公務員試験といえば、従来は「筆記試験(教養試験・専門試験)」+「面接試験」が定番でした。
多くの自治体で、まずは難易度の高い教養試験や専門試験を突破しない限り、公務員になる道は開かれていませんでした。
しかし、2025年現在、公務員試験の制度は大きく変化しています。
従来型の筆記試験が必須でなくなり、「SPI」や「SCOA」といった適性検査がメインとなる自治体が年々増加。
教養試験や専門試験の廃止・縮小が急速に進んでいるのが最新トレンドです。
この大きな流れの背景には、「多様な人材の確保」と「受験生の負担軽減」があります。
筆記試験のハードルを下げることで、より幅広い層が公務員を目指しやすくなり、社会人経験者や他業界からの転職希望者にも門戸が開かれているのです。
本記事では、「教養試験&専門試験なし」「SPIやSCOAのみで受験できる」最新の公務員試験制度について、元県職員の視点で徹底的に解説します。
近年、特に以下のような方から「対策しやすくなった」「チャンスが広がった」と注目されています。
受験勉強に自信がない方
…教養試験や専門試験のハードな勉強に苦手意識がある方民間企業と公務員、どちらに進むか迷っている学生
…両方の選考を受けやすい仕組みになったため、選択肢が広がる社会人・異業種から公務員へ転職したい方
…SPIなど民間でもおなじみの試験で受験できるので負担が少ない
【この記事の強み・特徴】
教養試験や専門試験を課さず、SPI/SCOAなどの適性検査だけで受験可能な都道府県・政令市・特別区を一覧化
最新の試験日・受験方式・倍率情報も掲載
「試験対策が不安な人」「受験スケジュールに柔軟性がほしい人」に役立つ情報満載
「SPIで受けるデメリット・注意点」「効率的なSPI対策」「アピールシートのコツ」も解説
受験勉強の負担を最小限に抑えつつ、公務員への道を目指したい方は必見です!
- ほとんどの自治体で教養試験対策が不要な試験(SPI3など)を導入している
- 4~6月の春先に実施されることが多い
- 試験日も自治体ごとバラバラで併願がしやすい
【この記事を書いた人↓】
- 1 公務員試験は「SPI・SCOA」時代へ|教養試験不要のメリットと今後の展望
- 2 SPI3・SCOAとは?今さら聞けない「公務員新方式」適性検査のすべて
- 3 【2025年最新】SPI・SCOAのみで受験できる自治体を完全網羅|地方上級・行政職
- 4 【徹底調査】SPI・SCOA型公務員試験の「4大ポイント」と最新の試験方式トレンド
- 5 SPI3型試験の最新倍率データ|筆記合格は狙いやすい?2025年度自治体別まとめ
- 6 SPI3型公務員試験の合格法|効率重視の勉強法&おすすめ教材・講座を徹底解説
- 7 自己アピールシート対策|SPI型公務員試験で差がつく!必勝法・添削のすすめ
- 8 まとめ|SPI型公務員試験は「今が絶好の狙い目」!チャンスをつかもう
公務員試験は「SPI・SCOA」時代へ|教養試験不要のメリットと今後の展望
近年、全国の都道府県・政令指定都市・特別区で「SPI3」や「SCOA」といった民間型適性検査を導入する自治体が爆発的に増加しています。
【背景とメリット】
筆記対策が不要or最小限!
従来の「教養試験・専門試験」のような難解な勉強が不要になり、多くの受験生が挑戦しやすくなっています。民間就活との両立が可能
SPIやSCOAは民間就活でも利用される適性検査なので、民間志望の学生や社会人転職希望者にも親和性が高いのが特徴です。試験日がバラバラ、併願しやすい!
