「定年まで安定した仕事に就ける」
「社会的信用が高い」
「福利厚生が充実している」
多くの人がそう考えて選ぶ公務員という仕事。
しかしその一方で、実際に働いてみるとこう思ったことはありませんか?
上司の顔色ばかりをうかがう毎日…
評価は年功序列で成果が報われない…
前例主義や無意味なルールに疲弊する…
「定年までこの働き方が続く」と考えると気が重い…
私自身、元県庁職員として約9年間、行政の現場で働いてきました。
はじめは「安定した仕事を手に入れた」という安心感がありましたが、年数を重ねるごとに疑問が強くなっていきました。
「このまま組織の歯車として人生を終えていいのか?」
そんな思いが強まり、公務員を辞め、現在は個人事業主として自分の力で働く道を選びました。
- 1 一人で働きたい公務員経験者に「行政書士」という選択肢を
- 2 行政書士とは?|「街の法律家」としての国家資格
- 3 公務員から行政書士へ転身するメリット6選
- 4 【特典】公務員経験で行政書士試験が免除になるケースとは?
- 5 行政書士の勉強法|独学?通信講座?元公務員の私のリアル体験談
- 6 【厳選】行政書士におすすめの通信講座はこれ!
- 7 まとめ|公務員を辞めて“自分らしく”働きたいなら、行政書士という選択肢を
一人で働きたい公務員経験者に「行政書士」という選択肢を
公務員を辞めて個人で独立する方法はいくつかありますが、その中でもとくにおすすめなのが「行政書士」という仕事です。
行政書士は、「街の法律家」とも呼ばれる国家資格。
役所に提出する各種書類の作成や手続きの代理を行う職業で、法律の専門知識を活かして個人や法人の課題をサポートする重要な役割を担います。
【なぜ行政書士がおすすめなのか?】
公務員を辞めて行政書士になることには、以下のような大きなメリットがあります:
組織に縛られず、自分の裁量で働ける
独立開業しやすく、一国一城の主になれる
成功すれば年収1,000万円以上も現実的
公務員時代の経験が強みに変わる
一生使える国家資格として将来も安泰
公務員歴が長ければ試験免除の可能性もあり
「一人で自由に、自分らしい人生を送りたい」
そう考えている公務員経験者にとって、行政書士は非常に現実的で有望な選択肢です。
【実体験をもとに、公務員→行政書士の道を徹底解説!】
本記事では、実際に公務員として働いていた私の視点から、行政書士という働き方のメリットや可能性を詳しく解説していきます。
行政書士の仕事内容と特徴
公務員を辞めて行政書士になる6つのメリット
公務員経験がどう活かせるのか?
行政書士の勉強法や試験免除制度
おすすめの通信講座・スクール情報
行政書士以外の「一人で稼げる仕事」も紹介
読み終えるころには、「自分の力で働く人生も悪くないかもしれない」と思っていただけるはずです。
【この記事はこんな方におすすめです】
公務員として働き続けることに不安や疑問を感じている人
人間関係や組織のストレスから解放されたい人
副業・起業に興味があるが、何から始めればよいかわからない人
行政書士に少しでも興味がある人
行政書士とは?|「街の法律家」としての国家資格
行政書士とは、「行政書士法」に基づく国家資格者で、行政手続きの専門家として活躍します。
「弁護士」「税理士」などと並ぶ8士業の一つであり、以下のような業務を行います:
官公署(役所)への申請書類作成・提出代行
各種契約書・内容証明の作成
権利義務・事実証明に関する書類の作成
相続・建設業許可・農地転用などの相談対応
「行政書士は、官公署(各省庁、都道府県庁、市・区役所、町・村役場、警察署等)に提出する書類の作成、同内容の相談やこれらを官公署に提出する手続きについて代理することを業としています。その種類のほとんどは許可認可(許認可)等に関するもので、その数は1万種類を超えるとも言われます。」引用:「日本行政書士会連合会」
公務員から行政書士へ転身するメリット6選
以下のように考えている公務員は「行政書士」になって独立開業するのも一つの選択肢です。
これらは見方を変えればメリットにもなります。
- 組織で働くのが疲れた(一人で働きたい)
