今回の記事では、技術系公務員の専門試験対策ができる公務員予備校(通信講座)について、元公務員が紹介します。
おもに、
- 独学が苦手で公務員予備校を利用したい技術系受験生
- 予備校のメリットを知りたい技術系受験生
に役立つ記事となっています。
- 技術職も対象としている予備校(通信講座)3社を紹介
- 独学に比べて予備校は高額になるが、「質問ができる」「担任がフォロー」「面接や論文対策」など充実したサポートがある
- 独学でも十分合格は可能だが、独学が苦手な人は予備校も前向きに検討を
最初に比較表を載せておきます。
この記事を書いた人
公務員予備校(通信講座)のメリット・デメリット
独学、公務員予備校(通信講座)どちらにもメリット・デメリットが存在します。
どちらが正確というものではないので、あなたの適性・性格から独学か予備校(通信講座)かを判断してもらえればと思います。
土木・農業・心理・福祉など技術職対応の予備校(通信講座)
私が知っている公務員予備校11社調べましたが、技術職専門試験を対象としている講座がある予備校は
- LEC(公務員サイトはこちら )
- クレアール(公務員講座TOP )
- TAC(公務員講座TOP)
の3校でした。
【調べた公務員予備校(通信講座含む)】
実務教育出版、東京アカデミー、LEC、大栄教育システム、伊藤塾、クレアール、アガルート、ユーキャン、たのまな、大原、LEC
※東京アカデミーにも理工系の工学基礎の講座がありましたが、一部のみだったので今回は省いています。
それでは、「LEC」と「クレアール」と「TAC」の比較です。
(費用は「教養科目+専門科目コース」の場合です)
LEC | クレアール | TAC | |
---|---|---|---|
対象職種 | 土木、建築、電気情報、機械、化学、農学、心理、福祉 | 土木、建築、機械、電子電気情報、心理、福祉 | 土木、建築、化学、デジタル電気電子、機械、心理、福祉 |
受講スタイル | オンライン講座 | オンライン講座 | オンライン講座 |
費用(一例) | 2024年合格目標 地方上級・国家一般職 土木職合格コース(理系公務員) 305,000円(税込) 教養カットタイプ 210,000円(税込) | 2024年合格目標 速修技術系公務員コース(土木) 260,000円(税込)→セール価格213,200円 教養カットタイプ 220,000円(税込)→セール価格180,400円 | 2024年合格目標 土木職本科生 Web講座 308,000円(税込)+入会金10,000円 教養カットタイプ 209,000円+入会金10,000円 |
特徴 |
|
|
|
論文・面接対策 | ○ | ○ | ○ |
模試 | ー | ○ | ○ |
模擬面接 | ○ | ○ | ○ |
担任制 | ○ | ○ | HR |
質問 | ○ | ○ | ○ |
特徴(メリット) | 教養科目対策を抜いた専門特化のカリキュラムがある(費用がお得) | オプションで受講延長可能(1年間) | 教養科目対策を抜いた教養カットタイプあり(費用がお得) |
合格実績 | 2023年合格者3,567名(延べ人数) (2023年11月7日速報値) | 2022年合格者数325名(実人数) | 2022年度最終合格者5,314名(延べ人数) |
HP・資料請求 | 公務員サイトはこちら | 公務員講座TOP | 公務員講座TOP |
(※2024年1月22日現在の情報です)
LEC:東京都Ⅰ類A(建築)、特別区Ⅰ類(建築)合格(男性)
【LECを選んだ理由】
私は技術職を受験する予定でしたので、技術職のコースにも力を注いでいる予備校に通おうと考えていました。いくつかの予備校の説明を聞いたところ、LECの技術職系のコースが1番充実していると思ったので、LECを選びました。特に、専門職の記述試験に対応した授業を行っていることで、心強く感じました。また、面接練習に関しても、他の予備校以上に力を注いでいると説明を受け、二次試験にも安心して臨めると感じたことも大きかったです。
(引用:LEC HP)
クレアール:長崎県(心理)合格(24歳)
【クレアールを選んだ理由】
心理職での公務員を目指しており、専門職に強い予備校を探している中でクレアールを見つけました。当初は通学型の予備校を検討していましたが、大学院でのスケジュールが詰まっていたこともあり、オンラインでも十分に対策ができそうなクレアールを受講することに決めました。
(引用:クレアール HP)
TAC:国家総合職(院卒者・工学区分)合格(21歳・女性)
【通信講座で、試験も研究も諦めない】
理系の場合は、学習もしたいけれど研究で忙しいという人は多いと思います。Web通信講座は研究と学習を両立させたい人にとてもオススメです。Web通信講座でも通学生と講義内容は変わらず、質問や相談、論文添削などのサポートも手厚く受けることができました。
(引用:TAC HP)
まとめ
メリットが多い予備校ですが、やはり費用の高さが最大のデメリットです。
お金に余裕がない人は、無理と予備校を利用しなくても、市販の参考書や教科書や授業資料などを利用しての独学でも頑張り次第で合格は可能です。
独学の勉強方法についてもネット上にたくさん情報がありますので調べてみてください。
ただ、
- 独学がかなり苦手
- 独学で公務員試験に失敗した
- 講義形式のほうが勉強しやすい
という人は、予備校の利用を前向きに検討してみることをおすすめします。
「質問ができる」「担任がフォロー」「論文や面接対策」までサポートしてくれる予備校のメリットは独学にはない非常に魅力的な部分です。
なお、林業については、私の勉強法を記事にしていますので、そちらを参考にしていただければと思います。
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