今回の記事では、公務員新人職員の方におすすめの本(公務員の仕事の作法)について、さくっとご紹介します。
この記事は、
- 公務員試験に合格した人
- 公務員新人職員で仕事の作法を身につけたい人
- 部下ができた職員
などに役立つ記事となっています。
【執筆者↓】
公務員新人職員におすすめの本を元県庁職員が紹介!(公務員の仕事の作法)
それでは新人公務員におすすめの本を紹介していきます。
公務員1年目は非常に大切な時期
公務員1年目の過ごし方は非常に大切になります。
配属された職場・上司にもよりますが、1年目でのんびりしてしまうと、あとあとまで尾を引いてしまいます。
そこで、
「1年目から何を学び」
「どう仕事をしていくのか」
などの「公務員の仕事の作法(仕事術)」を身につけることが大切です。
私が公務員1年目のとき、「現場で仕事の作法を一から体得していけば良い」と考えていたので、これといって本も読まず、いきあたりばったりで仕事をしていました。
しかし、今回ご紹介する本を前もって読んで、事前に公務員の「仕事の作法」を知っておくことで、飛躍的な成長を1年で遂げることができたのにと後悔しています。
ぼ~としている同期にも一気に差をつけることができます。
それでは本をご紹介します。
公務員新人職員におすすめの本!(公務員の仕事の作法)
今回おすすめする本は、現役の公務員の方が書かれた以下の本です。
この本では、公務員の仕事の作法として、
- 最初の1ヶ月で身につけたい「7つの習慣」
- 3ヶ月目までに覚えたい「仕事の鉄則10か条」
- 1年目に必ず磨きたい「公務員の必修スキル」
- 10年目までに自分のものとしたい「公務員プロの心得」
- 10年後からが楽しくなる「錆びない自分の作り方」
が書かれています。
現職の公務員の方が作成した本で、自身の体験に基づく内容が多く、
- 「新人が知りたいこと」
- 「新人が知っておいたほうが良いこと」
が網羅してあります。
ここで私が「これは知っておきたかった」「知っておけば一気に成長できる」と思ったページを紹介します。
本書では各項目について数ページずつ解説しています。
- とにかくメモ、質問するときもメモ P21
- 引継ぎに備えてマニュアルをつくろう P24
- 役所の資源をフル活用する(必ず前例・事例がある) P53
- FAQを見える化する(市民が聞かずとも分かるようにしておく) P77
- 手本を集める、書式をつくる P83
- 規則を読む、実務を知る P86
- 議事要旨を書きまくる P89
- 例規・要綱に目を通す P106
- 雑用は積極的に引き受ける P112
- 誘われたら顔を出す P115
- 定年まで異動・勉強 P172
- 新人職員からのよくある質問コーナー(休暇のとり方、残業の減らし方、飲み会等の付き合い、苦手なタイプの先輩職員、人事異動と希望部署)
「それ見ておきたいな」「それはどういうことだろう?」という項目があったのではないでしょうか。
このほかにも様々な仕事の作法が掲載されています。(全182ページ)
まとめ
良くも悪くも公務員の生活は、ぬるま湯に浸かることもできてしまい、なんとなく惰性で業務をこなしていくこともできてしまいます。
しかし、そのツケはいつか必ずやってきます。
- 管理職になれない(出世が遅れる)
- 部下にバカにされる
- 使えない職員としてみんなから煙たがられる
そういった職員になりたくなかったら、1年目からスタートダッシュを決めましょう!
1年目の仕事の仕方で、その後の運命が決まってくると言っても過言ではありません。
自ら努力して、能動的で積極的で前向きな新人公務員になって、周りから褒められる職員を目指しましょう!
最後に、今回のおすすめした本の著者の言葉を引用して終わりにしたいと思います。
仕事のコツと言われるものは、わかってしまえば、ごく当たり前のことばかりです。しかし、1年目には、なかなかそれがわかりません。当たり前とされることは、先輩・上司にも聞くことがためらわれたりします。一方、基本的なことこそ、最初から正しく身につけておかないと、先々困ることになります。この本では、多くの先輩たちが、「1年目からこのことがわかっていたら!」「1年目に教えてくれる人がいたら!」と思っているアドバイスをまとめました。きっと、皆さんが困っていること、悩んでいることの解決に役立つと思います。