教養試験型は日程が集中する傾向がありましたが、SPI型は4~6月の春先や年度初めに実施される自治体が多く、複数自治体の併願もしやすくなっています。
この流れにより、
「民間と公務員の併願を目指す人」
「転職活動と両立したい社会人」
「とにかく短期間で合格したい受験生」
にも最適な時代が到来しています。
【本記事で得られる情報】
SPIのみで受験できる都道府県・特別区・政令市(地方上級)の最新リスト
それぞれの試験方式・日程・倍率データ
SPI・SCOA・C-GABなどの適性検査の特徴・違い・対策法
自己アピールシートや論文試験の傾向と攻略ポイント
公務員予備校・通信講座の選び方とおすすめコース
公務員試験の最新動向を正確かつ分かりやすくまとめているので、「最短ルートで合格したい!」という方はぜひ最後までご覧ください。
SPI3・SCOAとは?今さら聞けない「公務員新方式」適性検査のすべて
■ SPI3(エスピーアイ・スリー)とは
SPI3はリクルート社が開発・提供している「基礎能力+性格検査型」の適性試験です。
もともとは民間企業の新卒採用で広く活用されてきましたが、ここ数年で全国の自治体が公務員採用試験にも積極的に導入しています。
【SPI3の内容と特徴】
- 「基礎能力検査(数的処理・文章理解・一般常識)」…いわゆる教養試験の“簡易版”
- 「性格検査」…人柄・価値観・職務適性などを判定する心理検査
- 多くの自治体で「基礎能力+性格検査の両方」を実施(一部、基礎能力検査のみ)
- 教養・専門試験ほど難易度は高くなく、“高校卒業レベルの一般常識”が中心
- 民間就活で使うSPI対策がそのまま役立つ!
従来の公務員試験では、専門知識や難解な数的推理・文章理解を問われる「教養試験」「専門試験」の対策が必須でした。
しかしSPI3型試験の拡大により、“専門書で長期間勉強する必要がない”“普段の就活対策の延長でOK”という受験生に優しい方式になっています。
■ SCOA(スコア)とは
SCOAはNOMA総研が提供する総合適性検査です。
SPI3同様に、近年多くの自治体・民間企業の採用試験で利用が増加中です。
【SCOAの特徴】
- 「基礎能力検査」…計算・読解・論理的思考・時事常識
- 一部で「知識分野」も出題されるが、難易度は教養試験よりも低め
- 民間就職試験での実績も多く、初めて受ける人でも安心して取り組みやすい
■ SPI3・SCOAの最大のメリットは「受験のハードルが低い」こと
両試験とも、“教養試験の難問や専門科目の丸暗記”といった「公務員試験=超難関」というイメージを大きく変える存在です。
「短期間でサクッと受験したい」「民間と並行して就活したい」…そんな方に最適な新時代の公務員試験となっています。
【2025年最新】SPI・SCOAのみで受験できる自治体を完全網羅|地方上級・行政職
2025年度の公務員試験では、教養試験や専門試験を実施せず、SPI3やSCOAなどの適性検査型で受験できる自治体が急増しています。
本記事では、全国の都道府県・政令指定都市・特別区を対象に「SPI3・SCOAなどの適性検査で受験可能な地方上級(大卒程度・行政職)」の最新情報を一覧でまとめました。
【調査対象・基準】
地方上級(大卒程度)・行政職が対象
SPI3・SCOA型を「一次試験」で採用している自治体を中心に網羅
- 「教養試験・専門試験を課さない」ことを原則に紹介(自治体によってはアピールシート・論文試験・適性検査を併用)
【都道府県】SPI/SCOA型公務員試験一覧表
※一次試験内容を紹介していますが、2次試験で論文や筆記試験がある場合は参考にそれも記載してあります。
自治体 | 試験区分・方式 | 一次試験内容 | 試験日 |
---|---|---|---|
北海道 | 一般行政A(小論文試験型) | 職務基礎力試験 | 5月11日 |
青森県 | 早期枠SPI方式 | SPI3(基礎能力検査&性格検査)、論文試験 | 4月2日~15日 |
岩手県 | Ⅰ種アピール型(先行実施枠) | (事前)アピールシート試験、SPI3(基礎能力検査) | 4月2日~22日 |
宮城県 | 大学卒業程度 | 教養試験、専門試験 | 6月15日 |
秋田県 | 通常枠 | 教養試験、論文試験、専門試験 | 6月15日 |
山形県 | 先行実施枠 | SPI3(基礎能力検査)、論文試験 | 4月20日 |
