今回は公務員の面接カードの書き方として「だ・である調」「ですます調」について、どちらがより良いのかご紹介します。
- 「だ・である」と「です・ます」が混在した面接カードを書いている人
- どっちでも問題ないと思っている人
- どっちがオススメか知りたい人
- そもそも「だ・である調」「ですます調」って何?
このような受験生に役立つ情報となっています!
- 文体の混在はNG
- 面接カードが受験生の第一印象
- 私のオススメは「ですます調」
【執筆者↓】
公務員試験面接カードは「だ・である調」「ですます調」どっちがいい?
そもそも「だ・である調」「ですます調」って何?
この2つはいわゆる「文体」の種類です。
それぞれの文体で相手に与える印象が大きく異なるのがポイントです。
「だ・である調」
正式名称は「常体」といいます。
基本的に文末が
- 「~だ」
- 「~である」
- 「~いる」
- 「~た」
- 「~だろう」
- 「~であろう」
- 「~ではないだろうか」
などで終わる文体です。
相手に与える印象は、
- 「堅い」
- 「少し上からモノを言う感じ」
- 「プライドが高そう」
- 「賢そう」
などが考えられます。
大学でのレポートや論文、感想文、小説、新聞、雑誌などで用いられています。
「ですます調」
正式名称は「敬体」といいます。
基本的に文末が
- 「~です」
- 「~ます」
- 「~ました」
- 「~ください」
- 「~でしょう」
などで終わる文体です。
相手に与える印象は、
- 「丁寧」
- 「柔らかい」
- 「穏やか」
- 「丁寧に説明している感じ」
などが考えられます。
ビジネス文書、説明文、作文など多くの用途で用いられています。
大学生・社会人1~3年目の受験生に多い「だ・である調」
添削をしていると様々な年齢層の方の面接カードを目にします。
おおよそですが、大学生や社会人1~3年目の受験生は「だ・である」を使用して、面接カードを作成する人が多い傾向があります。
これはやはり大学時に日々書かされるレポートにより、しっかり「だ・である調」が浸透しきっているためだと考えられます。
正解はない
受験案内には面接カードの文体まで指示されていません。
なので、どちらの文体で書こうか迷った末に
- ですます調
- だ・である調
- ですます調&だ・である調の混在
の3パターンのどれかで作成することになります。
基本的に、「正解はない」です。
「である調」でも「ですます調」でも間違いではありません。
しかし、混在はダメです!
混在して書くとは、常識がなく、知性も低く、テキトーに書いている感じがします。
おすすめは「ですます調」
では「どちらのほうがより良いのか」ですが、私は「ですます調」をおすすめします。
面接官は面接試験の前に準備として面接カードをあらかじめ読みます。
つまり受験生の第一印象は面接カードの内容で決まります。
そこで、わざわざ堅苦しいイメージを与える「だ・である調」で書くよりも、読み手に優しく穏やかなイメージを与える「ですます調」で書くほうが印象が良いと私は思います。
特に高学歴の人は自分をより知的に見せるために、「だ・である調」を使いたがる人が多いですが、
「プライドが高く、モノゴトを上から見ている」
という印象も与えることを十分理解して使用してください。
面接において、大切なことは「この受験生と一緒に仕事をしてみたい」と面接官に思ってもらうことです。
このことを考えることができれば、自ずと文体はどちらを選んだほうが良いか見えてくるはずです。
まとめ
ここまで公務員の面接カードにおける「だ・である調」「ですます調」について、ご紹介してきました。
面接カードを軽視しがちな受験生が多くいますが、面接カードは非常に重要なアイテムです。
その出来次第で合否がわかれるといっても過言ではありません。
その面接カードを甘く見て、なんとなく作成している受験生はまず合格は無理でしょう。