「今の会社で働いてまだ1年か2年だけど、やっぱり公務員に転職したい。でも、こんなに早く転職してしまうと、公務員試験の面接で不利になるのでは…?」
こんな悩みを抱えている方は、実は少なくありません。
特に会社員経験が1〜2年と短い場合、「またすぐ辞めてしまうのでは?」と面接官に思われないか、不安に感じるのは当然です。
結論から言うと、転職理由や志望動機をしっかり伝えられれば、会社員1〜2年目でも公務員試験の面接で不利になることはありません。
私自身、元県職員として多くの転職組や社会人経験者と関わってきた経験がありますが、会社員歴が短くても合格している方は多くいます。
この記事では、
会社員1〜2年目で公務員に転職する際、面接で不利にならないコツ
面接でよく聞かれる質問とその対策
短期間で転職する場合のポイント
を、経験者視点で分かりやすく解説します。
「公務員へ転職したいけど、面接が不安」「転職理由の伝え方を知りたい」という方は、ぜひ最後までご覧ください!
【この記事を書いた人↓】
会社員1〜2年目で公務員に転職する場合、面接で不利になる?
結論:転職理由と志望動機を面接官に納得してもらえれば不利にならない
「会社員1〜2年目で転職する場合、やっぱり公務員の面接で不利になるのでは?」と不安に思う方も多いでしょう。
たしかに、面接官の立場からすると「この人もすぐ辞めてしまうのでは?」という疑念を抱くケースはゼロではありません。
しかし、実際には転職理由や志望動機をしっかり準備し、面接官を納得させられるかが最も重要です。
「なぜ今の会社を辞めてまで公務員に転職したいのか?」というあなたの熱意と理由に、しっかりとした説得力があれば、会社員歴が1〜2年であっても合格は十分に可能です。
元県職員のリアルな体験談
私が公務員として働いていた時も、会社を数年で辞めて公務員に転職した同期や後輩は多数いました。
その多くが「前職の経験を活かしたい」「もっと社会のためになる仕事がしたい」など、ポジティブな理由をしっかり伝えることで、見事に合格を勝ち取っています。
面接官がチェックしているのは「転職理由」と「志望動機」
面接官は、短期間で会社を辞めたこと自体を責めているわけではありません。
一番重視しているのは、「なぜ転職したいのか」「公務員としてどんな貢献がしたいのか」といった“前向きな理由”です。
公務員への転職理由や志望動機が明確で、面接でしっかり説明できる準備があれば、不利になる心配は不要です。
逆に、「すぐ辞めそう」「理由が曖昧」と判断されると不利になるリスクもあるため、転職理由の深掘りが面接対策の最大のポイントです。
ポジティブな転職理由が公務員面接突破のカギ
公務員の面接で合格を勝ち取るためには、「なぜ公務員に転職したいのか?」という転職理由や志望動機が最重要ポイントです。
特に会社員1〜2年目のように在職期間が短い場合は、「すぐに辞めた=マイナス評価」と思いがちですが、実際にはポジティブな転職理由をしっかり用意すれば不利にはなりません。
マイナスな転職理由はNG
よくあるのが、「前職がブラック企業だった」「残業が多すぎて体調を崩した」「給料が安すぎた」など、前職の不満をそのまま転職理由にしてしまうケースです。
こうしたマイナス理由は、絶対に面接でそのまま伝えてはいけません。
なぜなら、公務員としても「ストレスがかかること」「思うようにいかないこと」は当然あります。
マイナスな理由を強調すると、「この人はまた不満があればすぐに辞めてしまうのでは?」と、面接官にリスクを感じさせてしまいます。
ポジティブな動機を伝えるコツ
公務員への転職理由は、できるだけポジティブな表現に変換しましょう。
例えば――
「民間企業で学んだ〇〇の経験を、公務員として地域社会のために活かしたい」
「自分の力を社会や人の役に立てたい、公共の仕事にチャレンジしたい」
「現職で得たスキルをより広く社会貢献に活かせる仕事がしたいと思った」
こうした前向きで建設的な転職理由や志望動機を準備しましょう。
