30歳になり、相変わらず貯金できず、このままでは本当にまずいかもと心配になり、わらをもつかむ思いで「お金に関しての本」を読み始めました。
お金の相談は、友人にしづらかったり、アドバイスしてくれる人が周りにいなかったので、「本で勉強する」一択でした。
そこから、5年経ち、35歳になった今、お金の知識もある程度増え、お金に関する状況は好転してきています。
これも全て、30歳の頃、お金の勉強を始めたおかげです。
この記事では、「お金のことで後悔をしてほしくない」一心で、これまでの反省と今あるお金の知識をもとに書きました。
これから資産運用を始めようとしている公務員の「お金への考え方」が少しでも好転してくれれば幸いです!
お金の知識の必要性
公務員に入庁して一ヶ月ぐらい経つとポンっと、15万円とか20万円とか、初任給が口座に入ります。
そこから、毎月決まった日に決まったお金が口座に振り込まれる生活が始まります。
年に2回ボーナスも支給されます。
社会人ですので、当然自分で稼いだお金は自由に使っていいわけです。
そうすると
「どう使おうかな、何に使おうかな。何して遊ぼうかな、何買おうかな。」
と普通の人はなるわけです。
ここでお金の知識があるとないとでは、その後の人生に雲泥の差がでます。
まさにターニングポイントです。
そこで、必要になるのが、ズバリ「お金の知識」(金融リテラシー)です!
ですが、お金の知識については、小学校、中学校、高校、大学では何も教えてくれません。
知識がないため、先輩や親など身近な人達のお金の使い方をいつの間にか参考にしている人が多いのではないでしょうか。
お金の知識がないと損をする、、、(例:リボ払い、宝くじ)
お金の知識がないと、損することや後から後悔することが、本当に多くなります。
リボ払い
例えばですが、社会人になれば、クレジットカードを作る人がほとんどでしょう。
その際に、「リボ払い」って単語、出てきますよね。
リボ払いとは簡単に言えば、月々の支払いを決まった額にできるという支払い方法です。
普通、クレジットカードで10万円の家電を買うと、翌月に10万円一括で銀行口座から引き落とされます。
ですが、支払い方法をリボ払いにすると、月々の支払いを1万円などに固定することが可能となります。(額は様々設定できます)
毎月の支払いが少なくなるので、お得だ、こりゃ良いと利用します。
しかし、リボ払いのことをちょっと勉強すれば分かることですが、リボ払いはなんと、支払い残高に応じて毎月「手数料」がかかっているのです。
【10万円の支払いを実質年率10%のリボ払い(毎月1万円支払い)にした場合の毎月の手数料】
10万円×0.10×30日/365日=821円
つまり、毎月1万円の支払いにプラスして、821円を手数料として余計に支払わなければなりません。
この点を理解せずに、次から次へとリボ払いで買い物を続けると、気づいたときにはかなりの手数料を支払っている状況になってしまいます。
宝くじ
例えば、手っ取り早くお金持ちになりたいから、宝くじを買うとします。
当選すれば、とんでもない額のお金を手にすることができる宝くじですが、「当選確率」を調べたことはありますか?
2019年の年末ジャンボ宝くじ、1等7億円の当選確率は、2000万分の1。
東京都の人口が約1400万人。
ありえませんが、もしも東京都にお住まい方が1人1枚宝くじを購入した場合、誰も当たらないぐらいの確率です。(極論ですが)
(でも、運が良ければ億万長者。買わなきゃ当たらない。しかも宝くじの収益の40%は公共事業に使われいますので、寄付するつもりで購入している人もいます。)
あくまで簡単な一例ですが、このようにお金の知識がないということは、本当に怖いことです。
私が今過去に戻れるなら、新社会人になった自分に会って、
「お金についてしっかり勉強しろ、知識を身につけろ」と言いたいです。
20代頃の私のお金の支出
知識がないまま、その場その場の判断で、湯水の如くお金を使い続けていると、いつか後悔します。
20代の私のお金の支出状況は、
- 貯金はほぼなし(給料が上げっていけば、勝手に貯金額が増えていくだろうと思っていた)
- 外食しまくり(コンビニも利用しまくり)
- 友達と遊び呆ける(旅行、カラオケ、ショッピング、ドライブ、趣味、、、)
- 資産運用一切してない(株式投資って何?難しそう)
- 財形貯蓄などをしていたがよく下ろしていた
- 生命保険、自動車保険はろくに考えず、営業のお姉さんの言われるがままのプランに加入
- 奨学金、自動車のローンの返済
- 給料日直前はいつも銀行の預金残高確認してハラハラ
- 途中で行かなくなったジム
- 途中で続かなくなった速読の通信教育
- 無駄に高い家賃のアパートに引っ越す
- 宝くじ、toto
30代になり、お金の勉強をすればするほど、20代の自分がどれほど愚かな行動をしていたか、ほんと自分に説教したくなってきます。
お金の勉強の方法
勉強と言っても、数学や英語、理科社会のような学問を勉強するわけではありません。
本屋で、初心者向けのお金についての面白そうな「本」を一冊つまみ食い程度に読書すれば良いです。
どこの本屋に行っても、お金についてのコーナーがありますので、そこで簡単そうなシンプルな本をチョイスすれば良いです。
ちょっと読み進めれば、まじか!なるほど!そうだったのか~と、目からウロコなことが多く、びっくりすると思います。
ちなみに、私が初めてお金の勉強として読んだ本は、
「みんなが知らないお金の仕組み お金の教養」著 泉正人、だいわ文庫
お金の知識を得たことで変わったこと
私は、お金の勉強をすることなく、20代は遊び呆けていました。
30歳の時、収入は世間並みにありましたが、ほとんど貯金がなく、とても悩みました。
そんなときに、ふと書店でお金の知識について書かれた本を読み、そこからお金への考え方、向き合い方が変わりました。
この時から、ジャンルを問わず、お金に関する様々な本を読み、知識を習得し続けています。
その結果として、この5年間で変わったことをいくつか挙げると、
- 貯金が数百万円増えた
- 転職した(お金持ちになりたい、1人で稼ぎたい、不労所得が欲しいということで公務員を辞めた。)
- 無駄使いが減った(特に食費や娯楽費が減った)
- 資産運用をはじめた(株式投資や確定拠出年金など)
- 自己投資が増えた(読書する時間を増やしたり、資格取得をしたり)
- 自動車保険、生命保険、スマホなどをプラン全て見直し(月額支払い額、半分以下に減りました)
- 仕事関係や本当に必要なことには、しっかりお金を使うようになった
この変化は、全て「お金の勉強」をしたことで、起こり得たものです。
確実に人生が好転してきています。
20代の私と同じようにお金で失敗をする、後悔をする人を減らしたかったので、本記事を書きました。
少しでも多くの人のお役に立てば嬉しいです。