福島県 | 先行実施枠 | (事前)アピールシート、SPI3(基礎能力検査)、論文試験、適性検査 | 4月13日 |
茨城県 | 早期日程 | SPI3(基礎能力検査)、論文試験、適性検査 | 4月2日~16日 |
栃木県 | 早期枠 | SCOA(基礎能力検査&適性検査)、論文試験 | 4月1日~14日 |
群馬県 | 行政事務B(SPI方式) | SPI3(基礎能力検査&性格検査)、論文試験 | 4月2日~15日 |
埼玉県 | 基礎能力検査枠 | SPI3(基礎能力検査)、専門試験 | 5月21日~6月3日 |
千葉県 | 早期枠 | SPI3(基礎能力検査&性格検査)、論文試験 | 4月9日~21日 |
東京都 | Ⅰ類B(新方式) | SPI3(基礎能力検査&性格検査) | 3月12日~25日 |
神奈川県 | 秋季Ⅰ種 | SPI3(基礎能力検査&性格検査)、自己PR動画 | ~10月20日 |
新潟県 | 先行実施枠 | SPI3(基礎能力検査のみ)、適性検査、自己PRシート | 4月13日 |
富山県 | 上級 | 教養試験、専門試験、論文試験 | 6月16日 |
石川県 | 先行枠 | SPI3(基礎能力検査&性格検査)、アピールシート選考 | 4月9日~4月21日 |
福井県 | アピール枠 | SPI3(基礎能力検査&性格検査)、アピールシート選考 | 4月4日~17日 |
山梨県 | 行政(アピール試験型) | SPI3(基礎能力検査&性格検査)、論文試験 | 4月2日~14日 |
長野県 | 行政B(SPI方式) | SPI3(基礎能力検査&性格検査)、自己アピール試験 | 4月3日~9日 |
岐阜県 | 行政Ⅱ(SPI方式) | SPI3(基礎能力検査&性格検査)、論文試験 | 4月2日~18日 |
静岡県 | 秋季試験 | 総合能力試験、論文試験、適性検査 | 10月26日 |
愛知県 | 行政Ⅲ | SPI3(基礎能力検査)、論文試験、適性検査 | 4月2日~15日 |
三重県 | 早期枠 | SPI3(基礎能力検査)、論文試験 | 3月1日~14日 |
滋賀県 | 先行実施枠 | SPI(能力検査)、アピールシート記述式 | 4月3日~16日 |
京都府 | 行政B | SPI3(基礎能力検査のみ)、自己アピール試験、論文試験 | 6月15日 |
大阪府 | 大学卒業程度 | SPI3(基礎能力検査&性格検査)、論文試験 など | 4月2日~17日 |
兵庫県 | 早期SPI枠 | SPI3(基礎能力検査&性格検査)、アピールシート | 4月5日~15日 |
奈良県 | 行政分野A(春・秋) | SPI3(基礎能力検査&性格検査)、小論文 | 4月13日 |
和歌山県 | 早期募集枠 | SCOA(基礎能力試験)、適性検査、論文試験 | 4月3日~14日 |
鳥取県 | キャリア総合コース | SPI3(基礎能力試験)、アピールシート試験、適性検査 | 5月11日 |
島根県 | 行政B(面接重視型) | SPI3(基礎能力検査&性格検査)、自己アピールシート試験 | 4月7日~21日 |
岡山県 | 職員A(アピール型) | SPI3(基礎能力試験)、アピールシート試験、適性検査 | 4月20日 |
広島県 | 行政(SPI・アピール方式) | SPI3(基礎能力検査&性格検査)、アピールシート試験、論文試験 | 4月4日~20日 |
山口県 | やまぐち型 | SPI3(基礎能力検査&性格検査)、論文試験 | 4月2日~13日 |
徳島県 | 大学卒業程度 | 教養試験、専門試験、論文試験、適性検査 | 6月15日 |
香川県 | 一般行政事務B | SCOA(基礎能力検査)、適性検査 | 4月7日~20日 |
愛媛県 | 早期募集型 | SCOA(基礎能力検査)、SPI3(性格検査)、自己アピールシート、自己アピール試験 | 3月29日~4月6日 |
高知県 | チャレンジ型 | SPI3(基礎能力検査)、論文試験、適性検査 | 3月3日~24日 |
福岡県 | 春季 | SPI3(基礎能力検査)、論文試験 | 4月13日 |
佐賀県 | 民間型選考枠 | 書類選考、SPI3(基礎能力検査&性格検査) | 4月1日~14日 |
長崎県 | 行政B | SPI3(基礎能力検査&性格検査)、論文試験 | 4月3日~4月20日 |
