今回の記事では、公務員に特化したデザイン本について、さくっとご紹介します。
この記事は、
チラシ、ポスター、広報誌、SNS、パワーポイント作りなどで困っている公務員
に役立つ記事となっています。
公務員専用のデザイン本を元県庁職員が紹介!
公務員はデザイン術を求められる仕事も多い
パソコンの前でもくもくと文書を作成しているイメージが強い公務員ですが、デザイン術が求められる場合もあります。
例えば、何かイベントを実施するときは、
- イベント開催の通知文
- プレスリリース
- イベントのチラシ、ポスター
- 広報誌に掲載したり
- 当日の案内板
- 企画書づくり
などが必要となり、予算がないときは職員自らが自力で作成しなくてはいけません。
しかし、日常業務で忙しく、デザインまでなかなかこだわれない人が多いのが実情です。
デザインに関する専門のスタッフがいるわけではないですし、公務員もデザイン知識があるわけではありません。
上手な人は上手だし、下手くそな人が作成すると味気ない微妙なチラシやポスターが出来上がってしまいます。
そういったデザインに関する何か良い本などがないか探していたところ、「公務員専用のデザイン本」を見つけました。
この本にはデザインのルール(基礎知識)が書かれていますし、フルカラーでの豊富な実例が多数掲載されています。
非常に分かりやすかったので、紹介します。
おすすめの公務員専用のデザイン本
今日おすすめするのは、現役の公務員で、広報・プロモーションを担当されている方が書かれた以下の本です。
「すぐに使える!公務員のデザイン大全」(著者 佐久間 智之、学陽書房、2019)
(画像をクリックするとamazon商品ページに進みます)
この本では、「10のデザインルール(基礎知識)」と以下のタイプの「具体例」が本当に豊富に掲載されています。
- 通知書
- お知らせ
- チラシ
- ポスター
- SNS
- ホームページ
- 広報誌
- 企画書
- パワーポイント
各ページに「悪い例」と「良い例」が見比べられるようになっていて、本当に分かりやすいです。
全157ページに、悪い例良い例が50個以上掲載されています。
この具体例をみるだけで、気をつけなければいけないことがすぐに分かるようになっています。
そのため、チラシやポスターづくりなどが必要となったら、その都度この本をちょっと見返してから作成することで出来栄えはだいぶ変わってくるでしょう。
ぶっちゃけ、私が作成してきたデザインはほとんど悪い例に分類されていました。^^;
デザインの本はたくさん出版されていますが、現役の公務員が書かれた公務員用のデザイン本はほぼありません。
現役の公務員が書いているからこそ、参考になるポイントが多いですし、読んだその日からすぐ実践で活用できます。
参考までに、2種類の具体例を挙げておきます。
(本書購入すると4種類のテンプレートがword形式でダウンロードできるようになります。)
どちらもあきらかに見やすいですよね。
文字の量、色の使い方、デザイン、本当に参考になります。
本書ではこういった具体例が多数掲載されています。
まとめ
デザイン力を向上させるには、デザインのコツを知ること、そして具体例をたくさん見ることが大切です。
多忙を極める中で、なんとなくないがしろにされがちなデザイン。
ですが、もっとも住民などに視覚的に訴えかけるものです。
その通知文、そのチラシ、その広報紙、そのホームページのデザインひとつで住民からの公務員や行政をみる目が変わってくると思います。
なんとなく、ド素人感半端ない味付けないチラシなどでは、住民の読む気も失せますし、やる気あるのかなと思ってしまわれかねません。
たかがデザイン、されどデザイン。
職員側も楽しみながら、みんなで知恵を出し合って良いものを仕上げていきたいものですよね。
最後に、今回のおすすめした本の著者の言葉を引用して終わりにしたいと思います。
330万人いると言われている公務員の広報力やデザイン力が1%でも上がれば、住民サービスと公務員の働き方が向上し、日本が元気になると信じています。本書を手にとってくださった皆さんが、「デザインは楽しい!」と感じ、また、まちのFAN=FUNを増やしていただければ幸いです。