【公務員試験】過去問の入手方法(国家公務員、東京都、特別区は公開)

公務員の筆記試験対策として、過去問を解くことは非常に重要です。

ですが、その過去問はどこで手に入れることができるのでしょうか。

 

ねこさん
公務員試験の過去問って手に入れることできるの?
伯爵さん
国や一部の自治体では公表しているから入手可能だよ!

 

今回の記事では、公務員試験の過去問の入手方法をサクッと解説します。

  • 過去問の具体的な入手方法を知りたい
  • 公開している自治体を知りたい

このような受験生に役立つ記事となっています。

 

記事の信頼性:この記事は元県庁職員(約9年間勤務)の公務員試験アドバイザーが書いています。

 

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国家公務員試験の過去問は人事院で公開

国家公務員の筆記試験の問題は人事院が公表しています。

ただし、HPで公開しているわけではなく、人事院に「開示請求」をすることで手に入れることができます。

具体的な方法を以下に紹介します。

【開示請求(郵送)の手続き】

  1. 開示請求書を入手(様式の掲載ページ:「人事院HP 情報公開制度ご利用のご案内」
  2. 必要事項を記入(過去問の場合の書き方は、「行政文書開示請求書とその記載例」に掲載されていますので、それを真似して書けばOK)
  3. 開示請求書(書面)を人事院人事行政情報センター宛に郵送

手数料:行政文書1件につき300円分の収入印紙が必要

郵送先:人事院人事行政情報センター 〒100-8913 東京都千代田区霞が関1-2-3

電話番号:03-3581-5301(直通)

※記載例のところに、試験問題の保存期間は5年と書かれているので、多分過去5カ年分しか請求できないと思われます。

 

地方公務員試験(県庁など)の過去問は一部自治体のみ公開

県庁職員などの地方公務員試験は自治体独自で問題を作成せず、外部委託している自治体が多いです。

外部委託している場合、委託先との契約上、非公開となっています。

ですが、なかには公開している自治体もあり、当日試験問題を持ち帰ることができる自治体もあります。

今回、私が調べたなかでは、

の2自治体が過去問を公開していました。(著作権の関係により、問題文が掲載されてない箇所が少しあります)

国家公務員とは違い、自治体HP上で過去問が公開していますので、すぐに無料で入手することができます。

また、

  • 筆記試験の例題(2~3題)
  • 論文のテーマ
  • 集団討論のテーマ

は各自治体ごとHPで公開しています。

大学生なら大学キャリアセンターや先輩、公務員予備校生なら予備校で過去問を入手することができます。

 

伯爵さん
私はゼミの先輩から国家公務員の過去問をもらって勉強していました

 

なお、地方上級などは国家公務員の過去問で十分対策可能です。

私は国(一般職)も県(地方上級)も両方受験しましたが、レベル的にはどっちもどっちといったところで、得点率もほぼ同じくらいでした。

レベルアップのため、国(総合職)の過去問も入手して、余力があるときに勉強していました。(かなり難しかった)

 

参考書で過去問対策

あとは、基本的な方法ですが出版されている過去問題集で過去問対策をすることができます。

各社とも満遍なく良問を集めていますので、特にコダワリがなければ、過去問題集で勉強すれば過去問対策は十分です。

おすすめの過去問題集は、

  • スー過去シリーズ
  • 畑中シリーズ

です。

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まとめ

以上、紹介してきたとおり過去問の入手方法は色々とあります。

地方上級の場合、受験したい自治体の過去問を手に入れることはほぼ不可能です。(東京都、特別区除く)

ですが、スー過去シリーズや畑中シリーズでしっかり勉強できれば全く問題ありません。

レベル的には地方上級も国家公務員一般職と同程度と思っていればOKです。

(※国家公務員総合職の問題はゲキムズです)

他の受験生も平等に過去問を入手できていないので、過去問探しに躍起になるのはやめておきましょう、時間がもったいないです。

 

伯爵さん
ここまでお読みいただき本当にありがとうございます☆
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