私は人生において非常に後悔していることがあります。
それは大学・就職先の決め方です。
大学は、野生動物を守りたいということで野生動植物を学べる大学・学部・学科を選びました。
就職先は、地元に戻り、大学での勉強を活かせる、そして安定していて親が喜ぶ職業ということで、公務員を選びました。
それから、10年以上経ちました。
私は今、フリーランス兼個人投資家として生きています。
今、素直な気持ちとして、
- なぜ、もっと将来のことを考えて大学を選ばなかったのか
- なぜ、公務員という職業を選んだのか
- なぜ、他の仕事も検討しなかったのか
という気持ちがあり、とても後悔しています。
当然ですが、学生もいずれ社会人になり、何かしらの方法でお金を稼がなくてはいけません。
これは全ての人が共通します。
なのに、どうして高校3年の私は、大学4年の私は、そのことをしっかり意識して進路や就職先のことを決めなかったのか。
今振り返ると、本当にお金に対して無知だったと思いますし、そのことを気づかせてくれる大人や教育環境がなかったことが悔まれます。(甘えもありますが)
なので、今回は、大学・学部を選ぶ高校生や就職活動を控えている大学生に向けて、「働き方・稼ぎ方を考慮した進路の決め方」について、アドバイスしたいと思います。
少しでも参考していただければ幸いです。
大学や学部の決め方
大学選びは、「関心がある分野、好きなことを学べる大学・学部を選べばいい」と先生方から言われると思います。
ただ、一つどうしても言いたい。
「その大学に入ったことで、4年後やりたかった仕事ができるようになるか、あるいは就職してからその大学で学んだスキルを十分に活用できるか」
ここがしっかりしていないと、ただただ大学に行って、それなりに学んで、どこかの会社に就職するだけの流れになりかねません。私のように。
大卒という学歴だけが欲しいからという理由で大学に行っても、お金も時間も損をすることが多いと思います。
将来のことを考えられない、決めかねている人は、受験勉強よりもまずは将来に関することを徹底的に勉強すべきです。
何を勉強するかは色々とあると思いますが、私がおすすめするのは「お金の勉強」です。
お金の勉強をする過程で、
- 稼ぎ方
- 働き方
- 職業
を学んでください。
世の中には、本当にたくさんのありとあらゆる職業があります。
その中に、自分がやってみたい仕事や興味がある職業がきっと見つかります。
そのうえで、その仕事に必要なことが学べる大学・学部あるいは専門学校を選んでほしいのです。
なんとなく就職して、毎日社畜のように働いていると、自分は何のために働いているんだろうと思う。
そして、転職を考えるようになる。
もっと自分に向いている仕事があるはずだと。
そこで、色々と調べ始めると、始めて世の中にはこんなにもたくさんの稼ぎ方・職業があるのかということを知る。
その中に自分のやりたい仕事が見つかった。
しかし、、、
- 資格が必要だった
- 大学で特殊なスキル・知識を学ぶ必要があった
- 専門学校を卒業している必要があった
- そもそも大学を卒業する必要はなかった
- 弟子入りしなければいけなかった
- 年齢制限があった
- 若いほうが圧倒的に有利な職種だった
など、、、、。
こういうことになることだけはどうしても避けてほしい。
今勉強している本をちょっと置いて、とりあえずネットで「職業 一覧」と検索してみよう。
図書館で職業を網羅してある本や図鑑、辞書を見てもいい。
ちょっとだけでいい、勉強の休憩時間でもいい、ちょっと将来のこと、お金のことを勉強してみよう。
今から一週間かけて、お金の勉強をして、その中で働き方・稼ぎ方・職業を学ぶことで、その後の人生が激変する可能性が大いにあります。
今ある赤本が違う大学の赤本に変わる可能性も十分あります。
自分は、この職業・この稼ぎ方で生きていくから、この大学・学部を選んだと胸をはって答えられるぐらいでいてほしいのです。
就職先の決め方
大学3年生になると、就職課などで就職活動のオリエンテーションが開催されます。
それをきっかけに一気に楽しい大学生活から厳しい就職活動生活が始まっていきます。
もし、将来のことを考えずに、なんとなく大学に入った人は、相当苦労する戦いが始まります。
この段階で、ようやく、自己分析・業界研究から始めるわけですから。
でも、そこの部分は本当はできる限り高校3年生の時点で済ましてほしい。
逆に、将来の職業・働き方を決めてはっきりとした目的があって大学に入った人は、どうするかを十分分かっているし、その準備が大学1~2年でしっかりできているので、極めて順調に進路を突き進んでいくことができます。
「高校生の時点で将来を決めすぎるには早すぎる、まだ判断がつかない」という助言してくる大人もいますが、自分自身で判断していきましょう。
私は様々な選択肢があることを知ったうえで、行動をしたほうが絶対に良いと考えています。
それは自分が今すごく後悔しているからです。
自分の子供には、小さい頃からたくさんの働き方・稼ぎ方・職業があるということを伝えたいし、その参考となる様々な本や情報、体験を与えたいと思っています。
例えばですが、私の同級生で大学で学んだことを活かせる職業についた人はほんとわずかでした。
就職活動をして、受かった企業のなかで一番待遇が良いところに行く人、とりあえず公務員試験を受けて合格できたらラッキーみたいな人もいました。
そこでは、大学で学んだ学問の知識は関係ありません。
