今回の記事では、公務員を辞めて一人で個人事業主として働きたい人向けに行政書士になるメリットなどを、元公務員で個人事業主をしている私が紹介します。
- 行政書士とは?
- 行政書士になるメリット6選
- 無資格で行政書士になれる人もいる
【この記事を書いた人↓】
そもそも行政書士とは?
- 役所への申請書類作成・提出代理業務
- 権利義務、事実証明及び契約書の作成代理業務
- 相談業務
「行政書士は、官公署(各省庁、都道府県庁、市・区役所、町・村役場、警察署等)に提出する書類の作成、同内容の相談やこれらを官公署に提出する手続きについて代理することを業としています。その種類のほとんどは許可認可(許認可)等に関するもので、その数は1万種類を超えるとも言われます。」引用:「日本行政書士会連合会」
公務員を辞めて一人で個人事業主として働きたい人は行政書士がおすすめ(メリット6選)
以下のように考えている公務員は「行政書士」になって独立開業するのも一つの選択肢です。
これらは見方を変えればメリットにもなります。
- 組織で働くのが疲れた(一人で働きたい)
- 起業したい
- 年収アップに挑戦したい
- 人の役に立つ仕事をしたい
- 公務員時代の経験を活かしたい
- 一生食いっぱぐれない資格がほしい
それではひとつずつサクッと解説していきます。
組織で働くのが疲れた(一人で働きたい)
- 理不尽な上司
- 無能な上司
- 高圧的な態度の管理職
など公務員という組織内の人間関係に疲れ切っている人もいると思います。
また、
- 文書主義
- 前例主義
- 徹底した年功序列
- 縦割り行政
に嫌気がさしている人も多くいると察します。
この公務員生活を定年退職までずっと続ける、、、もう限界。
そんな人は、一人で個人事業主として開業できる行政書士がおすすめです。
もちろん一人で開業するわけですから、全てあなたの力量で勝負ができます。
あなたの自由に休日を組むことも可能ですし、上司に気を使う必要もありません。
起業したい
起業してみたいと思っている人には行政書士はうってつけの職業です。
資格を取得し、登録を行えば、即開業できます。
その日から一国一城の主となることが可能です。
年収アップに挑戦したい
公務員時代は完全な年功序列で、昇給は毎年どのくらいあがるとか給与がガチガチに決められていました。
公務員の給与は、ざっくり民間企業の平均となるようになっているので、お金持ちになるにはほぼ無理です。
それ以上の年収を目指すためには、公務員を辞める必要があります。
行政書士になって独立開業すれば、必ず公務員時代の年収を上回ることが可能とはいいません。
しかし、営業などの仕方次第では、大きく年収を上げる可能性は十分あるので、大きな年収を目指したい人は行政書士、おすすめです。
とはいえ、営業に失敗すると公務員時代よりも年収が下がってしまう恐れもあることは覚悟しておきましょう。
行政書士は実力が物を言う世界です。
人の役に立つ仕事をしたい
基本的に公務員になった方は、人の役に立つ仕事をしたくて公務員になられた方が多いと思います。
しかし、日々の膨大な事務によって忙殺されてしまい、やりがいを見失ないがちです。
行政書士になれば、顧客と直接やりとりする立場となるので、直に役に立っている感じが伝わってきます。
目に見えるかたちでやりがいを求めている人には、やはり直接的な接客業である職種が向いていると思います。
公務員時代の経験を活かしたい
公務員時代に実際に申請書を受理し審査を行っていた経験は、行政書士になってからかなりのアドバンテージになります。
申請書の書き方の実務は当然のこと、様々なお役所ルールやしきたりのノウハウは、組織の中にいた公務員にしか分かりません。
全くの未経験から行政書士になる人と、公務員をしてから行政書士になる人では、仕事のカンに差ができます。
一生食いっぱぐれない資格がほしい
行政書士は一度取得してしまえば、一生保有することができる国家資格です。
更新等はありません。
現役を退いてから、老後の小遣い稼ぎに行政書士の資格を有効活用する方もおられるようです。
無試験で資格が取得できる?
大変お得な情報ですが、下記の通り、一定以上の年数、公務員としての経験があれば、無試験で行政書士資格を取得することができます。
「高卒以上で公務員になった人は、17年以上」
詳細についてはこちらの記事を御覧ください。
【試験免除】公務員は無試験で行政書士になれる(経験年数の条件あり)
行政書士の勉強方法
行政書士の勉強法については、独学でも可能といわれています。
その言葉を鵜呑みにして、私も参考書を買ってきて独学で勉強を始めたのですが、正直独学はきついと感じました。
法学部などである程度法律などについて学んだことがある方は大丈夫だと思いますが、完全な法律初学者の独学は相当ハードルが高いです。
まとめ
ここまで、公務員を辞めて一人で働きたい人向けに行政書士になるメリットなどについて紹介してきました。
ここで紹介した行政書士以外にも一人で働く方法、稼ぐ方法はたくさんあります。
ぜひ、今の公務員の仕事に不平不満が募っていたり、メンタルを害しそうなくらいの状況である人は、転職を検討してみてもいいかもしれません。
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