今回の記事では、社会人コースのある公務員予備校についてご紹介します。
- 独学が苦手で公務員予備校を利用したい社会人受験生
- 予備校のメリットを知りたい社会人受験生
に役立つ記事となっています。
- 独学に比べて予備校は高額になるが、「質問ができる」「担任がフォロー」「面接や論文対策」など充実したサポートがある
公務員予備校のメリット・デメリット
独学と公務員予備校、どちらにもメリット・デメリットが存在します。
どちらが正解というものではないので、あなたの適性・性格から独学か予備校かを判断してもらえればと思います。
なお、「通信講座」には2タイプあり、
- 「オンライン講義タイプ」・・・講義をPCやスマホで視聴しつつ、教材で勉強を進めていくタイプです。
- 「教材のみタイプ」・・・最初に教材が一気に送られてきて、あとはその教材を自分のペースで取り組むタイプ
となります。
独学 | 通信講座(オンライン講義タイプ) | 通信講座(教材のみタイプ) | |
---|---|---|---|
メリット |
|
|
|
デメリット |
| 費用が高い | 独学より費用は高い |
社会人コースがある公務員予備校5社比較(通信講座)
今回は、社会人コースがある以下の予備校5校について比較します。
- スタディング
- LEC
- クレアール
- 東京アカデミー
- 大原
(※2023年5月17日時点での情報です)
スタディング(オンライン講義タイプ)
費用 | 社会人経験者合格担任フルサポートコース 132,000円(税込・セール価格) |
特徴 |
|
論文・面接対策 | ○ |
模擬試験 | ー |
模擬面接 | ○ |
質問 | ○ |
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特別区職員Ⅰ類合格
私は年末に会社都合で退職することが決まってから公務員(特別区職員)を目指したので、試験までたったの4ヶ月しかありませんでした。そんな中、私を合格に導いてくれたのはスキマ時間で学習が可能なスタディングです!特に、苦手な数的推理の克服やあまり時間をかけたくないサブ教科の集中暗記にかなり役立ちました。
(引用:スタディングHP)
LEC(オンライン講義タイプ)
費用 | 2023年合格目標 経験者採用専願コース 205,000円(税込) |
特徴 |
|
論文・面接対策 | ○ |
模擬試験 | ○ |
模擬面接 | ○ |
質問 | ○ |
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名古屋市合格(女性)
LECを選んだ理由は面接対策が充実していると感じたからです。経験者採用のため個人面接とプレゼン面接があり、一人では準備が不安と感じ予備校を探していました。その中でLECは受験生の面接対策について評価が高かったため選ばせていただきました。実際に面接対策を受けさせていただき、先生方の質問内容やフィードバック等が的確で、ものすごく勉強になりました。
(引用:LECHP)
クレアール(オンライン講義タイプ)
費用 | 速修 社会人経験者スタンダードコース 144,500円(税込・セール価格) |
特徴 |
|
論文・面接対策 | ○ |
模擬試験 | ○ |
模擬面接 | ○ |
質問 | ○ |
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さいたま市(経験者)、特別区(経験者1級職)合格(27歳男性)
①映像授業がスマホ対応のため、通勤などの限られた時間でも効率よく学習できる②論文添削、模擬面接を何度もしてもらえる③学習計画、エントリーシート、併願先など担任の先生に相談できる。
クレアールの良さは、自分の都合にあわせて学習を進められる通信制の予備校の利点(上記①)と必要なときに相談できる通学制の予備校の利点を兼ね備えている点にあると思います。基本的には自分で勉強するけど、困ったときには相談したかった自分には最適でした。
(引用:クレアールHP)
東京アカデミー(教材のみタイプ)
費用 | 社会人経験者枠 教養試験対策+職務経験論文対策 66,000円(税込) |
特徴 |
|
論文・面接対策 | ○ |
模擬試験 | ○ |
模擬面接 | ○ |
質問 | ○ |
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大原(教材のみタイプ)
費用 | 経験者採用(秋受験)合格プラン【教材】(資料通信) 56,000円(税込) |
特徴 |
|
論文・面接対策 | ○ |
模擬試験 | ○ |
模擬面接 | ー(オプションで1回3000円の模擬面接受講可能) |
質問 | ○ |
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国家一般職、国税専門官合格(男性)
「大原の教材だけで十分に合格できると思う」
問題集はわかりやすく、ほとんど自分だけで理解できるものでした。テキストは判例など図解してくれており、分かりやすかったです。質問は電話やメールでの受け付けなどによって毎回学校に行く必要がなく助かりました。
(引用:大原HP)
予備校の費用について
費用については、「オンライン講義タイプ」か「教材のみタイプ」でかなりの差があります。
「講義を見る形式で勉強したい」(オンライン講義)
あるいは
「届いた教材で黙々と勉強を進めていきたい」(教材のみ)
と好きな勉強スタイルには個人差がありますので、あなたに合った勉強スタイルを選ぶことをおすすめします。
どうしても迷うときは、面接対策の充実度で選ぶのも一つの手です。
特に「面接対策カードの添削」と「模擬面接」ができるかどうかはかなり大きな差です。
この2点は申し込む前に資料(パンフレットやHP)で確認するようにしましょう。
まとめ
メリットが多い予備校ですが、やはり費用の高さが最大のデメリットです。
お金に余裕がない人は、無理と予備校を利用しなくても、市販の参考書などを利用しての独学でも十分合格は可能です。
独学の勉強方法についてもネット上にたくさん情報がありますので調べてみてください。
ただ、
- 独学が苦手
- 独学で公務員試験に失敗したことがある
- 講義形式の勉強が好き
という人は、予備校の利用を前向きに検討してみることをおすすめします。
- 「質問ができる」
- 「担任がフォロー」
- 「論文や面接対策」
これらの予備校のメリットは、独学にはない非常に魅力的な部分です。
特に社会人は「面接カードの添削」や「模擬面接」を受けられるチャンスがあまりないのが実情です。
筆記試験に集中していて、面接対策のことをおろそかにしていると、筆記試験合格後に痛い目にあいますよ、、。
最後になりますが、予備校にかかった高い費用も、人気があり安定した公務員にさえ合格できれば、安い自己投資だったと思うことでしょう。
社会人は大学生に比べたらお金には余裕があります。
そのアドバンテージで予備校を利用し、「お金で解決」するのも賢い選択だと思います。
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