面接官も、「本音では民間の働き方に疑問があったのかな」と察している場合が多いですが、それを乗り越える“強い意志”や“前向きなビジョン”を持っているかどうかを重視しています。
面接官が納得する理由を用意しよう
「それなら公務員に転職するのも納得できる」と面接官が思えるような、筋の通った志望動機や転職理由を、じっくり時間をかけて準備しましょう。
【ポイントまとめ】
マイナスな理由(会社への不満・待遇の悪さ)は話さない
公務員を志す前向きな理由、社会貢献や自己成長などを強調
面接官が「確かにこの人なら公務員として長く活躍してくれそうだ」と納得するエピソードや熱意を用意
公務員面接で必ず聞かれる「転職理由」と「志望動機」~想定質問と回答準備~
会社員1〜2年目で公務員試験に挑戦する場合、面接では必ず「なぜ民間を辞めて公務員に?」という質問を深掘りされます。
面接官は、転職組に対して「本気度」や「納得感のある理由」を特に重視しています。
ここでは、公務員の面接でよく聞かれる代表的な質問例と、それに対する答え方のコツを紹介します。
公務員面接の想定質問リスト
公務員への転職を目指す社会人が、面接でよく聞かれる質問には以下のようなものがあります。
なぜ公務員に転職しようと思ったのですか?
今の会社では満足できなかった理由は?
公務員も数年で辞めてしまうのでは?と不安はないですか?
なぜ他の自治体・省庁ではなく、当自治体(この職種)を志望したのですか?
今の会社の志望動機と辞めた理由は?
今の会社で一番大変だったことや学んだことは?
当庁(自治体・機関)で不合格になった場合、どうしますか?元の会社に戻るつもりですか?
よくある質問と回答のポイント【例文付き】
なぜ公務員に転職しようと思ったのですか?
【NG例】
「前の会社がブラックだったので辞めました」
【OK例】
「現職で培った〇〇の経験を、より広いフィールドで地域のために活かしたいと考え、公務員を志望しました」
公務員も数年で辞めてしまうのでは?という懸念への答え方
「短期間での転職には理由がありますが、公務員としては長期的な視点で、地域社会のために力を尽くしたいと考えています。前職の反省を踏まえて、今度こそ長く腰を据えて働きたいと強く思っています」
今の会社で一番大変だったことは?
「入社間もない中で任された大きなプロジェクトで苦労しましたが、チームで協力し成果を出す経験ができました。その経験を公務員の仕事にも活かしたいです」
想定問答集を作り込むのが合格の近道
会社員から公務員へ転職する場合は、新卒受験生よりも質問内容が明確で、面接対策がしやすいのが特徴です。
想定される質問に対して、「自分の強み・志望動機・転職理由」を自信を持って語れるよう、オリジナルの想定問答集を作成しましょう。
※実際、私の周囲でも「自分なりのストーリーをしっかり用意した人」が高確率で合格しています。
【参考記事↓】
【公務員面接試験】想定質問リスト150選!合格には想定問答集作りが必須!
まとめ|会社員1〜2年目でも公務員面接は十分に突破できる!
ここまで、「会社員1〜2年目で公務員に転職する場合、面接で不利になるのか?」という疑問について、元県職員の視点から解説してきました。
最も大切なのは「転職理由」と「志望動機」です。
「なぜ会社員を短期間で辞めて公務員に転職したいのか?」という理由を、ポジティブかつ説得力のあるストーリーで伝えましょう。
会社員経験が1〜2年と短くても、しっかり準備すれば面接で不利になることはありません。
むしろ、「民間で学んだことを活かして公務員になりたい」という熱意や具体的な理由を話せれば、面接官から高く評価されることも珍しくありません。
私自身も公務員から公務員への転職経験がありますが、面接での転職理由や志望動機について、事前に徹底的に準備したことで自信を持って本番に臨めました。
「すぐ辞める人」と思われないためには、前向きな理由を丁寧に伝えること、面接官を納得させる具体的なストーリーが重要です。
「公務員に転職したい」と本気で考えている社会人の方は、早めに一歩踏み出して行動してみましょう。
情報収集と面接対策が、あなたの合格可能性を大きく高めます!

