。

 

  • 働き方・生き方の迷い
  • 将来を悲観
  • やりがいのなさ
  • 理想との違い(ギャップ)
  • 土日を含むサービス残業の多さ
  • パワハラ
  • アルハラ
  • メンタル不調
  • 公務員への適性のなさ

 

正直、私は社会人1年目からすでに公務員を退職したいと思っていました。

 

「人の役に立ちたい」と思い、入庁したのですが、事務処理に忙殺されて、とても人の役に立っている感覚が得られませんでした。

 

そして、約9年間の勤務でやりがいを感じたことはほぼありませんでした

 

また、10年、20年、30年後に今の管理職や上司のようになりたいかと考えたときに絶対に嫌だと思ったことも退職理由の一つです。

 

辞めたいと思って何回かそのときの上司に相談しましたが、

  • 「3年は続けたほうがいい」
  • 「自分のやりたい部署に異動するまで続けたほうがいい」
  • 「本当にやりたい仕事が見つかるまで辞めないほうがいい」

と色々とアドバイスはもらいましたが、残留に値するほどの回答は聞くことができませんでした。

 

そんな状況の中で、

  • 土日を含むサービス残業の悪化
  • パワハラ・アルハラ
  • メンタル不調

も重なったこともあって、退職する決意を固めました。

 

今振り返ってみると、公務員として働く、組織の中で働くこと自体に適性がなかったことも原因の一つでした。

 

伯爵さん
最後の方では、「なんのために自分は働いているのだろう」と自問する毎日で、仕事中でもぼ~とすることがありました^^;

 

公務員の退職方法

退職を決意してからは行動が早かったです。

 

退職を止められると思って、ほぼ周囲には相談せずにことを進めていきました

 

伯爵さん
唯一親だけには退職することを事前に伝えました。息子が公務員になったことを誇りに思っていたので、かなりがっかりした様子でした、、。申し訳ない気持ちで一杯になりました

 

退職を決めたら、まずは係長に事前に口頭で退職する旨、伝えましょう

 

そして、管理職との面談を経て、総務担当者から退職願の様式をもらいます。

 

退職の詳しい流れについては以下の記事で詳しく紹介していますので参考にしてみてください。

【参考記事】【公務員の辞め方】県職員の退職までの具体的な流れをまとめました。(体験談)

 

ちなみに、退職願には提出期限が特にありませんが、事務手続きの関係上できれば退職日2週間前ぐらいまでに提出したほうが良いみたいです。

【参考記事】【公務員の辞め方】退職願は「いつまで」に提出すればいいの?(県庁職員経験談)

 

公務員の自己都合退職の退職金

「自己都合」で退職する際の具体的な退職金は以下のとおりです。

 

【都道府県職員(一般行政職員)自己都合の平均退職金】

年齢退職金
20歳未満約79,000円
20歳~24歳約202,000円
25歳~29歳約429,000円
30歳~34歳約859,000円
35歳~39歳約1,541,000円
40歳~44歳約2,920,000円
45歳~49歳約4,877,000円
50歳~51歳約5,391,000円
52歳~53歳約4,147,000円
54歳約7,566,000円
55歳約8,470,000円
56歳約6,755,000円
57歳約9,042,000円
58歳約11,247,000円
59歳約11,549,000円

(データ:総務省「令和3年4月1日地方公務員給与実態調査結果」自己都合の退職手当総額を支給人員で割った数値)

 

公務員になって数年で退職する場合は、「約20万円程度」しかもらえません。

 

20代で退職する場合は、退職金に期待するのは止めておいたほうが無難です。

【参考記事】国家公務員・地方公務員の退職金ってどのくらい?(定年退職・自己都合の場合)

 

なお、注意として「公務員は失業保険がもらえません!」

 

特に、貯金がなく、退職金がわずかな20代前半で退職する公務員は数ヶ月間で次の稼ぎ口を見つけないと生活がなりたたくなるのでご注意を!

【参考記事】公務員は雇用保険(失業保険)未加入なので失業給付はもらえません!(退職時注意!)

 

公務員を退職して後悔している?

現在、公務員を退職して数年以上経過しますが、公務員を辞めて困っていることは次の2点です。

  • 収入がものすごく不安定
  • 社会的ステーテスがない

 

収入は公務員時代の給料と比べるとかなり減少しています。(株式投資の運用がうまくいっているため資産は増えています)

 

ボーナス、福利厚生なども一切ないので、公務員がとても羨ましく思えます。

 

そして、公務員という社会的ステーテスを失ったことで、

  • アパートの賃貸契約
  • クレジットカード

など、社会的な審査がある場合、非常に困ることになることを知りました。

【参考記事】公務員を辞めたい20代のあなたへ。辞めたあと困ること7選!

 

そういう面からしたら、公務員を辞めて後悔しています。

 

、、が、どちらも今後の頑張り次第で解決できることです!

 

今は種まきの時期です。(私は現在個人事業主をしています)

 

退職後すぐに仕事や収入が軌道に乗る人はそう多くはないと思います。

 

私の夢は40代でセミリタイアすること。

 

今はそれに向け前を向いて着々と努力し続けています。

 

10年後には「公務員を辞めて本当に良かった」という状態になっていることを目指しています。

 

後悔している暇は今の私にはありません

 

伯爵さん
ここまでお読みいただき本当にありがとうございます☆
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