(レポートを書く技術、パワポで説明するスキル、PCスキルなど一般的な事務スキルに役立つことはあると思いますが。)
なぜ、もっと将来のことを考えて、大学を選ばなかったのか、なぜ学生生活を惰性で過ごしてきてしまったのか。
くれぐれも後悔してほしくありません。
就職先は会社員か公務員しかない。→それは思考停止状態です。
視野を少し広げて考えるだけで、会社勤めや公務員以外にたくさんの職業があることに気づけます。
会社勤めでは到底稼ぐことの出来ない収入を得ることができる働き方だってたくさんあります。
在宅で働くことだってできます。
海外で旅をしながらできる仕事もあります。
例えば、、、
- 世の中に役立つ会社を立ち上げ、起業家として大金持ちを目指す
- かなりのコミュ障の人は、組織では働かず1人だけで稼げる働き方を選んでいきていくのもいい
- 投資家になり、企業を応援しながら、値上がり益・配当・株主優待で生きていく
- 青年海外協力隊で困っている人の役に立つ
- フリーのプログラマーでゲームアプリを開発して大金持ちになったり
- フリーカメラマンになったり、写真館をのんびり経営する
- YouTuberやブロガーだけで生きていく人もいる
- 小説家になって本をたくさん出版したり
- 厳しい世界だけどミュージシャンを目指す人生もあり
- 今話題で今後増えていきそうなプロゲーマー
- 水族館で憧れのドルフィントレーナーになる
- 自分はプロになれなかったが、プロのスポーツ選手を裏で支えるスポーツトレーナーになりたい
- 夫婦でパン屋を営む
- 農業をしてブランド品をつくり稼ぐ
- 大自然の中で働ける林業
- 人気のブルーベリー観光農園経営者
- 靴職人、陶芸家、木工職人などの職人として生きていく
- 雑貨が好きなら雑貨クリエイターや雑貨屋
- おしゃれなカフェを経営する
- フリーのライターになって世界を旅しながら生きる
、、、少し考えただけでも、どんどん溢れ出てきます。
しかしながら、とても狭い視野で、みんながやっているから就職活動をしないといけない、エントリーシートを書いて、面接を受け、会社に入社するという枠しかないと思ってしまう思考停止状態にハマってしまう人が非常に多いんです。
いざ、働きだしてから、なんで自分はこの企業を選んでしまったんだ、そもそもなんで会社員という生き方を選んだのだろうと後悔するわけです。
無理して、社畜状態を続けた挙げ句、精神を病んでしまい会社を去っていってしまう人も思っている以上にいるんです。
それだけは避けましょう。
別記事になりますが、
【2020年厳選】一人でお金を稼ぐ方法70選!(一人で働く方法)
で、1人で稼ぐ方法を多少紹介しています。
組織の中で働く以外にも、働き方はたくさんあることを知ってもらいたいです。
参考にしてみてください。
周りの目を気にして就職先を決めると後悔する
親、親戚、先生、友達、、、。
働き方を決める際に、きっと助言をしてきてくれる人がいます。
ただ、その助言を鵜呑みにしてはいけません。
多分、助言をしてくれる人の多くは、あなたの幸せを願うあまり、リスクのないほうへないほうへ誘導してきます。
安定しているから公務員になりなさい、大企業に入れば将来安泰だから、世間一般的にみてリスクがない生き方・働き方をするよう促します。
そこで、
- あなたが起業するとか
- カフェを経営する
- YouTuberになる
- 小説家になる
- プロゲーマーになる
- 投資家になる
と世間一般的からみたら少数派の生き方をしていくと言えば、あなたのことを思って、止めてくる人がほとんどでしょう。
その助言を受けて、やっぱり公務員や少しでも大きな企業に入社したほうが良いんだな、世間体も良いしとなってしまう人が多いと思います。
ですが、そこで本当にそれでいいのか、よくよく検討しましょう、自分ひとりで、客観的な情報が書かれている本を参考にしながら。
そうでないと、あとあと後悔する可能性が高まります。
中には、ああ親の言うことを聞いておいて良かったという人も中にはいます。
逆に、会社勤めを始めて、30歳を過ぎたころ、ああやっぱり自分がやりたかったあっちの道を歩んでいたらなぁと後悔する人もいます。
どの進路が正解ってことはありません。
なので、最後は自分が納得したうえで、進む道を決めてほしいと思います。
人生途中から軌道修正もいくらでもできます。
ただし、時間だけはどうしてもあがいても戻ってきません。
そのため、すでにその状態では就けない仕事もでてきます。
そのことだけは忘れないでください。
自分の力で自分の道を切り開いていきましょう。
そのためには、「自分自身でお金・稼ぎ方・生き方の勉強をする必要がある」ということを覚えておいてください。
最後に、勉強するにあたり、参考の本やサイトをご紹介して終わりにしたいと思います。
さいごに ~オススメの本&サイト~
- 「金持ち父さん貧乏父さん」、著者 ロバートキヨサキ、筑摩書房
- 「お金の教養」、著者 泉正人、だいわ文庫
- 「日本の給料&職業図鑑」、著者 給料BANK、宝島社
- 「新13歳のハローワーク」、著者 村上龍、幻冬舎
- なりたいが見つかる職業情報サイト 「キャリアガーデン」
その他、本当にたくさんの本やサイトがあります。
図書館などにもありますので、気になる人は一度手にとって見てくださいね。
キャリアガーデンさんは約600の職業を網羅しています。
私もよく利用していました。