- 起業したい
- 年収アップに挑戦したい
- 人の役に立つ仕事をしたい
- 公務員時代の経験を活かしたい
- 一生食いっぱぐれない資格がほしい
それではひとつずつサクッと解説していきます。
①組織で働くのが疲れた(一人で働きたい)
● 公務員という組織に疑問を感じたあなたへ
公務員は「安定している」「つぶしが利く」と言われますが、実際に中に入って働いてみると、自由がない・裁量がない・評価されないという不満を感じる人も少なくありません。
私自身が経験した例を挙げると、
会議のための会議を毎週こなすだけの仕事
内容よりも形式ばかりにこだわる文書主義
ミスを恐れて誰も責任を取らない風土
成果よりも「先に入庁した順」で決まる昇進ルート
本音を言えば「協調性がない」とされる空気感
とにかく、挑戦や創意工夫をする余地がほとんどないのです。
毎日同じようなルーティン、似たような人たち、変化のない業務。
これを「定年まで30年以上続ける」と考えたとき、私は心の底から「無理だ」と感じました。
● 精神的にも限界が近づいていた
多くの公務員が抱える悩みは、仕事そのものより人間関係のストレスです。
上司の気分で方針が変わる
建設的な意見を出すと煙たがられる
パワハラ的な言動が日常化している
飲み会や休日行事など職場外の付き合いも断れない
職場では毎日のように「空気を読むこと」が求められ、自分の意思より“場の雰囲気”を優先せざるを得ない状況が続きます。
私もその一人で、「今日も顔色をうかがいながら過ごすのか…」という毎日に、知らず知らずのうちに精神的に消耗していました。
● 行政書士は“一人で完結する”理想の働き方
行政書士は、自分で開業し、一人で完結する仕事ができる数少ない国家資格です。
誰にも指示されない
自分のやりたい仕事に集中できる
付き合う相手も自分で選べる
働く場所・時間も自分次第
これまでのように「誰かの顔色をうかがう」ことなく、自分のペースで、心地よいリズムで仕事ができます。
また、在宅ワークとの相性も抜群で、自宅を事務所にすれば家族との時間も大切にしながら働くことが可能です。
● 働くことの「本質」に立ち返れる職業
行政書士になってから、私は「働くことの意味」が変わりました。
誰かに指示されてではなく、自ら選んだ仕事をする
クライアントから直接「ありがとう」と言ってもらえる
自分の努力がそのまま収入に直結する
つまり、働くことで得られる充実感や達成感が、圧倒的に増えたのです。
● 「もう無理…」となる前に、選択肢を知ってほしい
組織の中で心をすり減らしながらも「公務員は安定しているから」と言い聞かせて我慢している人は本当に多いです。
でも、自分に合わない働き方を続けることこそが、最も不安定な人生につながると私は思います。
「一人で働くことは無理かもしれない」と感じている人こそ、ぜひ一度、「行政書士」という選択肢をじっくり見つめてみてください。
② 起業したい|行政書士は最短で「自分の看板」で仕事ができる
● 「起業=難しい」はもう古い
「起業したいけれど、何から始めればいいのか分からない」
「リスクが怖い。失敗したらどうしよう…」
こう感じている人も多いかもしれません。しかし、**行政書士という国家資格は、極めて現実的な“起業の入り口”**になり得ます。
なぜなら、以下の理由からです。
資格取得後、すぐに開業可能(法人登記も不要)
初期費用が他の士業よりも圧倒的に低い
士業の中でも取り扱える業務の幅が広い
営業・ブランディング次第で収入に上限がない
つまり、「資格」と「営業スキル」の掛け合わせだけで、自分の名前で仕事を得られるプロの士業として独立可能なのです。
● 行政書士として起業するまでの流れ
以下のステップで行政書士は比較的スムーズに開業できます:
行政書士試験に合格(※経験者なら免除もあり)
各都道府県の行政書士会へ登録申請
登録完了後、開業届を税務署に提出(個人事業主)
名刺・HP・チラシなど開業ツールを用意
営業・SNS発信などで集客活動をスタート
登録手続きが終われば、「〇〇行政書士事務所」として名乗ることができます。
● 開業資金はどれくらいかかる?
