公務員の筆記試験対策として、過去問を解くことは非常に大切です。
ですが、その過去問はどこで手に入れることができるのでしょうか。
今回の記事では、公務員試験の過去問の入手方法をサクッと解説します。
- 過去問の具体的な入手方法を知りたい
- 公開している自治体を知りたい
このような受験生に役立つ記事となっています。
記事の信頼性:この記事は元県庁職員(約9年間勤務)の公務員試験アドバイザーが書いています。
国家公務員試験は人事院で公開
国家公務員の筆記試験の問題は人事院が公表しています。
ただし、HPで公開しているわけではなく、人事院に「公開請求」をすることで手に入れることができます。
具体的な方法ですが、人事院HP「人事院開示請求電子申請システムの窓口」から申請をします。
2021年5月10日現在、システムの運用が停止されています(当面郵送で申請手続きが必要)
【開示請求(郵送)の手続き】
- 開示請求書を入手(こちらから入手してください)
- 必要事項を記入
- 開示請求書(書面)を人事院人事行政情報センターまで郵送
手数料:行政文書1件につき300円
郵送先:人事院人事行政情報センター 〒100-8913 東京都千代田区霞が関1-2-3人事院
地方公務員試験(県庁など)は一部自治体のみ公開
県庁職員などの地方公務員試験は自治体独自で問題を作成せず、外部委託している自治体が多いです。
そのため、契約上、非公開となっています。
なかには公開されている自治体もあり、当日試験問題を持ち帰ることができる自治体もあります。
今回、私が調べたなかでは、
の2自治体が過去問を公開していました。
国家公務員とは違い、自治体HP上で過去問が公開していますので、すぐに無料で入手することができます。
また、
- 筆記試験の例題
- 論文のテーマ
- 集団討論のテーマ
は各自治体ごとHPで公開しています。
大学生なら大学キャリアセンターや先輩、予備校などで入手することができる可能性もあります。
参考書
あとは、基本的な方法ですが出版されている過去問題集で過去問対策をすることができます。
各社とも満遍なく良問を集めていますので、特にコダワリがなければ、過去問題集で勉強すれば過去問対策は十分です。
おすすめの過去問題集は、
- スー過去シリーズ
- 畑中シリーズ
です。
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まとめ
このように過去問の入手方法は色々とあります。
地方上級の場合、受験したい自治体の過去問を手に入れることはほぼ不可能です。(東京都、特別区除く)
ですが、スー過去シリーズや畑中シリーズでしっかり勉強できれば全く問題ありません。
レベル的には地方上級も国家公務員一般職と同程度と思っていればOKです。(国家公務員総合職の問題はゲキムズです)
他の受験生も平等に過去問を入手できていないので、過去問探しに躍起になるのはやめておきましょう、時間がもったいないです。