熊本県 | 春期(SPI方式) | SPI(基礎能力検査&性格検査)、論文試験 | 4月1日~13日 |
大分県 | 先行実施枠 | SCOA(基礎能力試験)、論文試験、適性検査 | 4月1日~10日 |
宮崎県 | 一般行政特別枠 | エントリシート提出、C-GAB plus試験、論文試験 | 4月2日~17日 |
鹿児島県 | 先行実施枠 | エントリーシート、SPI3(基礎能力試験)、PR論文試験 | 4月13日 |
沖縄県 | 大学卒業程度 | 教養試験、専門試験 | 6月15日 |
【特別区&政令指定都市】SPI/SCOA型公務員試験一覧表
自治体 | 試験区分・方式 | 一次試験内容 | 試験日 |
---|---|---|---|
特別区 | Ⅰ類(早期SPI枠) | SPI3(基礎能力検査&性格検査)、プレゼン | 3月4日~17日 |
大阪市 | 事務行政22-25 | SPI3(基礎能力試験)、論文試験 | 6月15日 |
名古屋市 | 行政(プレゼンテーション型) | SPI3(基礎能力検査)、プレゼン | 4月20日 |
京都市 | 京都方式 | SPI3(基礎能力検査&性格検査)、作文 | 4月3日~16日 |
横浜市 | 春実施枠 | SPI3(基礎能力検査&性格検査)、プレゼン | 3月19日~4月1日 |
神戸市 | 適性検査方式 | SPI3(基礎能力検査&性格検査) | 3月28日~4月6日 |
北九州市 | 春季枠 | SPI3(基礎能力検査&性格検査) | 4月1日~15日 |
札幌市 | SPI方式 | SPI3(基礎能力検査)、論文試験 | 4月4日~17日 |
川崎市 | SPI方式 | SPI3(基礎能力検査&性格検査) | 4月7日~21日 |
福岡市 | 先行枠 | SPI3(基礎能力検査&性格検査)、論文試験、口頭試問(Web) | 4月1日~13日 |
広島市 | SPI枠 | SPI3(基礎能力検査&性格検査)、論文試験 | 4月2日~10日 |
仙台市 | 大学卒業程度 | 教養試験、専門試験 | 6月15日 |
千葉市 | 先行実施枠 | SPI3-U(基礎能力検査&性格検査)、論文試験、アピールシート | 3月12日~19日 |
さいたま市 | 行政事務B | SPI3(基礎能力検査)、論文試験、適性検査 | 6月15日 |
静岡市 | 大学卒業程度 | 教養試験、専門試験 | 6月15日 |
堺市 | 大学卒業程度 | SPI3(基礎能力検査)、論文試験 | 5月3日~18日 |
新潟市 | 一般行政B | SPI3(基礎能力検査&性格検査)、論文試験 | 4月1日~14日 |
浜松市 | 行政B | SPI3(基礎能力検査&性格検査)、論文試験 | 6月15日 |
岡山市 | 事務B | SPI3(基礎能力検査&性格検査)、エントリーシート | 6月15日 |
相模原市 | 行政 | 教養試験、論文試験など | 6月15日 |
熊本市 | 早期枠 | 基礎的な能力試験 | 4月1日~4月18日 |
【ポイント】
試験方式・日程は自治体ごとに大きく異なる
併願しやすいよう、各自治体が試験日をずらしているケースも多い
SPI3だけでなく、論文・アピール試験・性格検査・適性検査などが複合的に課されることもある
SPI・SCOA型を活用すれば、「短期間で効率よく複数自治体の公務員試験にチャレンジする」ことが可能です。
【徹底調査】SPI・SCOA型公務員試験の「4大ポイント」と最新の試験方式トレンド
2025年度の自治体調査から見えてきた、「SPI・SCOA型公務員試験の実情」と「併願しやすさ」「受験のコツ」をまとめます。
■ SPI・SCOA型試験の種類と自治体数(2025年最新)
試験方式 | 都道府県数 | 特別区・政令市数 |
---|---|---|
SPI3のみ | 2 | 5 |
SPI3+論文試験 | 19 | 8 |
SPI3+アピール試験 | 13 | 3 |
SPI3+アピール試験+論文 | 3 | 1 |
SPI(旧タイプ) | 1 | 0 |
SCOA(基礎能力・適性) | 3 | 0 |
その他(C-GAB、Light等) | 4 | 1 |
合計(SPI型のみ) | 44 | 18 |
■ 調査結果のポイント4選
1.全国の約9割の自治体で「教養試験対策が不要」なSPI/SCOA等の適性検査型が導入されている!