行政書士として開業する際の初期費用は以下の通りです。
費用項目 | 金額目安 |
---|---|
行政書士登録料 | 約30,000円〜 |
入会金・年会費(会) | 約100,000円〜 |
事務所備品・名刺など | 約50,000円〜 |
合計 | 約18〜20万円前後 |
弁護士や税理士のように法人設立やオフィス契約が不要なため、かなり低コストで始められる点が魅力です。
● 営業力=収入。サラリーマンとは真逆の世界
公務員は、営業や売上という言葉とは無縁の仕事です。
しかし、行政書士として独立すれば、自分の営業力・発信力が収入に直結します。
ホームページでのSEO対策
ブログやYouTubeで専門性を発信
SNSで信頼を築いて集客
同業者との連携で顧客を紹介し合う
いわば、「士業×マーケティング」が成功の鍵となります。
● フランチャイズではない、“自分の看板”で生きる誇り
行政書士としての起業は、フランチャイズのような制約がなく、完全に自分のブランドで勝負できる世界です。
事務所名・価格設定・提供サービスも自由
得意分野を絞って専門特化することも可能
他士業(社労士や司法書士など)と連携もできる
つまり、「自分のビジネスを自分の力でつくっていく」ことができるのです。
● 行政書士は“起業”における最も安全な入口のひとつ
資格で信頼を得やすい
初期投資が少ない
市場ニーズ(外国人支援・相続・建設業許可など)が安定的
長期的に仕事を続けられる
これほど条件の整った「ひとり起業」は他にそう多くありません。
「今すぐにでも一人で何か始めたい」と考えている公務員経験者にとって、行政書士はまさに最短で理想の起業を叶えるための選択肢です。
③ 年収アップに挑戦したい|行政書士なら「努力=収入」の世界へ
● 公務員の給与には「上限」がある
公務員の給与体系は、基本的に年功序列+職務等級制です。
たとえば地方自治体の一般職の場合、
20代:年収300万円台
30代後半:年収500〜600万円
40代以降でようやく700万円台に届くかどうか
といった世界です。
もちろん安定はしていますが、それ以上はほとんど望めません。
しかも副業も制限されているため、「+αで稼ぎたい」「収入源を増やしたい」という人にとっては、非常に閉ざされた働き方なのです。
● 行政書士は「実力・工夫・努力」で収入を伸ばせる
行政書士に転身すれば、あなたの努力次第で収入に“上限”がなくなります。
得意分野を磨いて専門性で差別化
地域密着で信頼を築き、リピーターを獲得
Web発信を活用して全国から依頼を受ける
他士業と連携して法人案件を継続的に受注
このように、戦略次第で月収50万円・100万円も現実的な世界です。
成功している行政書士の中には年収2000万円を超える方もいらっしゃいます。
● 年収モデルケース(開業後の推移イメージ)
年数 | 目標年収 | 備考 |
---|---|---|
1年目 | 200万〜350万円 | 開業初年度。営業力が鍵 |
2年目 | 350万〜600万円 | リピーターが増える時期 |
3年目以降 | 700万〜1,000万円以上 | 得意分野を伸ばして独自ブランド構築 |
実際には地域性や営業力、扱う業務内容によって変動しますが、公務員時代よりも収入を伸ばしている人は多数存在します。
● 士業としての収入格差も意識しよう
行政書士業界には「稼げない」というネガティブな声も一部あります。
その理由は明確で、
営業を一切していない
専門分野が定まっていない
安売り・値下げ競争に巻き込まれている
といった「やり方の問題」によるものがほとんどです。
逆に、以下のような人は確実に年収を伸ばしています:
SNSやYouTubeで信頼を積み重ねている
相続やビザ申請など“困っている人”の多いジャンルに特化
他士業や士業マッチングサイトで連携を広げている
つまり、「稼げるかどうか」は自分の動き方次第ということです。
● 「挑戦」しなければ、何も変わらない
「今の収入で満足できない」
「家族をもっと安心させたい」
「老後の蓄えを少しでも増やしたい」
そう思いながらも、何も行動しなければ、公務員の給与は年に数千円しか増えません。
一方、行政書士として独立すれば、自分の努力が“可視化”される働き方が待っています。
「誰かの顔色」や「組織の都合」ではなく、あなた自身の力で収入を作り出すことができる職業。
それが行政書士なのです。
