今回の記事では、地方公務員のボーナスの平均支給額とランキングについて、さくっと紹介します。
- 都道府県職員のボーナス平均支給額は約155万円
- ランキングは、都道府県1位は東京都で178万円、市区町村1位は京都府木津川市で約197万円
- 民間企業の平均は、約130万円
地方公務員のボーナス平均支給額とランキングを紹介!

なお、今回のデータは、総務省の「給与・定員等の調査結果等」から引用しています。
地方公務員のボーナス平均支給額
それでは、まずは地方公務員のボーナス平均支給額です。
区分 | ボーナス計(期末手当+勤勉手当) |
---|---|
都道府県 | 1,553,072円 |
政令指定都市(大都市) | 1,621,775円 |
市区町村 | 1,467,636円 |
(数値は一般行政職の支給額です。)
ボーナスは、都道府県職員だと年間で平均約155万円でした。
でも、コロナ禍だった2020年、2021年、2022年にしっかり年2回ずつ、しかも前年とあまり変わらないボーナスが支給されているあたり、公務員さすがの安定性です。
地方公務員のボーナスランキング(都道府県別)
続いて、都道府県別のボーナスランキング(1~3位と最下位)を紹介します。
順位 | 都道府県名 | ボーナス(期末+勤勉手当) |
---|---|---|
1位 | 東京都 | 1,775,800円 |
2位 | 広島県 | 1,699,100円 |
3位 | 茨城県 | 1,692,700円 |
~ | ~ | ~ |
最下位 | 鳥取県 | 1,345,200円 |
結果、1位は東京都で約178万円、最下位は鳥取県で約135万円になりました。
それにしても同じような仕事をしているのに、東京都と鳥取県では45万近く差があります。
物価とかの関係もあるでしょうが、それにしてもこの差はヒドイような気が、、、
地方公務員のボーナスランキング(市区町村別)
続いて、市区町村別のボーナスランキング(1~5位と最下位)を紹介します。
順位 | 市区町村名 | ボーナス(期末+勤勉手当) |
---|---|---|
1位 | 京都府木津川市 | 1,974,400円 |
2位 | 大阪府田尻町 | 1,839,200円 |
3位 | 東京都国分寺市 | 1,801,100円 |
4位 | 静岡県小山町 | 1,797,400円 |
5位 | 東京都墨田区 | 1,796,700円 |
~ | ~ | ~ |
最下位 | 奈良県川上村 | 745,500円 |
結果、1位は京都府木津川市で約197万円、最下位は奈良県川上村で約75万円になりました。
参考 民間企業のボーナス平均支給額
さいごに、比較のために、民間企業のボーナス平均支給額を紹介します。
数値は令和4年夏と令和3年冬で、500人以上の事業所の平均支給額となります。
夏季(令和4年夏) | 年末(令和3年冬) | ボーナス計(夏季+年末) |
---|---|---|
673,602円 | 621,724円 | 1,295,326円 |
(引用:厚生労働省「毎月勤労統計調査(全国調査)」)
結果、民間企業のボーナス平均支給額は約130万円でした。
ちなみに、事業所の規模が小さくなればなるほど平均支給額は低くなっていました。
まとめ
ここまで、地方公務員のボーナスについてサクッと紹介してきました。
結論、
- 「都道府県職員のボーナス平均支給額は約155万円」
- 「都道府県職員より指定都市職員のほうが平均支給額が高い」
ということが分かりました。
その額が高いのか低いのかは比べる民間企業にもよりますが、毎年年2回必ずボーナスが支給される点は正直羨ましいです。
実際、公務員を辞めてみた今、強く実感しています。
なんとなくの個人的感覚ですが、「民間に比べると公務員は、月給は安いですが、ボーナスや手当を合わせた年収はわりと高め」ような気がしています。
(まわりの民間に勤めている友人達の給料や年収を聞いているとそんな印象を受けました)
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