SPI3やSCOAのみで受験可能な自治体がここ数年で一気に増加。
従来の「教養試験=必須」という常識が崩れ、試験準備の負担が大きく軽減されています。
2.試験日は4~6月の春実施が中心。日程分散で併願しやすい!
従来型の教養試験は6月中旬に一斉実施される傾向が強く、併願がしにくい問題がありました。
しかしSPI型は4月~6月初旬など春先実施が多く、複数自治体の受験スケジュールを組みやすいのが大きな魅力です。
3.SPI/SCOAだけでなく、論文・アピールシート・適性検査などを併用する自治体が多い!
自治体ごとに試験構成が異なります。
「SPIだけ」ではなく、論文・自己アピールシート・Web面接など独自の組み合わせが主流。
自分の強みを活かせる方式を選びやすくなっています。
4.注意点:SPI型と一般枠は併願不可の場合があるので要チェック!
自治体によっては「SPI方式」と「従来型一般枠」で併願不可(どちらか一方しか出願できない)ケースも。
必ず自治体の募集要項・公式サイトで併願ルールを事前確認しましょう。
SPI3型試験の最新倍率データ|筆記合格は狙いやすい?2025年度自治体別まとめ
実際にSPI3型で受験できる自治体の「筆記試験の倍率」はどうなっているのでしょうか?
2025年度実施自治体のデータから、最新の競争倍率と「一般枠との違い」や「合格のしやすさ」を詳しく解説します。
【2025年度 SPI3型公務員試験 主な自治体の筆記倍率例】
自治体 | 受験者数 | 一次合格者 | 筆記倍率 |
---|---|---|---|
群馬県 | 227 | 91 | 2.5倍 |
新潟県 | 326 | 176 | 1.9倍 |
長野県 | 211 | 126 | 1.7倍 |
大阪府 | 1,382 | 691 | 2.0倍 |
横浜市 | 1,310 | 334 | 3.9倍 |
神戸市 | 471 | 144 | 3.3倍 |
■ SPI3型試験の倍率傾向と特徴
1.一般枠(従来型)と同程度、もしくはやや低めの倍率になる自治体が多い
筆記試験の難易度が下がったことで受験者数が増える一方、「SPI対策は民間就活の延長でOK」「筆記突破のハードルが下がる」ため、一次合格のチャンスは広がっています
2.最終合格には面接試験など二次選考もある
筆記突破後は論文・面接・アピールシート等の評価が重視されるため、最終倍率は自治体によってさらに高まる傾向があります
■ SPI3方式受験のメリット・注意点
【メリット】
教養試験や専門試験より対策の負担が軽い
民間就活と同じ試験内容で併願しやすい
複数自治体の同時受験がしやすい
筆記突破しやすい傾向(合格率が高い)
【注意点】
最終合格には人物評価・面接・論文がより重視される
「SPI方式」と「一般枠」どちらか一方しか受験できない自治体があるので、出願時は必ず要項確認を!
SPI3型は「筆記突破のチャンスが広い」一方、**面接・論文など二次試験の対策も怠りなく!**が現代の合格戦略です。
SPI3型公務員試験の合格法|効率重視の勉強法&おすすめ教材・講座を徹底解説
「SPI3なら、あまり対策しなくても受かる?」と考える方も多いですが、確実な合格を狙うなら事前対策は必須です。
ここでは最短で合格を勝ち取るためのSPI3対策法・おすすめ教材・独学が不安な人への通信講座情報をまとめます。
■ SPI3対策の鉄則|この3ステップでOK!