④ 人の役に立つ仕事をしたい|“ありがとう”が直接届くやりがい
● 公務員は本来「人のための仕事」のはずだった
多くの人が公務員を目指す理由は、「誰かの役に立ちたい」「社会のために働きたい」という想いからです。
しかし、実際に働き始めてみると、その理想と現実のギャップに苦しむことも少なくありません。
市民と直接関わる機会が少ない
書類や決裁に追われて1日が終わる
決まったルールに従うだけの作業
感謝されることよりも、クレーム対応が多い
私自身、「これって本当に人の役に立ってるのかな?」と疑問を感じながら、淡々と業務をこなす日々を過ごしていました。
● 行政書士は、直接「ありがとう」がもらえる仕事
行政書士は、**目の前の人の悩みを解決する“実務家”**です。
官公署への複雑な申請を代行したり、相続問題で困っている家族をサポートしたり、外国人のビザ取得を支援したりと、リアルな生活の困りごとに寄り添える職業です。
そのため、業務を終えるたびに、
「本当に助かりました!」
「あなたにお願いしてよかった」
「また何かあれば絶対に相談したいです」
という感謝の言葉をダイレクトに受け取ることができます。
これは、公務員時代にはほとんど味わえなかった感覚です。
● 実際に行政書士がサポートできる分野
行政書士は業務の幅が広く、さまざまな人の課題解決に貢献できます。
分野 | 具体例と支援内容 |
---|---|
相続・遺言 | 家族のトラブル回避、円満な相続を実現 |
建設業許可 | 中小企業の事業継続や受注獲得を支援 |
在留資格申請 | 外国人が日本で安心して暮らすための手続き |
農地転用・開発行為 | 地方のまちづくり支援、地域経済の活性化に貢献 |
各種契約書の作成 | 個人・法人のトラブル予防と法的安定を提供 |
つまり、行政書士の仕事は“書類作成”ではなく、“人生支援”なのです。
● やりがいが「見える」から、仕事に誇りを持てる
行政書士の魅力は、成果が目に見えるということ。
クライアントの笑顔が見える
手続きを終えたときの安心感が共有できる
「あなたがいなければできなかった」と言われる
こういった積み重ねが、仕事に対する誇りやモチベーションになります。
公務員時代に感じにくかった「やりがい」が、行政書士としてなら日々の業務で得られるのです。
● 人のために働くことが、結果的に「自分の収入」にもつながる
行政書士の世界では、「どれだけ人の役に立てたか」がそのまま収入にもつながります。
つまり、
お客様に丁寧に対応する
専門性を磨く
信頼を積み重ねる
といった誠実な行動が、リピートや紹介につながり、結果的に収入の安定にも貢献するのです。
● 「人の役に立ちたい」想いを、あきらめなくていい
もしあなたが今、「本当はもっと人の役に立ちたいのに…」と感じているなら、行政書士という道は、その想いを叶える新しい選択肢になるはずです。
「ありがとう」と言われるたびに、「この仕事を選んでよかった」と心から思える。
それが行政書士の何よりの魅力です。
⑤ 公務員時代の経験を活かしたい|“内側”を知るあなたは強い武器を持っている
● 「これまでのキャリアがムダになりそうで不安…」
転職や独立を考えるときに、多くの公務員が感じるのが、
「せっかく築いてきたキャリアが無駄になるのでは?」
「役所特有の知識なんて、民間で通用するのかな…」
という不安です。
でも実は、行政書士は公務員の経験がそのまま武器になる数少ない仕事です。
むしろ、“元公務員”だからこそ活かせるスキル・知見・人脈が多数あります。
● 申請業務の“受け手”だったからこそ、申請の“ツボ”が分かる
例えば、以下のような経験を持つ方は、行政書士として大きな強みになります。
公務員時代の部署 | 活かせる行政書士業務 |
---|---|
建設・土木課 | 建設業許可、開発許可、建築確認などの申請代行 |
農業委員会 | 農地転用や農振除外の手続き、農業法人設立支援など |
市民課・戸籍係 | 相続関係書類、住民票・戸籍謄本の扱い方に精通 |
福祉・障がい福祉課 | 成年後見制度のサポート、福祉事業関連の法人設立など |
商工・産業振興課 | 補助金申請支援、創業支援、法人設立など |
役所側の視点を持っていることで、「通りやすい申請」「ミスが起きやすい点」など、現場感覚で動けるのが大きな利点です。
● 「お役所あるある」を理解しているだけでも大きなアドバンテージ
