今回は公務員試験の個別面接がWeb面接になった受験生に、Web(オンライン)面接対策の方法についてシンプルにご紹介します。
- Web面接なんてしたことなくて不安、、、
- Web面接ならではの注意点は?
- Webでの模擬面接を受けれる場所を探しているんだけど
このような受験生に役立つ情報を掲載しています!
記事の信頼性:執筆者は元県庁職員(約10年間)。公務員(県庁職員)から公務員(学校事務職)への転職経験あり。現在公務員試験アドバイザーとして活動中。
公務員面接試験のWeb(オンライン)面接の対策方法
様々な自治体がWeb面接を実施
多くはありませんが、様々な県や市でWeb面接が過去に実施されました。
例えば、
- 新潟県職員採用試験(就職氷河期世代) 自分のパソコン等か県庁内の設備を利用(Zoom)
- 長野県職員採用試験(大卒程度) インターネット環境がない場合は県機関に来て長野県のWeb会議システム等を利用
- 富士市職員採用試験 Web会議用システムを利用
- 生駒市職員採用試験 Skypeを利用
必ずWebでの模擬面接をしておく!
面接対策では、「場数を増やす」つまり「模擬面接」を数多くこなすことが重要です。
なので、Web面接であれば、当然「Webでの模擬面接」を受けることがポイントになります。
方法としては、いろいろと考えられます。
従来の対面形式の模擬面接をしてくれている大学のキャリアセンターや教授、公務員予備校などにwebでの模擬面接をお願いするのも良いでしょう。
また、大手公務員予備校で質の高いWeb(オンライン)模擬面接のみの受講が可能なところがあります。
遠方で近くに公務員予備校がない受験生は、Web模擬面接なら自宅でも受講可能ですので、一度経験しておくと効果的だと思います。
多忙な社会人にとっても、Webでの模擬面接は自宅で可能なので、効率よく面接対策ができます。
おすすめは公務員予備校の「模擬面接専用コース」!
公務員試験に対応している予備校はいくつかありますが、例えば公務員予備校の「資格の大原」では、
Skypeを利用した「オンライン模擬面接」を実施しています。
模擬面接のみの受講も可能となっていて、特に独学者におすすめです。
【内容】
プロ講師陣がマンツーマンで面接指導をしてくれます。
オンラインだから校舎へ通えなくても大丈夫。
また、面接カードの添削も行っています。(事前に送付が必要)
【費用】
費用は1回25分3000円と格安です。
気になる方は↓
Web(オンライン)面接の注意点
Webを利用する以上、対面での面接試験にはない注意点がいくつかあります。
服装・髪型などは対面式と一切変わらない
試験会場に行かないからといって、服装や髪型などが自由というわけではありません。
通常の対面式と同じようにしっかりとした身なりで試験に臨みましょう。
試験を受ける場所
自分のパソコンやスマホでWeb受験を受ける際は、「場所」に細心の注意を払いましょう。
自宅で受ける人もいるかもしれませんが、来客や電話、隣人、家族等の騒音など突然何かのトラブルが起きるかもしれませんので要注意です。
また、「明るさ」も大切です。
事前に照明の強さやライトの位置等を確認し、画面にどう映し出されるかチェックしておきましょう。
通信環境
通信環境によっては、映像や音声に不具合が生じる場合があります。
アパートなどで速度制限がかかるような環境の受験生は特に注意してください。
なお、生駒市では以下のような注意点を挙げていました。
通信機器のトラブル等による面接の遅延、中断等があっても面接時間の延長及び日程の変更は一切行いません。
背景
自宅などで試験を受ける場合は、プライベートなものが背景に映り込まないように注意しましよう。
落ち着いた色の壁やカーテンなどを背景にしたほうが無難だと思います。
タイムラグ
通信状況の環境で質問や回答にタイムラグが生じる可能性もあります。
いつもよりも落ち着いて、早口にならないように注意しましょう。
画面との距離
近すぎても、遠すぎてもいけません。
自分がどの程度の大きさで映るのか、映り具合も注意しながら試験を受けましょう。
声の大きさ
声の大きさは最初に設定すると思います。
しかし、途中で少し動いてマイクから離れてしまうと小さいな声になってしまいますので、回答する時は常にマイク位置を意識しましょう。
それと声をいつもより若干大きめで話したほうがいいでしょう。
目線
目線は面接官と合わすのが基本です。
ですが、Webカメラの位置によっては、画面上の面接官をみていると、面接官側からは目線が下がっているように見えているかもしれません。
これはカメラの位置やシステム次第だと思いますが、いづれにしても慣れが必要だと思いますので、模擬面接の際にしっかりチェックしてもらいましょう。
ZoomやSkapeなどシステムの使用方法
基本ですが、試験当日に初めてZoomなどを使用するようなことがないようにしましょう。
実際に何度も利用して操作方法や不測の事態のさいの対応策も覚えておきましょう。
スマホでOKだけど、充電に注意!
スマホでの受験が許されているところがほとんだと思いますが、その際には「充電」には十分注意しましょう。
特に古い機種でWebで数十分もやりとりをしているとあっという間に電池切れしまう場合もあると思います。
可能であれば、充電しながらの状態にしておいたほうが無難ですね。
まとめ ~web(オンライン)での模擬面接の場数を増やす~
ここまでWeb面接の対策方法についてご紹介しました。
環境は変わりますが、面接自体の内容は変わりありません。
模擬面接を繰り返して、いち早くWeb面接という環境に慣れて、面接本来の対策に時間をかけましょう。
なお、「面接のコツ」や「求められる人材」、「想定質問リスト」などについては以下の記事をご覧ください。
公務員試験(面接試験)に合格するコツ!面接カードと場数が重要!
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