公務員教養試験レベルの「数的処理」問題集(高卒程度)を繰り返す
- SPI3の基礎能力検査では、計算・論理・数的推理のパートが多く出題されます。
- 「畑中敦子の天下無敵の数的処理」シリーズなどが超定番。同じく「文章理解」問題集(高卒程度)で長文読解に慣れる
- SPI3の文章理解パートは、速読・要点把握力がポイント。
- 公務員試験向けの文章理解集を1冊仕上げるのが効率的。SPI3専用の問題集・予想問題で形式に慣れる
- 民間就活用SPI問題集でもOKですが、「公務員SPI3対応」と明記された市販本を使うのが安心。
- 例:「1カ月完成 動画とアプリで学ぶ 市役所新方式試験 SPI・SCOA・Light・社会人基礎」(ナツメ社)
■ 勉強法アドバイス
問題集は“1冊を完璧に3周以上”解くのが合格の近道
毎回新しい問題集を買うより「決めた1冊を繰り返す」ことで実力がつく
過去問が手に入れば本番形式でタイムトライアルも必須
■ 独学が苦手・講義型でしっかり対策したい方は通信講座もおすすめ
「自分一人だと続かない」「面接やアピールシートもプロに見てほしい」「質問対応もほしい」
そんな方は、**公務員試験専門の通信講座(SPI対応)**を活用しましょう。
【おすすめSPI対応通信講座例】(格安、内定率80%)
■ 通信講座選びのコツ
SPI対応カリキュラムがあるか必ずチェック
模擬面接・添削指導の有無も比較ポイント
費用は早割・キャンペーンを利用すると割安になるケースも多い
自己アピールシート対策|SPI型公務員試験で差がつく!必勝法・添削のすすめ
SPI型を導入する自治体の多くで、「自己アピールシート(エントリーシート・PRシート)」の提出が必須になっています。
この書類対策が合否を大きく分けるポイントです!
■ アピールシート提出の2パターン
試験前に事前提出(Web・郵送など)
試験当日にその場で記入・提出
どちらのパターンでも、「事前準備が不可欠」です。
本番で慌てないよう、必ず過去問や募集案内をもとに「定番項目」を練習しておきましょう。
■ よく出るアピールシート記入項目【例:福井県の場合】
- あなたがこれまでに培ってきた知識や経験について、具体的に記述してください。なお、資格を持っている方は、【資格の名称、取得年月日、取扱官庁名】を記述してください。
- 上記で述べた知識や経験を得るために重ねた努力や苦労について説明した上で、これまでに挙げた成果、実績について、具体的に記述してください。(600字程度)
- 上記で述べた知識や経験を、今後、福井県職員としてどのように活かせるのか、具体的に記述してください。(300字程度)
(参考:福井県職員募集案内)
※この他にも「志望動機」「自己PR」「将来取り組みたい仕事」「あなたの強みと弱み」なども定番
■ 作成&添削のコツ
参考書や過去問、自治体公式サイトの募集要項を熟読し、頻出項目をリストアップ
実際に一度書いてみて、家族や信頼できる人、公務員経験者・予備校講師に添削を依頼する
Web添削サービスや通信講座の「添削サポート」を活用するのもおすすめ
自己アピールシートは“しっかり準備している人”がまだまだ少ないため、きちんと書き込めばライバルと圧倒的に差がつきます。
■ 予備校・通信講座の活用
最近は「エントリーシート添削」「模擬面接」までセットになった公務員通信講座も増加。
SPI型試験に特化したコースを選ぶことで、書類対策も面接対策も一気にレベルアップ可能です!
SPI対応+アピールシート添削付き講座を活用し、「書類&人物試験の両面対策」を徹底しましょう。
まとめ|SPI型公務員試験は「今が絶好の狙い目」!チャンスをつかもう
本記事では、**従来型の教養・専門試験が不要で、SPI3やSCOA型のみで受験できる自治体(地方上級・政令指定都市・特別区)**の最新情報を徹底解説しました。
2025年現在、想像以上に多くの自治体がSPI型を導入しており、「公務員試験=難しい」というイメージが大きく変わっています。
「公務員になりたいけど筆記勉強が苦手…」
「民間と公務員、両方にチャレンジしたい」
「社会人から転職で公務員を目指したい」
という方にとって、今こそ“狙い目”の時代です!
■ SPI型公務員試験が狙い目な理由
難関の教養・専門試験がなく、勉強の負担が大幅に軽減
民間就活のSPI対策と併用できるので、複数受験・併願もラク
筆記の倍率も比較的抑えめで、「面接・人物重視」にシフト
アピールシートや論文も事前準備・添削で十分対策可能
■ 受験を迷っている方へ|元県職員からのエール
「まだ間に合わないのでは?」「公務員は自分に向いていないかも…」
そんな不安を感じている人こそ、新方式のSPI型公務員試験を一度チェックしてみてください。
あなたのこれまでの経験や強みを生かし、“短期間で合格”を目指せる絶好のチャンスです。
ぜひこの記事を参考に、SPI型公務員試験への挑戦をスタートしましょう!応援しています。
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