例えば…
「この課は午前中が忙しいから電話は午後がいい」
「ハンコが1つでも足りないと絶対に受け付けない」
「書き直しをお願いする際の“言い方”に気をつけないと角が立つ」
…などなど。
こういった“お役所の空気”は、外部の人にはなかなか分かりません。
しかし、元公務員であるあなたなら自然と理解できる。
それが、顧客からの信頼や安心感につながり、差別化にもなります。
● 「元公務員」という肩書き自体が信頼につながる
行政書士は「士業」でありながら、顧客から見れば「どんな人なのか」が非常に気になる職業でもあります。
そこで、
「○○県庁で9年間勤務」「市役所で建築行政に携わっていました」
といった紹介をすると、それだけで信頼性が格段に高まります。
● 「役所の内側を知る行政書士」は圧倒的に有利
申請を通すには、書類の正確さだけでなく、役所の現場の実態を理解していることが非常に重要です。
担当者が何に注意しているのか
どのタイミングで相談すればスムーズか
何を添付すると印象が良くなるか
こういった“実務感覚”は、公務員経験者だけが持てる唯一無二の武器です。
● 公務員をやってきたからこそ、行政書士という道に価値がある
今までやってきたことは、決して無駄になりません。
むしろ、それがあるからこそ、行政書士としてより早く成長できる。
“公務員だったから行政書士になれる”ではなく、“公務員だったからこそ、行政書士として強い”というのが、リアルな事実です。
⑥ 一生食いっぱぐれない資格がほしい|行政書士は「更新不要」の国家資格
● 公務員の「安定」には終わりがある
よく「公務員=安定」と言われますが、実際には定年があり、退職後は年金に頼る生活になります。
しかも、近年は公務員の定年延長や退職金カット、年金支給年齢の引き上げなど、“昔ほど安定ではない”現実も見えてきています。
そんな中、「定年後の選択肢が少なすぎる」と感じている方も多いのではないでしょうか?
再任用でもう一度同じ職場で働き続ける?
ハローワークで60代の就職先を探す?
趣味で時間を潰すだけの老後?
それは少し寂しい気もしますよね。
● 行政書士は「一生有効」で「いつでも使える」国家資格
行政書士は、一度資格を取得すれば、一生使える国家資格です。
更新手続きなし
登録料を払えば何歳でも開業できる
再雇用に頼らず、自分で収入を得られる
高齢者ニーズの多い分野(相続、成年後見など)もある
つまり、行政書士の資格は「人生のセーフティネット」としても機能するのです。
● 老後に開業・副業する人も増加中
近年は、定年後に行政書士として開業する人も増えています。
例:60歳で定年退職 → 1年で資格取得 → 65歳から行政書士事務所を開業
このように、“第2の人生”を支える武器として行政書士を選ぶ人は少なくありません。
また、最近では副業解禁の流れもあり、現職公務員を辞めずに、
土日や夜だけ開業
在宅メインで請負業務
オンライン相談に特化
といった“週末行政書士”として活動するスタイルも登場しています。
● 需要が絶えない分野だからこそ「食いっぱぐれない」
行政書士が扱う分野の多くは、人の人生やビジネスに密接に関係しています。
相続や遺言(高齢化社会により需要増加)
外国人の在留資格(グローバル化による定常的ニーズ)
建設業・運送業の許認可(中小企業支援)
補助金や法人設立(創業ブームに伴う依頼増)
つまり、社会の変化に応じて**「一人で稼げる分野」も広がり続けている職業**なのです。
● 資格を持っていることが「精神的な安心」になる
行政書士のような「国家資格を持っている」という事実は、それだけで大きな安心感につながります。
不測の事態で失業しても、すぐ開業できる
退職後の選択肢として確保できる
「最悪これがあるから大丈夫」と思える
この“心の保険”としても、行政書士は非常に強力です。
● 人生100年時代の「自衛手段」としての行政書士
これからの時代、定年後も30年生きるのが当たり前。
70代、80代でも働ける手段が必要になります。
そんなとき、行政書士という資格があれば、場所・年齢・時間に縛られず働き続けられるという圧倒的なメリットがあります。
「長く使える資格を1つ持っておきたい」
「どんな時代でも通用するスキルを身につけたい」
そんな方にとって、行政書士はまさに“人生を支える資格”になるでしょう。
【特典】公務員経験で行政書士試験が免除になるケースとは?
