今回の記事では、定年退職後の公務員の生活について、さくっと解説します。
この記事を読むことで、
「公務員の定年退職後の働き方」
などを知ることができます。
※なお、本記事は人事院の「令和2年退職公務員生活状況調査」をもとに作成しています。
定年退職した公務員の約9割が老後も働きたいと思っている
調査結果によると、定年退職した公務員のうち、「約9割が定年退職後も働きたい」という回答をしています。
そして、その一番の理由としては「日々の生計維持のため」となっています。
65歳まで働きたい人が最も多い
いつまで働きたいかという質問には、「65歳まで働きたい」という公務員が最も多い結果となりました。
次いで、
- 「年令に関係なく、働けるうちはいつまでも働きたい」
- 「老齢厚生年金支給開始年齢まで働きたい」
とする順番になっています。
しかし、65歳までは働きたいという人が多数、、、生計のためとはいえ、みなさんの仕事への向き合い方、凄すぎます。
実際に約9割の人が仕事に就いている
調査によると、約9割の退職公務員が実際に定年退職後も仕事に就いているという結果になっていました。
そのうち8割は「国の機関の再任用職員」。
ちなみに、再任用後のポストですが、
- ラインの役職14%
- スタッフ・専門職44%
- 係員33%
となっています。
係員が意外と少ないのに驚きました。
やはり、管理職までしてきた退職公務員を係員とするのは気がひけるのでしょうか。
仕事に就いていない人の理由
退職公務員のなかでも約1割の人は仕事に就いていません。
その一番の理由としては、「しばらく休んだ後、また考えたい」とのことでした。
やはり、40年近くも働いてきたのですから、定年退職公務員の中にも、
「一休みしたい」
「もう働きたくない」
という人も一定数いるということですね。
ただ、やはり生活のことを考えると、再び働き出す人も多いのではないかと思います。
まとめ
ここまで、公務員の定年退職後の生活状況について紹介してきました。
思っていた以上に、「定年退職後も働きたい」、そして「実際に働き続けている人が多い」のが印象的でした。
また、働きつづける理由が「生計維持のため」ということで、驚きました。
将来安泰とされていて、約2,000万円の退職金をもらう公務員でさえ、働き続けなければならない老後、、、。
ぜひ、若いうちから貯金をしたり、資産運用をしたり、なにかしらの対策をしておいたほうが良さそうです。