● 実は“無試験”で行政書士資格を得られる人もいる
行政書士の試験は毎年約4万人が受験し、合格率は10%前後とそれなりに難関です。
しかし、一定の条件を満たせば、試験を受けずに行政書士資格を取得できる制度があるのをご存じですか?
これこそが、公務員経験者にとって大きなチャンスとなる「行政書士試験の免除制度」です。
● 行政書士試験免除の条件(国家資格法第2条による)
以下のいずれかに該当する場合、行政書士試験の受験が免除されます。
✅ 国家または地方自治体で以下の実務を17年以上行っていた人:
「行政事務に従事していた期間が通算17年以上あること」※高卒以上の学歴があることが条件
具体的な根拠は以下のとおりです。
【行政書士となる資格を有する者(行政書士法第2条)】
- 行政書士試験に合格した者
- 弁護士となる資格を有する者
- 弁理士となる資格を有する者
- 公認会計士となる資格を有する者
- 税理士となる資格を有する者
- 国又は地方公共団体の公務員として行政事務を担当した期間及び特定独立行政法人又は特定地方独立行政法人の役員又は職員として行政事務に相当する事務を担当した期間が通算して20年以上(学校教育法による高等学校を卒業した者などにあっては17年以上)になる者
(参考:日本行政書士会連合会HP)
行政事務とは?
この「行政事務」とは、単に窓口や庶務をしていたというだけでなく、法令に基づく申請処理や公的文書の作成・審査などに携わっていた場合が対象となります。
一点注意として、「行政事務を担当した期間」が17年以上必要ということ。
行政事務以外ではカウントされないので注意です。
行政事務の具体的な定義は過去に通知(※下記)がでています。
行政事務を担当する者であるかどうかの判別は次の基準によることが適当である。
(1)文書の立案作製、審査等に関連する事務であること。(文書の立案作製とは必ずしも自ら作製することを要せず、広く事務執行上の企画等をも含む。)
(2)或程度その者の責任において事務を処理していること。
引用:行政事務の解釈(昭和26年9月13日地自行発第277号 各都道府県総務部長宛 行政課長通知)
私の県庁時代の知り合い(地方上級・技術職)が行政書士になりました。
公務員に愛想を尽かし50代で行政書士として開業したので、多分技術職でも免除対象にはなると思います。
● 該当するか不安な人は、行政書士会に相談を
免除対象になるかどうかは、個別の職歴・職務内容によって判断されます。
各都道府県の行政書士会では、事前相談や確認も可能です。
履歴書・職歴証明書などを用意し、
自分の従事業務が「法定業務に該当するか」照会してもらいましょう。
実際、私の上司(県職歴約35年)は、本庁や現地機関を転々としていましたが、試験免除で登録できました。
● 公務員として長年頑張ってきた人への“ご褒美”資格
この試験免除制度は、いわば「長年の行政経験を国家が正式に評価してくれる制度」です。
再就職先が見つからない不安
定年後の収入減少への焦り
何か新しいことに挑戦したい気持ち
こういった悩みを抱えるベテラン公務員にとって、行政書士は第二のキャリアを築くための“出口戦略”として非常に価値がある資格です。
● 公務員人生を“無駄にしない”ための選択肢
長年働いた経験は、年金以外にも活かせます。
むしろ、「17年」という長期キャリアを活かして、定年後も自分の力で社会とつながる働き方を選びませんか?
試験勉強というハードルなしに、すぐに開業への一歩を踏み出せる。
それがこの免除制度の最大の魅力です。
行政書士の勉強法|独学?通信講座?元公務員の私のリアル体験談
● 「独学でいける」は本当なのか?
行政書士の試験勉強は、「独学でも合格できる」とよく言われます。
確かに合格者の中には、完全に独学で突破した方もいます。
しかし、実際はどうかというと…
結論から言うと、法律初学者にとって独学はかなり厳しいです。
● 元公務員の私も独学で挫折しました…
私も公務員試験を独学でクリアした自信があり、行政書士試験も「何とかなるだろう」と思って市販のテキストを買って始めました。
しかし、行政書士試験の勉強は想像以上に過酷でした。
法律独特の言い回しに慣れない
重要条文が覚えにくい
過去問を解いても、なぜその答えになるのか理解できない
特に民法と行政法は範囲も広く、理解と暗記の両方が求められるため、「これは独学だと非効率だな」と痛感しました。
● それでも通学予備校は厳しい…選んだのは「通信講座」
ではどうするか?
仕事や家庭の都合で予備校に通うのは時間的に不可能。
そこで独学で挫折した私がおすすめするのが、オンラインで学べる通信講座です。
通信講座は以下のような点で非常に魅力的です:
スマホやPCでスキマ時間に勉強できる
通学不要で時間に縛られない
講師の動画講義で理解が深まる
模試や過去問演習もカリキュラムに含まれている
質問対応があるので独学の孤独を解消できる
今では「はじめから通信講座を選べばよかった」と思っています。
【厳選】行政書士におすすめの通信講座はこれ!
● アガルート行政書士講座|実績・質・サポート体制で総合力トップ
数ある通信講座の中でも、特におすすめなのがアガルート行政書士講座です。
✅ アガルートの強みまとめ:
合格実績が圧倒的(令和4年度:合格者77名/合格率61.6%=全国平均の約5倍)
講師陣の解説がわかりやすく、初心者にも安心
無制限の質問対応つきでフォロー体制が万全
スマホ・タブレットでいつでもどこでも学習可能
添削課題・模試も充実で、本番対策もバッチリ
▶ アガルート行政書士講座はこちらから
👉 [アガルート行政書士講座]
● 他にもあるおすすめ通信講座(比較のために少し紹介)
通信講座名 | 特徴 |
---|---|
スタディング | 圧倒的なコスパ、スキマ学習特化 |
フォーサイト | フルカラー教材と合格率の高さで定評あり |
ユーキャン | 初学者向けの安定した教材と知名度の安心感 |
とはいえ、「質問対応の質(無制限)」「合格率」「教材の網羅性」「費用」の観点からみても、本気で合格を目指すならアガルート一択だと感じます。
● 働きながらでも、家事・育児しながらでも挑戦できる
朝の通勤前に30分
昼休みに講義1本
夜にまとめて1時間
このように、自分のペースで学習できる通信講座は、忙しい社会人にとって最も現実的な勉強法です。
● まずは無料の資料請求・体験講義から始めよう
いきなり申し込むのが不安な方は、まずは各社の無料資料請求や体験講座から比較してみるのがおすすめです。
「とりあえずやってみる」ことが、行政書士への第一歩になります。
まとめ|公務員を辞めて“自分らしく”働きたいなら、行政書士という選択肢を
ここまで、「公務員を辞めて一人で働きたい」と考えている方向けに、行政書士という国家資格の魅力や可能性を解説してきました。
もう一度、行政書士になることで得られる6つのメリットを整理しておきましょう。
✅ 行政書士になる6つのメリット(まとめ)
メリット | 内容 |
---|---|
① 組織に縛られず働ける | 人間関係のストレスから解放され、自分の裁量で自由に働ける |
② 起業・独立がしやすい | 資格登録で即開業可能。一国一城の主になれる |
③ 年収アップが狙える | 努力次第で年収1,000万円超も目指せる世界 |
④ やりがいがある | 顧客と直接やりとりし、「ありがとう」をもらえる仕事 |
⑤ 公務員経験が活きる | 申請の勘どころ、行政内部の知識がそのまま武器に |
⑥ 一生使える国家資格 | 更新不要。老後や副業にも活かせる“生涯の保険” |
今の働き方に違和感を覚えたら、「変わるチャンス」かもしれません
上司の顔色をうかがいながら働く日々
毎月の給料は変わらず、やりがいも見出せない
定年まで続けることに漠然とした不安を抱えている
もし、あなたがそんな思いを抱えているなら、一度立ち止まって、別の道を考えてみてもいいタイミングかもしれません。
行政書士という資格には、「働き方を自分で選べる自由」があります。
そしてそれは、公務員としての経験を無駄にせず、むしろ強みに変えられる数少ない職業でもあります。
最後に|あなたのキャリアに、行政書士という選択肢を
私自身、公務員を辞めて一歩踏み出すのは本当に怖かったです。
でも、今は後悔していません。
自分の裁量で働けること、誰かの役に立っている実感があること、すべてが「自分で決めた働き方」で得られる価値だと日々実感しています。
行政書士という仕事が、あなたにとっての新しい人生のスタート地点になることを願っています。
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